2018年12月28日金曜日

今日で今年の授業は終わりです。

本日で年内の授業は終了です。1月4日から新年の授業が始まります。

受験生にとって、明日から4日までは休みというわけではありません。11月の中間テスト以降やった様々な問題の復習をします。新しいことを身に着けるわけではありません。今までにやったことを一つずつできるようにすることです。できるはずのこと、できなければいけないこと。それが何か、もう分かっていますね?

受験勉強は辛いばかりではありません。そこには喜びや楽しみもあります。そして、戦略も。後、50日。受験勉強の中で学べることは勉強以外にもたくさんあります。多くの公立中学生にとって、自分の未来のためにする、おそらく初めての挑戦です。充実した日々を送りましょう。みんな、頑張れ!

2018年12月19日水曜日

冬期講習

今週22日までが通常授業です。

23日以降、2019年1月6日まで冬期講習期間です。

新年度の通常授業は1月7日からです。

2018年12月16日日曜日

角って?

年の瀬が迫ると、なぜだか小学生の漢字テストが増えるようです。”今年の漢字”というわけでしょうか?

生徒が間違えた漢字に『角』がありました。真ん中の縦の線が突き出しています。惜しい!

その夜のこと。何気なく見ていた中国語講座で角の真ん中の縦の線が突き出した漢字が登場。”あら、ああいうのもあるんだ。もっとも、中国と日本は違うから”

その翌日(今日です)何気なく見ていた将棋講座の駒の角。やはり、真ん中の縦の線が突き出しているものを使用していました。

私は大雑把な人間なので心の中では”どちらでもいい”と思っていますが、正誤をつけることに熱心な日本の教育ではそうもいかないのでしょうね?


2018年12月12日水曜日

合格者数って何だろう?

通信教育大手Zkai等は東大合格者***人という広告を出します。その通りなのでしょう。ただ、私が知りたいのは不合格者数等です。何人が不合格だったのか?もっと正確には東大コースをとっていた人のうち何人が東大を受け、何人が東大受験を回避したのかです。

大手予備校の東大コースと名付けられたられたコースでは全体のうちの何%が東大を受験しそのうちの何%が合格したのか?

同様なことは県内の大手塾でも同様です。ある高校の合格者数に占めるある塾の合格率とその高校の不合格者に占めるある塾の不合格率です。

こうした数字は表に出ることはないのでしょうが、本当に必要な数字はそこのような気がします。

2018年12月7日金曜日

臨戦態勢

公立高校入試まで2か月となりました。中3の生徒で来れる生徒は塾の授業のない日も塾に来るようにしてください。受験はある意味で団体戦です。みんなで受験を乗り越えていきます。

それにしても、臨戦態勢とか、団体戦とか、受験戦争とか。受験と戦争はパラレルに語られることが多くありました。確かに、団塊の世代が受験期だった数十年前はそういう感じもありました。しかし、今は様相が激変しています。多くの私立大学(特にFランク大学と言われる、どのレベルだと落ちるのか分からない大学)は定員割れをし、選り好みしなければどこかに入れる大学がある時代になりました。いよいよ(やっと?)中身が問われる時代に突入しました。受験が勉強の終わりではなく、始まりの時代なのです。

2018年12月5日水曜日

デジタルか、アナログか?

受験が迫ってくると生徒たちの腕時計使用率が上がってきます。テストの時に携帯を出して時間を見るわけにはいきませんから、当然と言えば当然かもしれません。

デジタルの時代ですから、やはりデジタルの時計の方が多いようです。ただ、勉強やテストにはアナログの方がやや有利なのではないかと思えます。フランスの思想家ベルグソンは時間とは空間的な移動距離だというようなことを言っています。1時間とは長針が360°空間を移動することに置き換えて理解されているということでしょうか。後どれだけ時間があるのか、一題あたりにどれだけ時間をかけれるか、そういった場合は圧倒的にアナログの時計が有利です。空間的に時間を分割できるからです。

もっとも、そう思えるのは私がアナログの時代に育ったせいかもしれません。今の若い人、生まれた時からデジタルで育った人はまた別の感覚があるのかもしれません。

私が大学に入った頃、テキサスインスツルメンツの関数電卓は数万円し、学生がおいそれと買える代物ではありませんでした。実験室に置いてあるレジほどの大きさの計算機を共同で使ったりしていました。カシオの小型で安価な電卓が登場するのはもう少し後です。古い話です。

2018年11月10日土曜日

中3中間終了

中3中間テストが終わりました。ずっと、補習を続けていたためか随分長いテスト期間のように感じました。そして、この日を首を長くして待っていました。

今月末に仮内申が出て、私立高校の専願、併願が決まります。そして、この仮内申が公立高校の入試で用いられます。今後は学校の進度にかかわらず塾の授業を進められます。と言っても、学校よりずっと早くやっているので、今月中にはほぼ全ての内容が終わり、以降、純粋に受験体制の演習になります。公立受検(神奈川県は受験でなく受検です)まであと3か月。教えていて、最も楽しい時期に入りました。生徒にも受検を楽しんでほしい?と思います。みんな頑張れ!

2018年10月16日火曜日

中3前期中間の成績って?

中3前期の成績が出ました。ある生徒が成績が良くなかったことの不満を言っていました。テストの点は悪くない、授業態度も悪くない。提出物もちゃんと出してる。なのに、なぜ?すると、ある生徒が、”今学期は厳しめにつけてるって、先生が言ってた”と。
 
この話はわりに聞く話です。受検を控えて、勉強が疎かにならないように前期は厳しめに成績をつけ、後期中間まで頑張らせる。そして、ちゃんとやっている子は後期中間の後の仮内申でドーンと上げる。という話のようです。

事の真偽は分かりませんが、そうならばそれなりの客観的基準が存在しなければなりません。匙加減というものではないでしょうから。

いずれにせよ、来月初めの中間テストが終われば、内申点を稼ぐための勉強ともお別れです。そして、学力を高めることを主眼とした勉強に邁進することになります。

2018年10月14日日曜日

漢検

小学生を引き連れて、漢検の会場に行ってきました。朝方の雨が止み、平塚を出る頃には青空が見える快適な気候です。会場は藤沢にある日大生物資源学部です。いつ来ても奇麗な会場で、一階はゆったりとしたホテルのロビーのようです。

