珍しいものを見ました。小5のKちゃんが筆箱の中に入れていた昔の切符です。それも”湘南軽便鉄道”のものです。
かつて、二ノ宮と秦野の間をつないでいました。噂には聞いていましたが、本当に走っていたんですね。ちょっと見づらいですが、写真をアップします。
子供用の切符のようです。
2017年1月23日月曜日
論語物語
中1の夏休み前、担任の女性教師から部厚い本を貰いました。今となっては、なぜ本を貰うことになったのか判然としませんが。
その本は 『次郎物語』の著者として有名な下村湖人が著した『論語物語』でした。論語を児童向けに書き換えた本で、それまで、児童向けの推理小説くらいしか読んだことがない私には難解なものでした。さらに、私の興味を引くような本でもありませんでした。それでもひと夏かけて、生真面目に読んだような気がします。
その中で、何となく覚えていた一文。
子曰く、觚(こ)、觚ならず、觚ならんや、觚ならんやと。
*觚はもともとは角のあるさかずきのようなもののようです。それを弟子に幾つか買ってこさせた孔子は、角のない觚ばかりなのを見て、「これは觚ではない」と言います。弟子が「今の觚に角のあるものなどありませんよ。返してきましょうか」と答えます。孔子は「いや、その必要はない」と返事します。
今、その本が何処にあるのか分かりません。もう一度読みたいと思うようになりました。あの時、先生から貰わなかったら論語を読む機会はなかったでしょう。関心のある本ではない本を贈る。ちょっと良いなと思います。
その本は 『次郎物語』の著者として有名な下村湖人が著した『論語物語』でした。論語を児童向けに書き換えた本で、それまで、児童向けの推理小説くらいしか読んだことがない私には難解なものでした。さらに、私の興味を引くような本でもありませんでした。それでもひと夏かけて、生真面目に読んだような気がします。
その中で、何となく覚えていた一文。
子曰く、觚(こ)、觚ならず、觚ならんや、觚ならんやと。
*觚はもともとは角のあるさかずきのようなもののようです。それを弟子に幾つか買ってこさせた孔子は、角のない觚ばかりなのを見て、「これは觚ではない」と言います。弟子が「今の觚に角のあるものなどありませんよ。返してきましょうか」と答えます。孔子は「いや、その必要はない」と返事します。
今、その本が何処にあるのか分かりません。もう一度読みたいと思うようになりました。あの時、先生から貰わなかったら論語を読む機会はなかったでしょう。関心のある本ではない本を贈る。ちょっと良いなと思います。
2017年1月20日金曜日
面接の授業とは自分を見つめること
隣の教室でY先生が面接の授業をしているのが聞こえてきました。なかなか面白い授業で聞き入ってしまいました。4年前の新受検制度以来、面接対策の授業に時間を割くようにしています。
周辺の上位高は面接で差がつきません。ほぼ全員に一律の点数がつきます。一方、中位、下位高では、面接によって合否に大きな影響があります。
面接の授業をすることは、受検に対応するためという浅薄な意味だけではありません。生徒にとって真剣に『自分自身を見つめる』おそらくは初めての体験なのです。自分はいったいどういう人間なのか?自分の長所は?そして、短所は?自分をどう相手に伝えるのか?
この授業は今後、大学入試や就職、結婚その他、様々な局面で生きてくるはずです。中3という思春期の最中で、自分自身を見つめてみる。良いタイミングのように思えます。
周辺の上位高は面接で差がつきません。ほぼ全員に一律の点数がつきます。一方、中位、下位高では、面接によって合否に大きな影響があります。
面接の授業をすることは、受検に対応するためという浅薄な意味だけではありません。生徒にとって真剣に『自分自身を見つめる』おそらくは初めての体験なのです。自分はいったいどういう人間なのか?自分の長所は?そして、短所は?自分をどう相手に伝えるのか?
この授業は今後、大学入試や就職、結婚その他、様々な局面で生きてくるはずです。中3という思春期の最中で、自分自身を見つめてみる。良いタイミングのように思えます。
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