2013年6月30日日曜日

フール オン ザ ヒル

ビートルズのヒット曲に ”フール オン ザ ヒル”というのがあります。久しぶりに聞く機会がありました。

DAY AFTER DAY ALONE ON A HILL                     毎日毎日 丘の上で独り
THE MAN WITH THE FOOLISH GRIN IS KEEPING   ばかげた笑いを浮かべた男はじっと
PERFECTLY STILL                        立ち尽くしている
BUT NOBODY WANTS TO KNOW HIM          でも 誰も 彼を知ろうとしない
THEY CAN SEE THAT HE'S JUST A FOOL       皆 彼が愚か者だと知っている
AND HE NEVER GIVES AN ANSWER           そして、彼は決して答えを言わない
BUT THE FOOL ON THE HILL SEES THE SUN GOING DOWN 丘の上の愚か者は太陽が
AND THE EYES IN HIS HEAD SEE THE        沈んでいくのを見、そして、頭の中の目で
WORLD SPINNING ROUND                  世界がぐるぐる回るのを見ている

最近、小田原高校の生徒が岩波文庫の『君たちはどう生きるか』という本を読んでいました。学校の課題図書のようです。コペル君と呼ばれる旧制中学生を主人公とした、精神の成長を記したものです。読んでいないので、内容は正確ではありませんが。

勿論、この名前は地動説を唱えたコペルニクスを想像させます。それを引き継いだ、ガリレオは地動説を主張し一命を失うところでした。危うく難を逃れたとき『それでも地球は回る』といったという話は有名です。

さて、ビートルズです。丘の上の馬鹿者は、果たして誰か? コペルニクス? それとも ガリレオ?はたまた・・・・・ 

2013年6月26日水曜日

代名詞としてのman

差別について欧米人は日本人よりずっと敏感なようです。

man という言葉は 男という場合だけでなく人間一般、人類を表していました。少し古い(といっても20世紀後半)文章を読んでいるとこれは普通の表現です。

例えば、人類で始めて月面に到達した宇宙飛行士・ニール・アームストロングは有名な次の言葉を残しました。

       That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.
       これは一人の人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。

man は人間を、mankind は人類を表しています。

英語の授業でman は一般的な人間、または人類を表すのだといったとき、若い友人からそれは性差別的な言葉なので今は使われていないと指摘されました。いろいろ調べてみると確かにそのようです。

今ならman を personに, mankind を humankind にすべきかもしれません。

欧米人は長い過酷な闘争の中で人権を獲得してきているので、この件に関しては我々よりずっと進んでいると考えざるを得ません。

政治家を含め、日本人が人権に関して、無神経な言説をすることが多々あるのは、こうした血であがなわれた歴史を必ずしも持ち合わせていなかったからのようにも思えます。

2013年6月18日火曜日

中間テスト始まる

高校の中間テストが終わったと思ったら、今週は中学の中間テスト、7月第一週には高校の期末テストです。

高校の中間テストについては、全体的に良好といっていい結果でした。特に、高校入学後、きちんと勉強していた生徒に関してはかなりの好結果(嬉しい予想外のものもありました)でした。高校の学習内容は中学に比べテクニカルな部分が多く、それなりの勉強をした者とそうでない者の差がとても大きく出ます。

高校入学後から夏休みまで。この間の勉強がその後を大きく決めていきます。そのため、入試直後の高校準備講座で、”夏休みまでを頑張れ”と毎年言うようにしているのですが、必ずしも、きちんと伝わっていないようです。

夏期講習の頃、中学卒業と同時に退塾した生徒が戻ってくることがよくあります。『どうしちゃったの?』というくらい、驚くほど分からなくなっているケースを沢山見てきました。入学後の歓喜と開放感、新生活への適応等で腰を落ち着けて勉強できななかったのでしょう。より精密で厳格な高校対応の勉強になっていないのです。

同様なことは新中1でも言えます。どれだけ早く、小学生気分から中学生になれるか。それをこの中間テストで学べるか、学べないか。

頭の中はまだまだ小学生ですから、簡単というわけではありません。

2013年6月9日日曜日

悠々会開催のお知らせ

7月11日(木)、悠々会開催します。時間は未定です。幾らか早く開始できるようにしたいと思います。都合の付く人、多くの参加を待っています。

2013年6月8日土曜日

到達度テスト

センター試験見直しのニュースが伝わってきました。共通一次試験からセンター試験と随分長くなります。様々な批判を受けながらも、完全に定着していた試験ですから驚きました。

センター試験廃止の場合は、代わり『到達度テスト』を実施するようです。全高校生に実施するのか?するとしたら、高校卒業の可否に影響があるのか?フランスのバカロレアや、ドイツのアビトゥーアのような大学入学資格となるものなのか?色々なことが気になります。

