2009年12月21日月曜日

独自入試問題とは?

進学重点校(平塚江南・湘南・小田原・翠嵐等)の入試では英語、数学、国語の3教科が独自入試問題になっており、全県で行われる共通問題よりかなり難しいものになっています。

そうした問題を解いていて気になることがありました。数学の問題です。
中学入試によく出る典型的な問題がそのままか、いくらか内容を変えて出題されているということです。

例えば、水の中に物を沈めたときの水量の変化に関する問題。円周を移動する旅人算。様々な図形の面積比に関するもの。こうしたものは中学入試では基本中の基本ですが、公立中から公立高校へ進学する者にとっては全く見覚えの無いものだったりします。
逆に中学受験残念組にとってはかつてのなじみの問題です。

こうした問題を(おそらく)安易に採用することは、公教育全体の中での独自入試の意味が十分に検討されていないことの表れかもしれません。

独自を謳うからにはそれなりに独自のものを期待したいものです。

2009年12月17日木曜日

マリッジ数列って?

先週の木曜日、授業後に残っていた講師の先生二人と高校生と私とで立ち話をしていました。
その中で話したことです。

一般項が等差数列×等比数列になっている数列をマリッジ数列(等差と等比が一緒になっている)と呼ぶ人がいるという話になりました。

その中で、「ほら、和を求めるときに公比をかけて、項をずらして、差を取ってSを求めるタイプの問題あるじゃん・・・」と言いながら黒板にそれを書き並べました。
それを見て、皆一様に「あー。あれのことですか・・・」と納得してくれました。
ついでに、マリッジ数列の和をシグマを使って求める方法を説明すると大変驚いていました。

先生は二人とも江南から早稲田理工卒、生徒は江南2年なので、同じような数学環境にいたということは言えるかも知れませんが、殆どの日本の高校生はマリッジ数列の和を求めるのに、教科書に出ている解を唯一のものと信じて疑っていないように思います。かつての私も同様です。

こんな基本的かつワンパターンな問題にも有力な別解がある。それは、数学の醍醐味の一つでもあります。

受験数学が技術化し、「数学は解法暗記だ」という風潮が有力になる中、こうした別解を考える機会はどんどん減っていくのかも知れません。

良くも悪くも日本の数学は数研の教科書と数研の参考書(青チャート等)の数学なのだと感じることが多くなりました。

2009年12月15日火曜日

幸せな時

授業が終わって、11時過ぎに家に帰って、風呂に入って、ビールを飲む。その時、最高のつまみが何か分かりますか?

さかな? うーん、ちょっと違う。食べ物ではないのです。

それは生徒のテストの良い結果なのです。
定期テストでの、予想外の良い結果。模試の結果。受験の結果。それが最上のつまみです。

生徒の模試の望外の結果を見ながら『良かった!』としみじみと感じつつ、ビールを飲む。
この商売をしていて最高の瞬間です。その喜びは自分の子供と全く変わりありません。

さて、必ずしも予定通りの点を取ってこなかった中1の連中が今度の中間の英語で予想外の高得点でした。あれも心配、これも心配という気持ちだったので少しほっとし、ついつい酒量が増えるのでした。ヨッティ!ありがとう!

いよいよ、受験シーズンが迫ってきます。毎年、あれこれ考えて寝つけない夜が続きます。
Tよ!こだわるな!立ち止まらないで前に進め! Kよ。迫力を見せろ! ・・・

一喜一憂するなと生徒に言いながら、一喜一憂するのでした。

2009年12月14日月曜日

第2回 悠々会のお知らせ その2

塾生みなさん、お待たせしました。
第2回悠々会ですが、今度こそ日程決定です!

