2018年6月6日水曜日

そのこだわりは何なんだろう?

数学の授業で、ノートを見ていると、見るのが困難なほど、汚い字で書いている生徒がいます。字が雑なこと、更に、字が小さく、うすい。そして、私が見づらいだけでなく、本人も自分の字を読み間違えたりします。数学の計算では細かな部分がよくわからず、計算ミスも多発しています。

きれいな字でなくていいから、もうちょっと丁寧な字を書こうよ。と、何回となく言っているのですが、直そうとしません。直す気が無いのでしょう。先日、あまりにひどいので、いくつかの理由を挙げて、少し、丁寧に書こうよという話をしたのですが、頑として頭を縦に振りません。

他のことにこだわりがあるタイプではないので、何か理由があって、汚い字を書き続けているわけではなさそうです。おそらく、今までやってきたことを直すことが嫌(面倒)なのでしょう。今のままで数学ができるようになるはずはないので、今後も言い続けなければならないようです。

90歳を過ぎていた、世界的バイオリニストに20代の生徒が「先生、今は先生のバイオリンの持ち方は良くないとされています」と言ったところ、その数日後、彼は持ち方を変えていたそうです。

”過ちを改めるにしくはなし”です。

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