2017年4月26日水曜日

遠足

 昨日、平塚江南高校3年の遠足がありました。木更津での潮干狩りです。A君がその成果の一部を持ってきてくれました。

塾で塩抜きしながら、机の上に置いておきました。入水管と出水管が伸びてきて、元気そうです。じっと見ているとなかなか面白く、塾が終わる夜10時頃にはちょっとかわいいなとすら思い始めました。

とはいえ最後は美味しく頂きました。ありがとう。

2017年4月11日火曜日

2017年2月に高校受験した生徒たちからの感想

どうも、八木です。
超久しぶりの投稿です。ご無沙汰してましてすみませぬ。

最近は12月〜2月の受験シーズンに、中学3年生に面接を教えています。
入試の結果発表日に生徒を集めてお菓子とジュース(僕はビール笑)を広げながら、面接の授業がどうだったか聞くのが楽しみの一つだったりします。
また、最後の授業の際に、面接の授業について生徒一人ひとりからフィードバックをもらうのですが、今年も集めたのでここに記しておきたいと思います。


ということで、まずはフィードバックの結果まとめから。

■質問事項はこちら
 1. 授業内容は全体的にどうでしたか?
良くなかった  あまり良くなかった 普通 多少良かった かなり良かった

2. 面接の授業で印象に残ったこと、良かったことは何かありますか?

3. 面接の授業で分かりづらかったこと、もっとこうすれば良くなる!ということはありますか?

4. 八木に対して何か伝えたいことがあれば自由に書いてください



ということで、回答です。

1. 授業内容は全体的にどうでしたか?
・かなり良かった:6人
・多少良かった:1人


2. 面接の授業で印象に残ったこと、良かったことは何かありますか?
・八木先生の授業全てです!
・熱心なところ
・窓をあけるところ。

・文章の直し方に対してのアドバイスが適切

・生徒との厚い壁がないから、質問しやすかったし、親しみやすかったです
・ひとつひとつにアドバイスやかるく文を作ってくれるところがよかったです。

・ひとりひとりに具体的なアドバイスをくれたところが良かった
・実際の面接を意識した練習が緊張感があって良かった
・具体性が大切だということが知れた
・アドバイスが分かりやすくて取り入れやすかった

・みんなの前で面接の練習をすることで、人前で話すことに慣れた
・いきなり文章から書くのではなく、膨らませてから文にすることでうまく文を構成することができた
・他の人の面接を見ることで、すごく参考になった

・〇〇(クラスメイト名)が面接で言う内容を考えたのがたのしかったです。
・自分が予定していない教科などを考えたのもおもしろく、新たな発見があって良かったです。
・最初の3週は、先生が毎回同じTシャツを着ていたことが印象に残っています。
・私は人と話すのが苦手ですが、(特に初めての人)この授業をやって面接がこわくなくなったので、よかったです。(あと、文章を作るのも苦手です。)

・私は面接がすごい苦手で声に出して言うことや書くことなどすべてが苦手でしたけど、八木先生のおかげで良い面接にすることが出来たので良かったです。
・相手の目を見て話すことは苦手だったんですけど今では苦手ではなくなり日頃でも目を見て話すことが出来るようになりました。
・本当にありがとうございました。悔いの残らないようにがんばります。(本番で...)

3. 面接の授業で分かりづらかったこと、もっとこうすれば良くなる!ということはありますか?
・特になし

 ・なし

 ・ありません

・集団面接しかできなかったので1対1の練習もできると良いと思います

・寒いので、授業の始めに窓をあける時間をもう少し短くしてほしかったです。

・特にないです。


4. 八木に対して何か伝えたいことがあれば自由に書いてください
・他の授業も受けてみたいです(笑) ありがとうございました。
・窓の開閉を早くすませてほしい

・短い期間でしたがありがとうございました。

・面接の授業は分かりやすくて楽しかったです。
・本番も授業で学んだことを生かせるようにがんばります。

・毎授業、おもしろい話がきけて楽しかったです!
・一番最初に考えていた文章より、ずっと良くなって自分でも驚きました。
・面接だけではなくて、これからの人生にも活きてくることも学べたので良かったです!
・ありがとうございました!