12月17日(木) 21:00~

日程的に、悠々会~忘年会バージョン~ですな。

今回は僕が料理を担当しようと思います。
ということで、鍋にしますよ~。

塾生にも手伝ってもらい、料理&食事を楽しみましょう。

2009年12月11日金曜日

調べ学習とパソコン

最近『調べ学習』と言うのが小・中学校で流行っているようです。『~を調べてきなさい』という宿題です。この作業には2つのポイントがあります。一つはどのような手段で調べるか。もう一つは調べたものをどのようにまとめるかです。料理に例えると、まず材料を集め、次に料理をするというわけです。

その材料集めは殆どがネットでされます。まずテーマの検索をします。ウィキペディア等で出てきたものの中で使えそうなものをプリントアウトします。それを適当にまとめて出来上がりというわけです。調べるという作業に伴う、様々な労苦やアイデアが見事に無くなっています。

さて、問題はネットに流れている情報をどう評価するかです。

あるテーマで検索したところ幾つかヒットしたとします。
Aはそのテーマの専門家によるもので生のデータを扱っています。
Bもそのテーマの別の専門家によるもので異なる意見と別のデータを扱っています。
CはAとBを見た素人で、その両方を取り入れ、まとめています。この段階で生のデータから1段階遠ざかっています。そして、Cは専門家でなく、そのテーマが良く分かっているわけではありませんが、A、Bより良いものを作ろうと考えるため、見栄えの良いものを作りました。
これを見た小学生はCが最も扱いやすく、見た目も良いのでCをプリントし、宿題を完成します。

これが『調べ学習』です。

ネットの中に流れている情報をどのように判断し、価値付けるか、それを教えてから『調べ学習』をすべきではないかと思うのですが如何?

2009年12月8日火曜日

自己表現その2

小田原高校や大磯高校の前期選抜における自己表現というよく分からないテストについてもう一言。与えられたテーマで面接時にスピーチをするというものです。前回はそのテーマを本人以外の誰かに考えてもらってスピーチする人が大半だからそうしたことを点数化することに意味があるのかという問いかけでした。今回は別の側面から一言。

私の昔の友人Kのことです。彼は極端な吃音(所謂どもり)でした。

少し緊張すると
『ぼっぼっぼっぼっぼっ・・・・・ぼくは・・・きょきょきょきょ・・きょきょきょ・・・きょう・・・がっがっがっがっがっこうに・・・・・いいいい・・・・いいいい・・・・いいい・・・いったとととと・・・とととき・・・・』
という感じでした。それを聞いている人たちは始めは我慢していますが、やがて、耐え切れずに笑い出してしまうのでした。

吃音を治すため、ありとあらゆる治療を受け、個人的に勉強し、研究会に入り、最後はその研究のため金沢大学の医学部に入学して医師になりました。しかし、彼の吃音はさほど改善されていません。

彼と話すときには親友の私も緊張する場面がしばしばあります。地下鉄のホームで話していたとき、通り過ぎる電車の音で彼の話が聞き取れませんでした。思わず、
『なに?』
と聞き返してしまいました。
途端に、彼の目に緊張の色がはしりました。
『ぼっぼっぼっぼっ・・・ぼぼぼ・・・・・』
ぼくたちはお互いに泣きたい気持ちでした。

さて、自己表現はこうした人たちの受験機会をどのように担保しているのでしょうか。
拙速で配慮に欠けた方法だと思えます。もっとましな方法があるでしょうに。

2009年12月2日水曜日

話を聞くということ・・・しつけは学力の基礎?

TVで小学受験の番組をやっていました。未だ年中や年長の子達が母親とともにある進学塾で学習するドキュメンタリーでした。

その塾の女性塾長の話です。『小学受験を詰め込みだどうだと批判される人がいますが、とんでもない。小学受験は家庭のしつけが問われているのです。私たちは家庭のしつけの手伝いをしているのです。学力のない子の多くはその家庭のしつけが家庭内でできない子達です。』

そして、今の子供に欠けていることを幾つか挙げていました。

そのうちの一つが、『とにかく今の子供は人の話が聞けない』ということでした。

うーん、我が意を得たりというところです。常々ぼくもそう思っていました。話が聞けないというのは①話を聞いていない。というのと、②聞いてはいるが内容をつかんでいない。の2つがあります。
更に、②は聞いているようで、聞いていない。というのと、聞いているが理解できないと分類できるかもしれません。

その中で気になるのは、②の方です。話をすると、聞いているように思えるのですが、話が全く伝わっていない場合が以前よりずーっと増えているように感じるのです。理解力の問題というより、他者の言説を理解しようという動機が弱いようにも思えます。

さて、その塾では母親にそのことを伝え家庭での躾を促します。その結果、年中では聞けなかった子達の多くが、年長では明らかな成長を見せているのです。それが、学力の基礎になっているのです。

2009年11月14日土曜日

覆面算って知ってる?

