2019年6月26日水曜日

オール5でも落ちる

公立高校の合格発表の時、得点を知ることができるようになっています。そのため、いろいろなことが分かってきました。

例えば、平塚周辺の高校では、湘南高校や小田原高校で中2、中3オール5の生徒が不合格になっています。オール5をとるということは並大抵のことではありません。音楽と、家庭科をいつも落としていた私には到底ありえないことです。にも拘らず落ちる子がいる。当然、学力検査の結果が芳しくないのです。おそらく限られた範囲の試験に強いが実力テストには弱い。或いは、とてもまじめで内申点を稼げるが実力テストは苦手。そんな理由でしょうか。いくつかの疑問が湧きます。絶対評価になって、5を乱発するとしてもオール5は別格です。それでも落ちる。中学校でつけている5段階評価とは何なのか?というものです。

最早、仲間内で競い合う時代は終わりました。日本は世界の中で競わざるを得なくなっているのです。自ずと、求められる学力のイメージが決まってきます。

2019年6月21日金曜日

君は遊んでいるのではない。遊んでもらっているのだ。

人工知能その2です。

ゲーム作成者がTVで言っていた一言に、思わず唸ってしまいました。”現在のAIは人間よりずっと強いので、ゲームではプレーヤーに合わせて、レベルを落としているのだ” そんな内容でした。言われてみればその通りなんだろうと思います。つまり、”ゲームでもして遊ぶか”と思っている人は実は”ゲームに遊んでもらっている”ということです。そのことを忘れないようにしたいと思います。

2019年6月19日水曜日

小西甚一;古文研究法

中間テスト中のため、普段は数学をやっている時間に、古文をやっている高校生から質問があり、書架に立ててある古い本で調べ始めました。その本の名は小西甚一著”古文研究法”です。私の高校時代には有名な本でした。大学に入ると同時にほとんどの本を処分したのですが、理系でありながら、この古文の本だけは残しました。そして今でも時々読んでいます。助動詞の章の初めにこんなことが書いてあります。”助動詞が何なのかは学校などで聞いていることだろうから、ここでは説明しない。それが必要な方はこの本とは無縁である。云々” 思わず、笑ってしまいます。今、こんな本に出合うことは稀です。現在のとても丁寧で、易しく、その分、内容の薄い参考書とは一線を画しています。生徒の質問を忘れて、思わず読み入ってしまいました。驚くことにまだ売っているようです。

2019年6月12日水曜日

令和2年度・公立高校の選考基準・特色検査の概要

令和2年度公立高校選考基準・特色検査の概要が発表されました。

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r2/r2kijun.html 

進学重点校の候補になっている高校は今年から全校特色検査を実施します。この周辺では茅ヶ崎北陵高校、鎌倉高校が初めて特色検査を行います。来年の受検に幾らか影響があると思えます。