・今までありがとうございました!
・先生の授業はとてもおもしろく、わかりやすいので毎回授業が楽しみでした。振り返ってみても、これからに生かされそうなことばかりなので、良い経験です。
・本当にありがとうございました。先生もお仕事頑張ってください。

・話し方や書き方など教えていただきありがとうございました。


以上。

いやぁ、今書いてても嬉しいというか、泣けてくるというか。
うーん、9人面接の授業を取ってくれていたんですけど、2,3人だけ接したことがある程度でほとんど初対面だったんですよ。
僕は他の講師が体調崩したりすると臨時で授業に入るので、僕の授業を受けた生徒が多い学年もあれば、あまり受けたことがない学年もいまして。

ということで、最初の授業は少し緊張するわけです。
しかも9人という大所帯。
いや、数学とか英語だったら9人いても大丈夫なんですけど、面接に関しては少ない方がやりやすいのです。
まぁ面接が公立高校の受験科目に入った年から教え続けているので、生徒が多いなら多いなりのやりようを考えるんですけどね。

今年は昨年の教訓を活かして、いきなり面接シートを書かせるのではなく、まずは話の筋道を立てて文章に落とし込んでいくという過程を教えることからスタートしました。
で、席に座った状態で、一人ひとり志望動機から読み上げていってもらう、と。
みんな面接っていうと、態度とかを気にする子が本当に多いんですけど、大事なのは話す内容です。
態度はよほど減点されるような癖がなければOKですし、一人ひとり実践をやらせながら指摘していくので、最初のうちは座学で効率的に話す内容を考えさせていきました。
人数多いし。
12月の頭から面接の授業を開始し、年内に一通り面接シートを書き終えられるのを目標にしました。
正月休みの前に、一度面接の実践を行い、実践を感じてもらって正月休みへ。
苦手な子は面接の内容をお風呂で1回で良いから読めよと言ったのですが、練習した子はほとんどおらず。。
いや、面接やらせてみると練習してるかどうか一目で分かるものなんですよ。
正直1月下旬の時点で、これ間に合うかな〜と思うこともあったのですが、最終的にはほぼ満足のいく仕上がりまで届いたので良かったかなと思います。
今回面接の授業に取り入れたことで、効果的・来年もやろうと思ったことを忘れないようにメモしておきます。
・クラスメイトと入れ替わったつもりで、自分が〇〇くんだったらこういうことを話す、みたいなことを考えさせてみる
 →みんな自分のことだと堅く考えすぎてしまうのですが、他人事だともう少し柔軟に話題を作れ、それを自分のことに応用できる

・まず及第点を目指し、及第点まで行ったら、それを一度捨てさせてみる。
例えば、得意科目を英語で行くとして、ひとまず英語で言う内容を完成させる。その後、「英語以外で言うとしたらどう話す?遊び気分で考えてみて。」と言うと、結構面白い内容が出てくる。最終的にこの「遊び」で話した内容を本番で言った子もいる。
・面接の実践練習の際に、動画で撮影し、その様子を見せる
 面接官を全く見ず、窓の方ばかり見ていることに初めて気づいた生徒もいた。
ということで、今年の教訓を活かして来年も楽しもっと。


最後に、一人ひとりのフィードバックへのコメントです。

コメントありがとう。
3週連続同じTシャツを着ていたのは恥ずい。。。笑
毎授業伸びていく生徒たちを見る俺もとても楽しかったですよ。
「毎回授業が楽しみでした。」というコメントは泣けるほど嬉しいです。


ありがとう。
いや、ほんとに最初に書いてた文章と、本番で提出した文章を比べるとレベルアップっぷりが分かったよね。
これからの人生で面接はもしかしたら一番使える授業になるかもしれないです。
その役に立てたら俺も嬉しいです。