半年か1年ほど前にGoogleの入社試験という本を読んでいて、覆面算という数学(?)を知ったので、紹介しておきます。

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ルールは簡単で、上の数式のローマ字は、それぞれ0~9の数字と対応しています。
上の計算式を数字に変換してください、というもの。

多分、中学生でもできると思うので、時間のある人は試しにやってみてください。

しかし、天下のGoogleが入社試験にこういった問題を出しているというのが、なかなか興味深いです。


<参考文献>

第2回悠々会のお知らせ

第2回悠々会の日程が11月26日(木)に決まりました。

さて、今回は何を作ろうかなぁ。

2009年11月10日火曜日

自己表現って?

 いよいよ、中3後期の中間テストです。この結果で中3の仮の内申点が出され、それを基に公立高校入試が行われます。神奈川県は前期選抜(概ね内申点によって決まる)と後期選抜(内申点+入試の得点によって決まる)の2パターンで選考されます。

 前期選抜に関しては内申点の学校間格差や評価の不透明さ等を理由に色々な批判があり、廃止されるという風評を含め様々な憶測が飛び交っています。

 そうした、不評を払拭するためでしょうか、前期選抜で自己表現活動と呼ばれる検査を導入する高校が増えています。内容は学校によって様々です。その場でテーマを与えられてから考える横浜翠嵐高校のようなものは良いのですが、多くの高校は願書提出の際に与えられたテーマで、前期選抜の面接時に1~2分のスピーチをするというスタイルです。この近くでは大磯高校や今年から小田原高校が採用しています。

 この様な検査に何の意味があるのか甚だ疑わしく思っています。というのは、そのスピーチの原稿を本人が書くとは到底考えられないからです。塾や中学の先生や父兄や或いはそうした原稿を専門的に書くプロ?の手になる可能性が大だからです。高校に提出する自己推薦書の多くが本人の手によって書かれていないのと同じことです。

 一方、後期選抜ですが、平塚江南高校の20%枠は従来入試の得点のみの選考でした。内申点がどのように悪くとも実力があれば入学できるというシステムです。それが、来春の入試から部活等を考慮するとなり、テストの結果以外のものが選考に入ってきました。何のための20%枠なのか良く分からなくなります。

 全体的にちょっと揺り動かしが起こっているかなと思います。

2009年11月8日日曜日

入力と出力について思ったことから膨らませてみる

今日はjyuku..choの入力と出力という記事を読んで思ったことを書いてみようと思います。

jyuku..choの言いたいことと本筋はずれそうですが、その辺はあまり気にせず。。

僕は悠々館以外にもブログを書いているのですが、ブログを始めた当初は時々いいネタが思いついたときに、それを温存したくなる気持ちがありました。
内容がしっかりしている記事はそうそう書けるものではないので、ネタがなくなったときに書こうかなぁという感じで取っておきたい気持ちが出てくるのです。
でもそういった取っておいたネタがあるときは、次のいいネタが思いつかなかったりするんですよね。
そのネタを書いた後に、意外といいネタが思いついたりするものでして。

植物が葉から水分を蒸散させるように、日々の思ったことも出力していかないといい入力が得られないのかな?という気もします。
もう少し論理的に書くと、いいネタを書いた後に心に生まれる想いや、読者からのコメントで考察が深まることもあるということになるんですかね。

で、受験を控える塾生に応用してみると、覚えたことをテストすることも大事ですし、ノートという出力媒体にどんどん書いていく、ということも大事なんじゃないかなぁと思うのです。
僕は教え子(特に数学)に消しゴムは使わないほうがいいよと教えています。