早ければ5年後に実施の可能性もあり、今の中1はそれを受けることになります。これは注視しなければなりません。

共通選抜選考基準発表される

来年の高校入試・共通選抜の選考基準が発表されました。

近郊の高校は以下の通りです。順に内申点、学力検査、面接。

茅ケ崎 4 4 2
茅ケ崎北陵  3 5 2
鶴嶺 4 4 2
茅ケ崎西浜   4 4 2
寒川  5 3 2
平塚江南  3 5 2 2 (特色検査2)
高浜 4 4 2
大磯 4 4 2
二宮 5 3 2
秦野 3 5 2
秦野曽屋 4 4 2
伊勢原 4 4 2
伊志田 4 4 2

昨年度との違いは平塚江南が4 4 2から3 5 2と予想通り学力優先へ。二宮が4 4 2から5 3 2へと内申重視に変更されました。平塚工科も5 3 2と内申重視に変わっています。

詳細は http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/p662153.html


2013年6月4日火曜日

日榮社の本

日榮社という出版社を知っていますか?古典や英語に関する本を多数発行しています。薄い本が多く、表紙は地味。手元にある「要説・徒然草」にいたっては実に451版という息の長い本です。

高校英語の教材として日榮社の英文解釈と文法を使っています。税込みで306円。驚くほどの安さ。そして、版を重ねているため出典がいささか古いという感じがしますが、1,000円を越す最近人気の本に引けを取らない内容。とても気に入ってます。この本を何周もして、英語力を高める。

まさに、『 ボロボロになれば それが 聖書 』(藤原新也) なのです。

最近の問題集は問題よりもずっと多くの解説があるものが普通になっています。解答・解説が本体より厚いくらいです。そして、そのような解説がないと理解できないという高校生が増えています。実際、アマゾンの書評などを読むと、解説が少ない(私には必要十分だと思われる)ものは散々なコメントが付いています。日榮社の本はそうした流れに乗っていません。

大学受験の問題集に中学基礎の説明がなければならないのか?全ての単語の注が必要なのか?ということです。

そういえば、現在、公立上位校が使っている数学の教科書傍用問題集はたいてい『サクシード』と呼ばれる数研の本で、詳しい解答書が付いたものです。昔は上位校はどこも、同じ数研の『オリジナル』という傍用問題集を使っていました。サクシードより1レベル難しい問題集です。それには詳しい解答集がありません。巻末に簡単な答えがあるだけです。その簡単な解答を頼りに、皆数学と格闘したものです。残念ながら、今は、一部、私立校で使っている程度です。

かつて参考書を書いた経験からすると、詳しすぎる解答は返って分かりづらくなると感じました。簡潔で的を得た解説で十分なのです。ただ、それで理解できるかは個々人の学力次第ですが。

2013年6月3日月曜日

マシュマロ能力

NHKの白熱教室で面白いことを言っていました。

マシュマロ能力と呼ばれるものについてです。アメリカでの実験ですが以下のようなものです。

①小さな子供(2~3才くらい)が椅子に座っている。
②担当者の女性が皿の上に1つマシュマロを置きに来る。
③そして、”しばらくして帰ってくるまでマシュマロを食べないで我慢したら、もう1つあげる”と言って部屋を出て行く。
④帰ってきたとき、マシュマロを食べないで我慢していた子にはもう1つマシュマロをあげる。
⑤十数年後、この子供たちのその後を調べる。

というものです。部屋に残された子供がマシュマロを食べるか食べないかでもがき苦しむ様子が映像として残されています。

多くの子供がマシュマロを食べてしまったようです。そして、食べなかった子供たちは食べた子供に比べ、難関の大学に進学した割合が高いという結果だったそうです。

これだけで相関を語るのはどうかと思いますが、このような目先の欲望を我慢し、将来のより大きな欲望を達成する能力をマシュマロ能力と呼んでしました。

そう言えば、随分前、親戚の中学生の誕生日に「何か欲しいものある? 買ってあげるよ」と聞くと、「特に無い、だいたい欲しいものは持っているから」と言われ、「えっ?」と思ったのを思い出しました。僕の中学時代は欲しいものだらけでした。まさか欲しいものが無いなどとは予想できませんでした。

少子化と豊かさの中で、目の前のマシュマロを食べ過ぎたのかもしれません。

2013年6月2日日曜日

Did you get a plate?

昨日生徒と読んだ英文です。

アメリカで働いている韓国人の話です。彼女はある日、車の故障で会社に遅刻します。そのとき、上司から” Did you get a plate? ”と聞かれます。”皿を手にいれる?”。彼女は変に思いながら ”No”と答えます。

その日、退社時、また、上司から” Did you get a plate? ”と聞かれます。いぶかしげに考えていた彼女ははっと気づきます。 ” Did you get up late? ”

この話は笑えると同時に笑えない話です。日本人も子音の発音は苦手です。

日本語に同音異義語が多いのは子音が無いからだそうです。友人のアメリカ人は日本語の子音を考えていました。 ”desk” をカタカナで "デス” と書くいて、下線のある語は”ku”ではなく”k”と読むというものです。ヒンズー語がこのような仕組みなのだとも言っていました。

もっとも、日本人にとって、その工夫があまりありがたいとは思えませんが・・・