そうなんだよね〜。1対1の練習ができなかったのが心残りです。
教室の都合で。。
でもみんなしっかり成長してくれて良かった。



似顔絵似すぎだから!絵上手いな。笑
生徒と打ち解ける早さ・巧さは俺の特技の一つです。(自分で言う、という。。笑)



窓を開けるのが寒かったってみんな言うな〜。
だって、なんとなく空気が淀んでいる感じがしたんだもん。眠そうな生徒結構いたし。


はっきり大きな声で話す、というのは意外と難しいことなんだよね。
教える立場になると嫌でも意識するんだけどな。
これからも精進してくれい。



俺も他の科目も教えたかったよ。笑
数学とか英語も教えるの得意なんだけどね〜。
いや、でもやっぱ面接が一番得意かな。



面接の授業をしていて思うのは、やっぱりみんな最初は「こういうこと言うべき」みたいな意見とか、「話しているようで実は何も内容がない」、みたいなことが多いんですよ。
あれ、なんでなんだろうな〜。
なので、面接の授業は生徒の個性を引き出すところがスタートです。
みんなそれぞれ興味を持つポイントが違うわけで、面接官が知りたいのは「その生徒がどんな生徒なのか!?」です。
聞く側が「もっとこの子の話し聞きたいな」と思うような内容を考えて話すべきなんですね。
なので、内容を魅力的にすることがスタートでありゴールです。
あとは、その内容を適切に相手に伝える技術を身につけられればOK。
みんな態度とか気にしすぎなんだよね。
面接の実践をした生徒に自己採点させて、その根拠を毎回聞くんですけど、「ちょっとこの部分どもった」とか、「ちょっと手が落ち着かなかった」とか、言い方・態度のことを振り返る生徒が多い。
あのね、「手が落ち着いていないから減点!」とかあまりされないのよ。
そんなことよりも、話す内容が一番大事なのです。

合格発表後に生徒と話していて、「学校の先生ってどの程度面接のこと教えてくれるの?」って聞いてみたところ、どの学校もほとんど見てくれないようでした。
面接シートをちょっと添削してくれる程度らしく。
そうか〜、それだったら俺の授業は意味があるな〜と思った次第です。

受験が終わった後なんでざっくばらんに話せましたけど、みんな授業を楽しんでくれたようなので何より。

僕が目指す塾は、生徒をより高い目標に届かせることを前提としつつ、卒業後も顔を出したくなる塾にするってことなので、高校生活を楽しんで、大学生になって塾を卒業しても時々顔を出してくれるのが理想です。

最近は僕の教え子たちも成人した子が多いので、時々飲みに行くんですけど、楽しいんですよね〜。
若い後輩たちと接する機会ってのは良いもんです。

僕はナナメの人間関係って大事だと思っていて、昔は近所のお兄ちゃんとかと交流があったと思うんですけど、最近少なくなってしまったかもしれないな〜と。
そういうナナメの関係を塾の卒業生たちと作っていきたいですね。

僕はまぁ、ずっと平塚にいますのでね。




2017年4月5日水曜日

合格体験記より不合格体験記

大学生の合格体験記ほど当てにならないものはありません。合格した瞬間から、今までの苦労が忘れ去られ、どこか頭の中で演出されてしまうものです。合格した後で、彼らに会うと受験中の様子と全く異なることを語ることが往々にしてあります。まあ、仕方ないですが。

その意味で、本当に役立つのは不合格体験記です。不合格体験記を読む機会は殆どありません。しかし、本当に学ぶべきものはその中にあります。浪人が決まった塾生と話すと彼らの誠実な反省の弁に肯くことが多くあります。

今年は一人、もう一年受験をすることになりました。彼に、エールを送りたいと思います。この一年を生かすも殺すもお前次第だ。がんばれ!