沢山の受検者に混ざって受検することで、生徒たちには普段とは違った緊張感がありました。閉鎖的になりがちな勉強を外に向かって開いていく一助になったかと思います。

今回は数名の生徒に少し無理をさせました。本来の実力の級より一つ上を受験させたのです。申し込みをしてから受検までに時間があったので、緩い勉強をして受かるべく受かるというより、落ちてもいいので、ちょっと無理をしてみる、チャレンジをしてみる、深く集中してみる。そんな経験をさせたかったのです。必ずしも、私のもくろみ通りとはいかなかったのですが、私も彼らも得るものがありました。

2018年10月10日水曜日

ビーカー君とその仲間たち

授業に来た小学生が”ビーカー君とその仲間たち”という本を持ってきました。休憩時間にそれを読み始めたのですが、あまりの面白さに止められそうにありません。算数も国語も学校より進んで勉強していたので、特別に残りの1コマを読書の時間としました。

面白い本に出合って、その世界に入り込んでいくことは読書の楽しみです。学校の国語の授業のように数べージ読むのに数時間かけていたのでは喜びは得られません。読書を楽しむにはある程度のスピードが欠かせないのです。食事も忘れて集中する。そんな体験を沢山してほしいと思います。

”ビーカー君とその仲間たち”はシリーズになっているようで、生徒はしばらくはその作品を楽しめそうです。私も読んでみるつもりです。

2018年9月12日水曜日

自らの手で、自らの未来を選択する

夏期講習終了時に実施した模試の結果を見て、”勉強って割が良いな!”という、いつも生徒に言っている言葉がまた頭をよぎりました。夏期講習をしっかりやった生徒はそのような結果が出ていました。今回は殆どの生徒が良い結果を出していたので一安心です。

この世の中の様々な行為は、やってもやっても上手くいかない。やってもやっても認められないということは沢山あります。その点、勉強はやったことがかなり直接的に結果に結びつき、評価されます。”勉強って割が良い”とはそういう意味です。逆に、やらなければその結果も直接的に反映されます。その点では厳しい世界です。

公立高校へ進学する殆どの人は、小学、中学を選択することなく自動的に地域の学校に入学しています。高校入試が初めての人生の選択になります。そうして、未来が少しずつ決まっていきます。その為に勉強をしていることを忘れないようにしましょう。生きるということは自らの手で自らの未来を選択をすることでもあります。

2018年9月11日火曜日

力を抜くな

棒高跳びの試合を見ていると、たまに優勝候補が早々に失敗してしまうケースがあります。試技を少なくする(疲労を防ぐ)ため、有力選手は始めの方の試技をパスします。

例えば、6メートル台の記録を持つ選手が4メートル台をパスし、5メートル30から飛び始めたとします。記録的には楽に超えられる高さです。ところが、失敗してしまいます。パスして次で飛ぶ手もありますが、あれよあれよという間に3回失敗してしまうときがあります。

理由は明確ではありませんが、想像するに、本人にとっては楽に飛べる高さのためどこかで力を抜いている(リラックスという意味ではなく、気が抜けている)からではないか。

先週、模試の結果を中3に配り面接をしました。余るほど余裕があっても、力を抜くなと伝えた生徒が数名いました。ゴール直前に力を抜いて、あっと言う間に数名に抜かされるマラソンのようなレースもあります。設問1つが3~4点。その点数の間に何人もの人がいるのです。その設問1つによって合否が分かれることもあります。

2018年9月4日火曜日

There is ~ のthere はなぜ”そこに”と訳さないのか?

There is a book on the desk.という文があったとします。日本語訳は”机の上に本がある”です。there を”そこに”とは訳しません。何故でしょう。

私は文法家ではありませんし、それを調べようとしたこともありません。ただ、自分自身の解を持ってはいます。その解が大切なので敢えて調べることを避けています。従って、これから書くことは全く的外れかもしれません。

それは真っ暗闇の世界に突然スポットライトが当てられ、その光の中に机に載った本が浮かび上がる。そんなイメージです。there は そのスポットライトが当てられているステージなのです。

ドイツ語で同じような文章は Es gibt ~ です。Esは英語の It, gibt はgives です。それは机の上の本を与えている。直訳するとそんな感じでしょうか? やはり、Es をそれとは訳しません。本を与えるのは誰か? 意識か?それとも神か?謎は深まります。

英語にしろドイツ語にしろ、物質が存在することに関する言及に日本語との大きな違いを感じます。be動詞が存在にかかわる言葉で、一般動詞と区別されていることも特徴的です。there is を学んだら、ちょっと考えてみてください。

2018年8月31日金曜日

夏期講習修了

本日で夏期講習終了です。来週月曜より通常授業を開始ます。

中3は入試を控え、授業時間を増やします。その関係で、時間割が若干変更されます。月謝に変更はありません。

暑かった夏もようやく、その終焉が見えてきました。涼しくなったころには勉学の秋です。そして、あっという間に受験が迫ってきます。すべからく復習を怠らないこと。

2018年8月25日土曜日

後1週間

夏期講習も後1週となりました。

中3はこの夏と12月までの4か月が山場です。公立の受験は2月中旬ですから、まだ6か月あると思いがちですが、そうではありません。というのは、一月初めの模試の結果が一月後半に出て、直ぐに、願書を出します。つまり、一月初め、或いは12月終わりの時点で志望校を決定するわけです。12月後半には志望校に受かる学力をつけておかなければなりません。2月に急に学力がついたといって志望校を変えるわけにはいきません。それを判定する模試がないからです。

ひとつづつ、できないことをできるようにしましょう。例えば、社会の時差の問題です。毎年、必ず出題されます。そして塾でも何度も何度もやっています。残念ながら、まだ間違える生徒がいます。なぜでしょうか?自分で分かっているはずです。今回の受験が公立高校に進む殆どの人にとって初めての人生の選択です。それが、ある程度君たちの将来を決めます。今後、大学受験や就職、そして結婚。その他、様々な局面で自分の人生を決めていかなければなりません。その初めての体験なのです。

