2014年3月14日金曜日

STAP細胞

STAP細胞に関する小保方さんの論文がいろいろ騒がれています。大量のコピーアンドペーストがあることがその批判の一つの理由です。事実に関する情報を持っているわけではないのでこれに関する意見は控えますが、そこから思い浮かんだことを少し書いてみます。

小学校・中学校で行われている”調べ学習”と称する学習が行われています。何かを調べてレポートを書かせるものです。昔は図書館で関連書籍を集めることから始まったものですが、今はウェブでその情報を得ます。検索して出てきた上位の情報をプリントし、それを切り張り、あるいは書き直して作成しているものばかりです。コピーアンドペーストの技術を学ぶ勉強のようにすら思えます。生徒たちに出典や引用に関する配慮は全く感じられません。ウェブ上の情報自体が必ずしも出典を明示していませんから、当たり前と言えば当たり前かもしれません。そのうえ、出典や引用についての指導が小学校レベルでは全くなされていないように見えます。

そのような、子供たちが高校受験や、大学入試で自己推薦書、その他を書こうとするとただの1行もかけないのに驚きます。さすがにこればかりはコピーアンドペーストと言うわけにはいきません。では、どうするのか?誰か他の人に書いてもらうのです。塾の先生や、学校の先生、両親、友人・・・その他。そんな生徒は沢山います。その結果、”現代のベートーベン”と言われた佐村河内氏があちこちに出現することになります。

今年も人に書いてもらった自己推薦書で大学合格を勝ち得た多くの若者が新たな道に一歩を踏み出していきます。