2017年6月28日水曜日

ディーン藤岡の誕生日

もう10数年も前、中学生の姪っ子の誕生日に”何かほしいものある?プレゼントするよ”と言ったら、少し考えて”特にほしいものないです。ほしいものはだいたい持ってるから”との答えでちょっと狼狽しました。私の中学時代はほしいものがいっぱいあり、その多くは手に入らないと思っていました。日本は豊かになり、物質的な豊かさを必要としない世代が育っています。
最近、俳優のディーン藤岡が出ているTV番組を偶然見ました。その中で、彼は”誕生日にいろんな人に十分祝ってもらった。今はもう、祝ってもらうより、人にそれを返したい”と言い、誕生日に、児童養護施設やホスピスにプレゼントを持っていき、交流を図っているのだと言っていました。
それは、まさに虚を突かれた言葉でした。彼には深く頭が下がります。彼の言葉を忘れないようにしたいと思います。

2017年6月26日月曜日

藤井4段、29連勝

将棋の藤井4段が29連勝の新記録を達成しました。奇才、天才の溢れる将棋界でも、彼は不出生の天才なのでしょう。

様々な逸話が登場し、早くも伝説の人といった、凄さです。一例をあげると、学校の帰りに考え事をして、溝に落ちたとか。分かっているの宿題をするの意味が分からないと教師に言ったとか。小学校の時に、考えすぎて頭が割れそうと言ったとか。とにかく、我々凡人とは別格です。

別格ですが、得るものはあります。最難関受験の高3と数学をすると、極、稀に、解答に行き詰るときがあります。次までに考えとくよ。と答えて、その日の授業は終わりにします。塾からの帰り、車の運転をしていると、大抵、解答が思いつきます。頭の中に問題が入っていて、知らず知らずそれを考えているのです。藤井4段が溝に落ちるのは道理です。頭の中の将棋盤を歩きながら動かしているわけですから。もっとも、運転中は危険なので気をつけなければなりませんが・・・・

さて、別の天才棋士”羽生善治3冠”の言葉です。何手まで読んでますか?と聞かれて、”何て先までも読めますが、これ以上読むと帰ってこれないような気がして、そこで止めます”
あーっ!天才ってすごいな!

2017年6月22日木曜日

英検開始

塾で英検の授業を開始しました。受験するかどうかは各自が判断するとして、受けれるだけの学力は全員に着けたいと思います。

現中3の大学受験時からセンター試験が廃止され、別のシステムが導入されます。その中心的な考え方は”活用力”です。学んだ知識をただの知識とするのではなく、何らかの形で使えるような知識にしていく。

英語に関しては、読む、書く、聞く、話すの4技能を学ぶことになります。我が国の英語の授業は読むことに偏り、話すことはおざなりでしたから、大きな変更です。

そして、そのテストを民間のテスト(例えば、英検、トフル、トイック等)のようなもので実施することになります。

神奈川県の公立高校が英検、漢検等を入試の得点にしなくなってから、受検熱が下がっているように感じますが、逆に、これからずっと重要になっていく可能性があります。

2017年6月8日木曜日

H君、全国大会へ

江南高校・競技かるた部のH君が全国大会に出場します。

全国高等学校かるた選手権は7月22日・23日、滋賀県大津市の近江神宮で開催されます。t中学までは野球部。高校からかるた部に入ったH君、百人一首をほとんど知らない状態から始めたのですが、高3の今年ついに全国大会に出場するまでに至りました。

「ちはやふる」の影響もあり、近年競技人口も大幅に増えているそうです。健闘を祈ります。

2017年6月4日日曜日

特色検査・・・?

進学重点校のほとんどが、通常の学力検査に加え、特色検査を実施しています。

特色検査をする目的は何なのでしょう。現行の入試制度が行われる前、神奈川県公立高校の学力検査は大変易しいものでした。各学区の上位高は9割程度が合格最低点で、ミスをしないことに全力をかける。そんな入試でした。そのため、上位高では、得点差がつかず、実力のある生徒を見分けるのが難しかった。そのために、実施されているようです。

ところが、現在の学力検査に代わり、難易度が急に上がりました。そのため、近隣の上位高でも、合格最低点は7割弱に下がりました。特色検査という特別のテストをしなくとも十分に学力差がつくようになったのです。さて、そうなると、特色検査の意味が分からなくなってきます。

県西学区の伝統校、小田原高校が来年から特色検査をやめるようです。来年の高校受験生はセンター試験廃止の最初の大学受験生でもあります。

色々な意味で、受験制度が変わってきそうです。

2017年6月3日土曜日

ゆとりの終焉

ゆとり教育が終わって、随分経ちますが、ゆとり以前に戻ったという感覚はありませんでした。指導要領が変わっても、教える側にゆとりマインドとも呼べるものがあったように思います。あるレベルの学力を要求するというより、できそうなレベルの学力を求めるという感じです。

ところが、今年は事情が違ってきたように思えます。顕著なのは高校数学です。この辺りの大抵の高校で進度が早くなり、扱う問題のレベルが難しくなっています。実質的なゆとりの終焉なのでしょうか?

最近、TVのニュースで見た川柳
 ”ゆとり世代? そういうあなたは バブル世代” 
秀逸です。