中学受験をする子たちは、小学の段階で、明確に学力分けされます。過酷なほどの体験で自分がどんな能力を持っているのか、いやでも知らされます。それを前提にして生きていきます。公立の生徒はそのことを今初めて体験します。残念なのは、その意味を理解していない子供そして父兄が多いことです。

2018年8月24日金曜日

全県模試

中3の全県模試を実施します。費用は公開会場より安くやれるように努めています。会場の費用、試験監督の人件費などを使わないでやっているからです。つまり、私がタダ働きしているからです。今年から、実施会社が費用をあげたため、塾で実施する模試も若干値上げすることになりした。ご了解ください。それでも、公開会場よりは大分お得です。

さあ、後は実力を発揮するだけです。

2018年8月22日水曜日

最も簡単に学力をはかる方法

初めて会った生徒の学力を短時間で知る最も早い方法はその学年に応じた文章を読んでもらうことです。

所々つっかえるか、流れるように読めるのか。これは決定的です。漢字が読めないのはその言葉の意味も知らないのと同様です。国語だけでなく、全ての教科に悪い影響があります。おそらく、理科や社会も外国語を読んでいるように理解できていないはずです。これを直すのは並大抵ではありません。というのは、生まれてから現在に至るまでの言語体験を前提とするからです。学校で学ぶ国語などはその100分の1にもならないでしょう。

受験を控えた中3と地理や歴史をやっていて感じるのは彼らの知識の底が浅いことです。できる生徒は教科書の数倍の知識を背景に持っています。真面目であっても、学校の内容のレベルに終始している生徒はそうした知識の背景がないため、ある点数以上になかなか伸びません。学んでいることが氷山の一角に過ぎないからです。見えない部分を含めて大きな背景がないからです。ケチな勉強は止めましょう。テストに出るかどうかばかり気にしないようにしましょう。

もう一つ。三角錐か、正四面体が画けるかどうかも、一つのメルクマールです。三角錐が描けない生徒は予想外にたくさんいます。

2018年8月18日土曜日

頭を通過させる

夏休みの宿題は終わりましたか?

学校のワークをやっている生徒を見ていると、幾つか気になることがあります。

一通り解答して、丸付けし、できなかった問題、間違った問題を赤ペンで正解を書き写してできあがりです。丸付けについてはあまり良いことだとは思いませんが、学校が丸を付けるように指導しているようなのでしょうがありません。話が長くなるのでここでは省略しましょう。(以前、このブログで書いていますが・・・)

問題は、正解を書き写したとして、その問題が頭を通過しているかどうかです。一旦、頭に入れる努力をしましょう。逐一解答を見て、転記するのではなく、一度全体を頭に入れてから、解き直します。習慣化しましょう。

2018年8月17日金曜日

20日(月曜)より、夏期講習後半開始です

20日から31日までが夏期講習後半です。

2018年8月11日土曜日

夏期講習前半終了

夏期講習前半終了。来週は塾はお休みです。再来週20日より後半が始まります。

夏期講習期間中、中3は長時間なので、途中で30分の食事休憩を入れます。男の子はコンビニに弁当を買いに連れ立って出ていきます。とても楽しそうです。日本も豊かになったなと思います。

以下の分は数年前に書いたブログです。ふと、思い出したので、再掲します。

・・・・・・・・・・・

一家で寝過ごして、遅刻しそうな娘を中学へ送っていく際、弁当の代わりにコンビニでおにぎりを2つ買って持たせた。

その夜の娘との話。
「今日お昼、どうだった?」
「うーん、買い弁ってやだな」
「おにぎり買って来る子はいないの?」
「女の子はあまりいない。でも男の子はコンビニの弁当の子、沢山いるよ」
「ふーん。そうなんだ」

そして、話は読書好きなA君のことになってきた。
彼は、両親が夜働いていて、毎日自分で弁当を作ってきている。
「ご飯だけ入った弁当箱に、缶詰とかもって来るんだよ」
「そうか」
「こないだ、友達が泊りに行ったらしいんだけど、朝4時に起きて、ご飯炊いて、朝ごはん作ったんだって」
「へー。えらいねえ」
「たまに寝過ごして、弁当作り忘れることもあるんだよ」
「お昼どうしてるの?」
「本読んでる」
「そうか」

もう、この辺で僕の涙腺は緩み始めている。

あまりに昔読んだので殆んど忘れてしまっているが、イギリスの学校の食堂での話。
カフェテリア形式の食堂で中学低学年の女の子が、おそらく経済的事情で、ミルクのみのお昼をとろうとしている。受け取ったミルクを持って席に着こうとしたとき、人と交錯し、コップを落としてしまう。彼女は呆然と立ち尽くしてしまう。もう一杯のミルクを買う余裕はない。それを見ていた作者の私(年配の男)がミルクを買い、戸惑っている女の子にそっとミルクを渡す。そんな話だった。

第2次大戦後、世界はまだまだ貧しかった。イギリスも同様だった。

「それでね、水だけのときも・・・」
「うっ。もう良いよ」
限界だった。

”ああ
飯(めし)が天なのであります
みなで
分かち合い
食らうもの”

誰の作か忘れてしまった詩が数十年ぶりに蘇ってきた。

2018年7月28日土曜日

明日・土曜日の授業は台風のためお休みにします。

私が子供のころ、天気予報は当たらないものの代名詞でした。下駄を放り投げて表か裏かで天気を占うのとそんなに変わらないような気がしたものです。

それが、スーパーコンピュータの登場で様変わりしました。明日の通塾は危険なため、授業を休止します。

2018年7月22日日曜日

下手の考え休むに似たり

高校生に数学を見ていて気になること。その第一は考えるということを勘違いしているのではないかということです。問題を読んでジーっと考えている(考えていると思われる)。そんな時、冗談半分で、”下手な考え、休むに似たり”と言うときがあります。考えているつもりが休んでいるのと同じだということです。当事者は真剣に考えているつもりでしょうが、客観的には大して考えていないと思われます。
 
私が小学生のころ、父親と将棋をして、長考し始めると、父親がよくそう言っていました。今、その意味がよく分かるようになりました。

考えることは何もしないでジーっとしていることではないのです。まず手を動かしましょう。鉛筆で何かを書くのです。それを目で見ます。目は脳の一部といっていい器官ですから、見る段階で考えているのです。

図形の問題では尚更です。多くの高校生に図を書いて考えなというと、たいてい、小さな、歪な図を描きます。空間図形になると正四面体すら画けない平塚江南の生徒もいます。

イメージできないことは実現しないのだ。肝に銘じてください。

2018年7月21日土曜日

夏期講習

7月26日より夏期講習に入ります。

通常と時間が異なりますので注意しましょう。暑い夏ですが、熱く学びます。
数十年後、あーっ、あの時、狂ったように勉強したな!という記憶が残るようにやってみましょう。殆どの人にとって、人生で最も勉強する何度もない機会です。自分の限界を試してください。

2018年7月14日土曜日

オール5って何だろう?

神奈川県の旧学区のトップ高の受験者の中に受検の内申点(中2後期+中3×2)が135点の人が何人かいます。中2、中3とオール5です。

でも、入試の得点は大したことがないというケースが大変目立ちます。入試の英語や数学で100点満点で50点を割っているそんなオール5も結構います。私の中ではオール5の人は必ずしも学力が高くないというイメージがあります。

中学校での内申点は学力を反映するものではありません。ただ、オール5をとる生徒はやる気が目に見えるような子が殆どです。学力よりも意欲が前面に出ています。

実際に、昨年度の模試の結果を見ていると、実技教科を少し落とした、内申120点台に学力上位の人が集まっているようです。音楽はどうも。体育は苦手。絵は下手で。といったところに実力者が集まっています。

音楽も体育も美術も家庭科も、全て頑張って5です。というのは立派ですが、5をとるための勉強(必ずしも、本当の勉強でない)に終始した結果、十分な学力がついていない。そういう場合が多いように思います。

学校の評価に振り回されず、しっかりと足元を見て勉強しましょう。

2018年7月10日火曜日

算数は得意だけど、

小学生には算数が得意だが、国語は苦手だと言う子が案外多くいます。ところが、よく見ていると算数というのは計算のことで、算数全体が得意というわけでは無さそうです。そして、そのまま中学に進学すると数学が苦手になっていたりします。

計算は機械的処理ですから、練習すれば殆どの人ができるようになります。電卓が人間より計算が得意なのはそのせいです。計算は頭を使っているようですが、その殆どは、条件反射のようなもので、たいして考えているわけでありません。九九をするのに、考えてやっているようでは困りますよね。

算数が得意で国語が苦手だという子の多くが、計算以外の算数を苦手にしているのも事実です。その多くが題意を掴めないことにあります。ちょっと複雑な設問になると対応できないのです。そして、理科、社会、英語、その他の教科に大きな影響があります。その意味で国語というより文意を掴む読解の能力が大切なのですが、それは教科となっていないため、十分に学習できないのが現実です。国語によって、読解力を学べるとは思わな”い方がいいでしょう。その意味で、塾で使っている教材”読解博士”は最良の教材です。やりたい人は声をかけてください。

2018年6月28日木曜日

お詫び

今日4時から面談の約束がありました。体験を希望の方でした。いつものように家を出て、車で塾に向かったのですが、途中で予定外の事故があり(交通事故ではありません)それで30分遅れてしまいました。電話を控えていなかったため連絡できませんでした。本当に申し訳ありません。ご容赦ください。

2018年6月25日月曜日

勉強の仕方が分からない

よく勉強の仕方が分からないという質問があります。勉強の仕方が分からないというのは、
①本当に何をどうしていいのかわからない。
②勉強の仕方が分からないと言っているが、実は大して勉強していない。
③勉強は頑張っているが、成果に結びつかない。
といったところでしょうか。

多くの場合が②かな?と思います。勉強は単純で、理解する➡習熟する➡復習する。の繰り返しです。理解することは勉強の入り口でそこまででは点数に繋がりません。②の人は習熟する部分が少なすぎ、そして、復習に時間をかけられない人です。つまり、勉強が足りないのです。そして、更に、やるべきこと(それは知っているはずです)をやっていない場合が殆どです。都道府県や県庁所在地も覚えないで、地理ができませんって、当たり前でしょ。単語覚えないで英語の勉強方法が分かりませんってなに?というケースです。
やり方をうんぬんする前に、ある程度の時間を勉強にかける必要があります。努力不足を勉強方法にすり替えてはいけません。

①,③はまた、別です。日を改めて、書いてみたいと思います。

2018年6月22日金曜日

世界の果ての通学路 その2

授業を1時間半中断して、「世界の果ての通学路」を見ました。

日本とは比べるべくもない困難を乗り越えて学校へ通うアフリカ、インド、南アメリカの子供たちのドキュメンタリー映画です。教育を受けられるということがあまりに当然な環境にいると、そのことの意味を忘れます。



映画を見るときにはポップコーンは必須です。塾ではそうもいかないので、飴2個配りました。気楽に見ても、彼らの心の中に何か残ったはずです。それがどういうものか、1人ずつ分かってくるときがあることを期待しつつ。

2018年6月21日木曜日

世界の果ての通学路

中学校の定期テストも終わったので、生徒に「世界の果ての通学路」というドキュメンタリー映画を見せています。

最初に「学校に通える幸せを噛みしめてほしい。世界には学校に通うにも命がけの場所がある」というようなナレーションが入り、世界各地で命がけで学校に通う子供たちの映像が始まります。彼らに十分な教育が与えられていたら、彼らの人生は劇的に変わるはずです。思わず涙腺が緩む瞬間もあります。

日本にはこのような、困難を伴って学校に通う子供はいません。生徒がこのDVDを見てどう感じるか気になります。学べることが当然で、その苦痛から逃れようとする多くの日本の子供たちとは正反対の生き方です。

アフリカやアジアの僻地で、危険を冒してでも、勉強をしたい子たちの役に立てることが何かあるか、考え始めました。

2018年6月6日水曜日

そのこだわりは何なんだろう?

数学の授業で、ノートを見ていると、見るのが困難なほど、汚い字で書いている生徒がいます。字が雑なこと、更に、字が小さく、うすい。そして、私が見づらいだけでなく、本人も自分の字を読み間違えたりします。数学の計算では細かな部分がよくわからず、計算ミスも多発しています。

きれいな字でなくていいから、もうちょっと丁寧な字を書こうよ。と、何回となく言っているのですが、直そうとしません。直す気が無いのでしょう。先日、あまりにひどいので、いくつかの理由を挙げて、少し、丁寧に書こうよという話をしたのですが、頑として頭を縦に振りません。

他のことにこだわりがあるタイプではないので、何か理由があって、汚い字を書き続けているわけではなさそうです。おそらく、今までやってきたことを直すことが嫌(面倒)なのでしょう。今のままで数学ができるようになるはずはないので、今後も言い続けなければならないようです。

90歳を過ぎていた、世界的バイオリニストに20代の生徒が「先生、今は先生のバイオリンの持ち方は良くないとされています」と言ったところ、その数日後、彼は持ち方を変えていたそうです。

”過ちを改めるにしくはなし”です。

2018年6月2日土曜日

6月2日 徹勉

中学の中間テストを来週末に控えて、昨晩から恒例の徹勉(徹夜勉強会)を行いました。強制参加ではありませんが、9時半の通常授業が終わった後、延々と勉強を続け、女子は日が変わる前に終了。男子は気が済むまで。明け方6時に解散しました。

徹夜で勉強することに意味があるとは思っていません。ただ、人生の局面でちょっと無理をする。そんな体験は必要です。そして、自分の可能性が思っていたより大きいことに気づくこともあります。

さあ、体調を整えて、今日も補習です。みんな、頑張れ!

2018年5月22日火曜日

栗城氏の訃報

登山家 栗城史多氏(35歳)の訃報がニュースで伝えられています。唯一登攀できていないエヴェレストへの挑戦の途中でした。

山をやる人間として、彼の応援をしていました。残念です。若すぎる。ご冥福をお祈りします。

2018年5月20日日曜日

日大アメリカンフットボール部

日大と関学のアメリカンフットボールの試合での日大の選手が関学のクォーターバックにとんでもない反則を犯したことが大問題になっています。私もTVで見て、酷いなと思いましたし、その後の日大の対応もお粗末というより、卑劣とすら感じます。アメリカンフットボールは面白いスポーツで私も何度か試合を見に行っています。それだけに今回の事件?は残念です。

今から、20年くらい前に、ハワイ大学のアメフット部が招待され、全日本とお正月に国立競技場で試合をしています。アメリカ大使館に勤めるアメリカ人がその試合を楽しみにし、大きなポットにホットワインを入れ、家族全員で観戦に行きました。試合が始まると、大人が小学生をいじめるような試合で全日本はやられっぱなしです。あまりのことに、すぐに帰ってきます。日本の実力はラグビーどころではない弱さでした。それから随分経ち、少しは強くなったのでしょうか?国内で勝つということにこだわる小さな視点も今回の不祥事に幾らか関係しているように思います。


2018年5月16日水曜日

中学生のどの位が英検3級を持っていると思いますか?

塾専用の教材を作っている出版社からパンフレットが送られてきました。

そのパンフレットの中に、英検3級以上を持っている生徒の中学生に占める割合が都道府県別に載っていました。

神奈川県は全国で6位。41.9%が英検3級以上を持っていると記載されていました。へーっ!驚きました。そんなに多いとは思いませんでした。大体、2人に1人です。

ちょうど教えていた高校生にこの質問をしてみました。「中学生のどの位が英検3級以上を持っていると思うと。

多くの生徒は15%とか20%とか答えました。彼らは公立高校の生徒です。一方、私立中高一貫の生徒が一人だけ100%と言いました。

そうなんだよね。私立と公立の差って。約42%だと答えを教えると、公立中出身者は皆、大変驚いていました。残念ながら、公立中学校の教育はそのレベルなのです。

日本の英語教育が大きく変わります。そして、私立中高一貫校は英語を入試科目に入れるところが殆どのようです。そうすると、ますます、公立中学との差は広がるでしょう。前に、江南高校の進学実績の凋落のことを書きましたがますます下がるかもしれません。

その中で、我々に何ができるのか深刻に考えなければなりません。

2018年5月11日金曜日

マハティールの復活

マレーシアで以前首相だったマハティール氏が92歳にして復権しました。かつて、東南アジアにはインドネシアのスカルノ大統領(テレビに出ているデビ婦人はスカルノ大統領の第3婦人です)やフィリピンのマルコス大統領のようなビッグネームが何人もいました。マハティールもそうした一人です。

TVで見ているとまだまだ若く92歳とは思えません。そして、全ての話を流暢な英語でしています。マレーシアにはマレー語があるのですがどう使い分けられているのか気になります。

実は、10年位前に教えていた平塚江南高校の生徒が東京外語大学のマレー語に進学しました。マレー語を専門に学んでいる大学生は恐らく東京外語大か、大阪外語大(現在、大阪大学に吸収されました)位だと思います。しっかり調べてはいませんが…。本物の専門家です。でも、あれだけ、国民が英語を話すとマレー語はどうなっているのだ?気になると同時に、彼女の現在も気になります。元気かな?

2018年5月9日水曜日

平成31年度公立高校受験日程

平成31年度神奈川県公立高校受験日程が発表されました。以下のようになりました。

平成31年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜日程について

・共通選抜: 募集期間 平成31年1月28日(月)から30日(水)まで

・志願変更期間: 平成31年2月4日(月)から6日(水)まで

・共通検査(学力検査等)の期日 :平成31年2月14日(木)

・共通検査 (面接)及び特色検査の期日 :平成31年2月14日(木)、15日(金)及び18日(月)

・合格者の発表: 平成31年2月27日(水)

2018年5月6日日曜日

リンゴとappleの距離

target1900のような一対一対応型の単語帳をやっていると りんご=apple という単純な対応関係をひたすら覚えることになります。

そうした意識で英語をやっているとあるレベルで学力が伸びなくなります。多くの生徒はある英語に対応する日本語が一対一で存在すると考えていますが、そんなものはもともとありません。私たちがイメージするリンゴは赤くて、大きくて、甘くて、蜜の入ったそんなリンゴかもしれません、一方、アメリカ人がイメージするリンゴは青くて、小さくて、ちょっと酸っぱいリンゴかもしれません。そして、そのリンゴは彼らの生活の一部にべったりとくっついたものかもしれません。一時期、NHKで放送されていた人気番組”大草原の小さな家”の主人公ローラはお弁当にたいてい青い、小さなリンゴを持っていきました。それは私たちの文化とは異なっています。

あるレベルから英語が伸びなくなる理由は、言語に関する想像力の欠如です。appleはリンゴだという単純な翻意が役立たなくなるのです。appleがなにかという想像力が必要なのです。そして、その想像力は多くの知識を前提とします。日本語とか国語といった教科の問題というよりはもっと広い意味で言語能力の問題です。残念ながら、これは学校教育で身に着けるものではなく、長い成長段階で様々な形で身に着けるものです。その多くは家庭、家族なのでしょう。

国立大学あるいは早慶からマーチレベルの大学の問題を理解するにはただの英語力ではなく、もっと幅の広い意味で言語能力が問われています。生徒の英語を教えていて感じる大きくて、つらいギャップです。

そういえば、昔は蜜柑のことをオレンジと言っていました。関税が下がりオレンジがアメリカから大量に輸入されるとさすがに蜜柑とオレンジは別物だと日本人も理解するようになりました。今では。蜜柑はタンジェリンです。タンジェリンを食べたことがないので、それを蜜柑と呼ぶかは未定です。

2018年5月3日木曜日

おんぶとだっこ その2

小学校1年の時、BCGの注射の副作用で発熱し下校途中歩けなくなったことがります。校門を出た所でしゃがみ込み、一緒にいた友達に家に連絡に行ってもらいました。学校はすぐそこですから、先生に言えば良かったのですが、下校という意識からか、そのことは思いつかなかったのでしょう。

道の横の土手で、横になっていると、30分もして友達と母親がやってきました。その後の記憶は何も無いのですが、母におんぶされ、その肩越しに揺れ動く世界を見ていた僅かな記憶と母親に対する信頼があったように思います。

それから半世紀過ぎて、母は93歳となり、老人ホームで元気にやっています。彼女に何かがあった時、あの小学校の時のおんぶと、幼稚園の時、夕暮れの街を手を引かれ、金物屋に弁当箱を買いに急いだこと(以前このブログに書いていますが)の2つは決して忘れられない思い出です。

2018年5月2日水曜日

おんぶとだっこ その1

昨日、久々に子供をおんぶしているお母さんを見ました。

随分前、おんぶがブームだった時があり、子育てに意欲的なお母さんたちが、昭和の初期のようなおんぶひもを使って子どもを育てていました。その後、それは大きく広がることはなかったようで、だっこして子供と向かい合っているお母さんばかりになったように思えます。

おんぶとだっこ。どちらが良いかという議論は専門家に任せるとして、ふと思ったのは学生時代によく読んでいたフランスの哲学者サルトルの一文です。

トラックの荷台に数人の人が後ろを向いて載っています。車が出発すると景色が遠ざかっていきます。視界の中に突然、現在が現れ、それは次々と過去になり、彼らが生きているのは過去の時間です。もし、前を向いて座っていれば遠くに未来が見え、やがてその風景が近づき現在となります。そして、視界から消え過去となっていきます。この場合、未来の時間に生きていることになります。

母親と向かい合って、お互いの内面を見つめあう。それとも、母親の肩越しに近づいてくる世界を見る。案外大きな違いがあります。共通なのはどちらにも、大きな母親の愛情が働いていることでしょうか。

2018年4月22日日曜日

間違えメール

悠悠館という名の酵素を販売している会社があるようです。微妙に字が異なっていますが。その会社へのクレームが悠々館に時々来ます。少し冷静に見てもらえれば、明らかに、別の所だと分かるのですが、消費者センターに訴えますよ!といった激しいメールもあります。

宛先が違うことを、返信で知らせるのですが、99%その返信に対して、何の応答もありません。今までに、一人だけ、「間違えました。申し訳ありません」というメールがかえってきました。それ以外は、苦情だけを他人に言って、知らぬふりです。会社も会社ならば、購入者も購入者だと思えます。

当塾のアドレスには上記の間違えが無いように記載があるのですが、ちゃんと読んでいないようです。やれやれ。

2018年4月20日金曜日

新入生

新入生が街に溢れています。小学生から大学生、或いは、新社会人も含めて、初々しく、見ているだけで、こちらも楽しい気分になります。

まだ、入学して2週間程度ですから、中学ではあまり授業は進んでいません。一方、高校は学校によりますが、事情が異なります。上位高の場合、学校の課題が既に難しく、解答に困難を感じている新入生も多いだろうと予想されます。中学から高校へと学習内容が滑らかにつながっていればよいのですが、現実にはかなりのギャップがあり、それを埋め切れずに、高校の勉強に向かうことになるからです。

ともあれ、あと少しでゴールデンウィーク。そこまで頑張って、一息入れましょう。そう言えば、最近5月病という言葉を聞く機会が減っているように思います。今の子たちは5月病を克服したのでしょうか?どうなのでしょう?


2018年4月15日日曜日

塾ってブラックだ 2

ポストに塾のチラシが入っていました。完全個別を謳う大手の塾です。

そのチラシに、週一回から4,×××円(税抜き)...と書いてあります。そのチラシにはAAAの塾だという記載もあります。

問題は時間が全く書いてないことです。週一回ってどういう意味でしょうか?一回の授業でどれだけの時間なのかヒントすらありません。60分とか90分とか記載があるべきでしょう。なぜ書いてないのか、何となく理由は想像できますが、、、。

塾は初期のころ、必要悪のような言われ方をしていた時代がありました。公教育の隙間で、必ずしも、良心的な塾ばかりではなかったような気がします。それから、数十年たち、社会的にも認知され、随分と健全な業界になってきています。ただ、まだまだのことも多く、私も自戒しなければなりません。

2018年4月14日土曜日

塾ってブラックだ 1

塾業界は相変わらずブラックです。

ある能力を前提としているわけですから、その部分に関する問題も起こります。生徒を教えるに十分な学力が無い先生を雇っている場合。授業の予習を勤務時間に入れるのか?特に、有名私大文系の学生が中学以上の数学を教えるときにこの問題が起こります。残念ながら彼らの多くは十分な数学力がありません。早稲田の学生だから中学の数学ぐらい大丈夫だろうと思ってはいけません。その点、国立の学生はセンターで数学をくぐっていますから安心感があります。

今、問題になっている、財務省、経産省のキャリア官僚の多くが東大の法学部出身です。慶応や早稲田はまずいません。その理由の第一は公務員試験は広範囲にわたり、キャリア事務官も文系とはいえ、数学や理科の試験を受けているということです。私大は文系の場合、数学や理科の能力を問われていないので、公務員試験のような幅の広い試験に対応できる人材が少ないのでしょう。従って、幅の広い試験をすると国立大卒の出身者が多くなるのです。東大の法学部(文Ⅰ)に入るには、国語や英語や社会の能力ではなく、数学が決め手です。理由? 受験者の多くが国語や社会は得意科目で、差がつくのは理系科目だからです。

中学の早い段階から、数学や理科を捨てて、有名私大文系を狙う、中高一貫校の成果主義に関してはちょっと気になりますね。

公立上位高は相変わらず国立志向なので、こうした対応(上位私立文系=成果を出しやすい)ができていません。それが、江南の合格実績の低迷の一因でもあると思います。

2018年4月12日木曜日

合格実績

今年の大学合格実績が高校のホームページに掲載されるようになりました。

それにしても、平塚江南の凋落は沢山の江南生を教えてきたものとして、寂しい限りです。東大はおろか、東工大も一橋も0人とは。慶応9人、上智2人。

数年前から、生徒の学力が下がっているかなあという気がしていました。特に、入試で5教科の成績が悪く、特色検査で稼いで合格した人。新入試になってから、入試問題が十分に難しくなっているので、特色検査を課す意味が少なくなっています。もっと、基礎学力を大事にする勉強が必要かと思えます。

2018年4月4日水曜日

今週いっぱいは春期講習です

学校の始業式、入学式が始まりますが、塾の春期講習は今週いっぱいあります。
塾の通常授業は来週からです。

2018年3月27日火曜日

中国ではどうしているんだろう?

漢字が苦手な中学生と話していました。

私:お前、日本人で良かったよなあ。中国にはひらがなもカタカナもないから、全部漢字なんだぞ。

生徒:本当ですよ。

私:漢字覚えるのが苦手な、或いは、漢字を覚えるのが困難な子供はどうするんだろう?

生徒:パソコン使うんじゃないですか?

私:えっ?ローマ字入力?じゃあ、アルファベットを先に覚えるのか?

謎は深まるばかりです。

2018年3月25日日曜日

春期講習

来週と再来週の2週間は春期講習です。時間が異なっています。注意しましょう。

2018年3月21日水曜日

丸付けより、バツつけ

生徒の学校でのワークを見ると、やった問題に赤ペンで丸を付け、できなかった問題をやはり赤ペンで正解を書き写してあります。分からない問題や間違えていた問題を教えるとそれを解答に書いて、赤丸をつけます。

ちょっと待てよ、それできなかった問題じゃないか?丸付けてどうするの?と思います。そう言うと、丸を付けて出さないといけないと学校で言われているとのこと。

嘗て、ある生徒に丸なんか付けなく良い、間違えこそ重要だから、バツだけつけろといったところ、その通りにしたワークの点数が引かれていました。そして、丸を付けて出すこととのコメントがついていました

同様に、多数の色を使ったノートも、どうかと思います。最大、黒を含め、3色でしょう。それ以上色を使ったノートは通常見辛いだけで意味がありません。また、色を使うことにエネルギーを費やし、勉強そのものの成果につながっていません。ところが、そんな、ノートの点数が高い。

もう、ノートやワークに点数をつけるのはやめて、もっと内実を気にするようにした方が良いと思えるのですが、ここ数十年変化はありません。せめて、丸付けは止めましょう。

2018年3月16日金曜日

タコパ

 小学生とたこ焼きを作りました。
美味しかったかな?

今回、参加できなかったみんな、ごめんね!
小学生は習い事が多く、みんなの日程を合わせるのは難しいんだよ。また、やりましょう。


2018年3月9日金曜日

ボロボロになればそれが聖書

大学に合格した生徒が最後の授業に来ました。

彼の使っている単語帳はボロボロになっていました。この数年の勉強量を物語っています。その1冊の本が何であれ、そこまでやってあれば、それは彼にとっての聖書です。

こうした本を何冊持っているか。それが合格への指針です。大学に入っても捨てないで一冊持っていましょう。ずっと後になって、高校時代の自分の努力に心打たれる日があるはずです。私もボロボロになった高校時代の辞書があります。懐かしいですね。

2018年3月7日水曜日

複素数平面か行列か その2

大学合格者に数学を教えています。微積分と線形代数です。

理系にとって数Ⅲは必須だと思いますが、私立下位~中位の大学は理系でも数Ⅲを受験で必要としていません。よって、合格しても、かつての理系合格者のように、三角関数やその他の関数の微積ができるわけではありません。

更に、現在の高校生は数cで、行列ではなく複素数平面を学んでいます。これも事情は分かりませんが、時々(10年位で?)入れ替わります。行列をやる世代と、複素数平面をやる世代と存在します。大学では線形代数をやるわけですから高校では行列をやった方が良い(行列は線形代数の基礎です)と思うのですが、文科省の気まぐれ?によって、入れ替わります。受験問題作成、その他、様々な事情によって変わるのでしょうが、本当に必要な勉強は何なのか?気になります。

2018年3月6日火曜日

勉強は単純です

勉強は単純です。

①理解する。②習熟する。③復習する。

この3つです。テストで点が取れない場合、②の習熟する部分が圧倒的に足りていません。①の分かることを強調する人もいますが、それだけでは、点数にはなりません。できるようになるためには、②が重要で、入試のためには③が重要です。

テスト対策の補習をしていると、①の理解する部分で満足する生徒が一定数います。私立一貫校の下位の生徒。公立の中位の生徒に多く見られます。勿論、分からないことは理解しなければなりませんが、理解すること=できることではないのです。テスト前日に難解な問題を尋ねられて、それを教えますが、「君が今やることはもっと基本的な問題を習熟することだよ」ということもあります。特に、私立一貫校の場合、問題が難しく、生徒のレベルにあっていないことが多くあります。おそらく学校は上位の生徒を相手にしていて、下位の生徒はほおっているのでしょう。公立の場合は逆で下位の生徒を相手にし、上位の生徒をほおっているように思えます。

テスト直前に問題を理解して、それでできると思ってはいけません。習熟しないとできないのです。

理解することはできることのほんの入り口なのです。

2018年3月5日月曜日

活用力 その1

あと数年でセンター試験が終わり、新テストが導入されます。今度の変更はただの制度の変更というものではなく、知識偏重のテストから、活用力を問うものに代わるというのが重要な変化です。次の問題を考えてみます。
①鎖国をした人は誰ですか?
②日本が鎖国をし始めたころ、イギリスで起こっていたことは何ですか?
③もし、江戸幕府が鎖国をしなかったら、日本はどうなっていたと思いますか?

①は単に知識を確認する問題です。数年前までの神奈川県の入試問題はこんな感じ。②は知識の組み合わせ。ここ数年の入試問題はこんな感じ、解を間接的な関係から求める。③が活用力を問う問題。らしい。

一見、この変化は良いもののように思えるのですが、ちょっと気になることもあります。③の解を採点するに際し、何らかの事実、知識を前提とすると思われ、結局のところ知識の桁を競うことになるのではないか?ということです。
知識偏重では無いということが強調され、特に公立教育で、知識を学ぶ量が大幅に減り、(実際、歴史から、坂本龍馬等の有名人が多数いなくなるというニュースがありました)その一方で、私立一貫校では知識を相変わらず多量に与えていくのではないか。という危惧です。それは、まさにゆとり教育が叫ばれた時と同じです。神奈川県の公立高校の大学進学実績が落ちたのは小・中でのゆとりが一因なのは間違いないでしょう。

私立一貫校や塾や予備校が、そうした活用力と呼ばれる種類の問題を研究し始めると、最後には知識の問題と問題を解く技術に行き着くのではないか?

方法論は必ず分析的になる。今後の様子を注視したいと思います。

2018年3月3日土曜日

看板

塾の前に出す看板を書き換えました。

絵の得意な高校生”まさとくん”に書いてもらいました。
どうでしょう。

2018年2月28日水曜日

オリンピックが終わって

アイススケートの日本の活躍は素晴らしかったですね。

少しして、パラリンピックが始まります。ずっと前から、オリンピックと同様に、あるいはそれ以上にパラリンピックが気になります。チェアスキーのような競技を見ると、競技者の勇気に感動することがしばしばあります。スキーを愛する者の一人として、あのような低い位置で、あの高速度で滑るということに驚きを禁じえません。彼らはパラリンピックだからすごいのではありません。あんなことをできる健常者はいないのです。残念ながら、あまり、マスコミに取り扱われません。夏の大会ですが、チェアテニスの国枝のようなスーパープレーヤーも日本にはいます。テレビ放送が沢山されるといいですね。

以前に書いたものですが、少し繰り返して書いておきます。

テニスのフェドラーが日本に来た時、新聞記者が
『日本にはあなたのようなテニスプレーヤーがいないのですが、どうしたらよいのでしょう?』と聞きました。
すると、フェドラーが
『日本には、国枝がいるじゃないか!』と言ったのです。

その後、錦織が世界を舞台に活躍します。そして、国枝は相変わらず、世界のトップです。

2018年2月27日火曜日

模試の練習

新中3で模試の練習をしました。

学年末テストが終わったばかりなので、勉強はしているのですが、狭い範囲の勉強と広い範囲の勉強は異なります。皆、思ったような点は出てきません。そのことを理解するための模試です。これから、ちょうど一年、学校の勉強をしながら、受験のための勉強を複線で始めていきます。

これは大学入試でも同じです。定期テストの勉強を中心にしていても、受験には生きてきません。推薦狙いなら別ですが。

さあ、目標に向かって次の1年が始まりました。

2018年2月26日月曜日

犬が西向きゃ、尾は東 その2

犬が西向きゃ、尾は東。これは当たり前であることの例えです。高1数学で多くの人がひっかかる2次関数の定義域が動く問題を説明するときに、この言葉を使います。定義域が右に行けば、当然のように最大値は左に行く。これに関しては以前書いたので今日は割愛します。

仕事を終えて、深夜12時近く、家に向かって運転していました。弦が上になった半月がとても大きく輝いていました。下半分が明るく輝いています。下から光を受けているからです。つまり、地球の裏側から光が当たっているからです。地面のはるか下の方、ずっとずっと遠くに太陽があるからです。地球は丸くて、宇宙空間に浮いている。そんなイメージができてきます。太陽と月。そして、地球。それを犬の頭と尻尾に例えるのは無理がありますか?

2018年1月8日月曜日

センターまで後5日

いよいよセンター試験です。ぎりぎりまで追い込みましょう。数日前にやった問題の類題が出題されたという話は珍しくありません。後は体調を整えて、何時ものようにやるだけです。頑張れ!

明日から通常授業です。

本日で、冬期講習は終了です。明日から通常授業開始です。