(特に数学の)問題を解いていく過程というのは迷路に似ていて、答えまでの道筋を立ててから計算を始める場合と、道筋がまったく分からず手当たり次第に進んでいく場合があります。
どちらにしても、自分が通った道が間違っていた場合に、「一度通ってみたけど、だめだった道筋」として、マーキングしておくことが大事だと思っているのです。
どうしても同じ間違いはおかしがちなので、自分の間違い癖を覚えておくことも大事です。
一度間違えたことはもう一度間違える可能性が高いのです。

かの有名なエジソンは記者から、「とある発明をするまでに1万回失敗したらしいですね?」と聞かれて、「失敗なんてしたことがないよ。うまくいかない1万通りの方法を見つけただけだ。」と応えたらしいですが、たくさんの方法を試してみることもさることながら、失敗した方法を残しておくことも大事だと思うのです。

一時期、「東大生のノートは美しい」のような本がはやりましたが、あながち嘘ではなくて、自分が振り返ったときに、ノートが見やすく記録されていることは学力アップにつながると思います。
最近生徒を見ていると僕のころよりノートを取らなくなった印象があります。

自分の記憶力を過信してはいけません。
人間の脳は忘れるようにできていると思います。(そうでないと日々の辛いことから抜けられなくなる)

一度忘れて、忘れたことを思い出すことで身になっていくのです。

「一度忘れて思い出す」というステップを踏むためには、忘れたことを思い出しやすいように残しておく必要があり、そのためにもノートという形でまとめておく必要があるのです。

・ノートという出力媒体に、間違えた方法も含めて、きちんと記録すること
・後で振り返ったときに見やすいようにノートしておくこと

この2つを両立させることは難しいです。
(後で見やすいようにノートするには、下書きをしてから回答を記載することが一番であり、その"美しい"ノートには自分の間違えた方法が排除されがちである。)

この両立は人それぞれいい方法を考えてほしいです。

と・に・か・く、みなさん、面倒くさがらずにノートを取りましょうね。
そして何度も見直しましょうね。


間違いなく、自分の字を読むことが一番記憶に残りますから。

2009年11月5日木曜日

無理をしてみる

学力は指数関数のグラフのように向上していきます。飛行機の離陸をイメージしてみます。滑走路を走っているとき(基本の勉強をしているとき)が長い。そこを我慢すると、やがて機体がふわっと浮きます。この瞬間にどどどっとパワーを上げます。すると機体は急激に上昇し始めます。

勉強の困難な点は、滑走路を走っている時間(基本の勉強)が長く、上昇する前に失速してしまう。或いは、機体が浮き始めたときにパワーを全開にできず、やがて地上に降りてしまう。そんな所にあるように思います。

クラッチの付いた車(オートまではない車)やクラッチの付いたバイクに初心者が乗ると大抵エンスト(エンジンストップ)してしまいます。それは、アクセルを直線的に(一次関数的に)踏む(開く)からです。少し動いたところで、アクセルをやや強く踏む(アクセルをやや強く開ける)、その感覚が分からないからです。

ここだ!という所で少し頑張らなければなりません。勉強にもそんなポイントがあります。そのときは少し無理をする必要があります。無理を続けるのではなく(そんなことしてたら、エンジンが壊れてしまいます)要所要所で無理をするのです。

もっとも、人間は車のエンジンよりは余程丈夫に作られています。ちょっと勉強したくらいで壊れたりはしません。まじめにやっているのに、学力が向上しない人を見ていると、その部分にくいたりなさを感じてしまいます。一度無理をして見ましょう。すると、もっともっと可能性があることが見えてきます。

2009年10月30日金曜日

日本語が通じない?

生徒と話しているとき、話の内容がどの程度通じているのか不安になるときがあります。特別に難しい話をしているわけではないのですが、相手に全く理解されていないという場合が多々あります。

例えば中1のクラスで『来週の月曜日は祝日ですが、塾はあります。ただし、時間を変更して午前中にやろうかと思いますが、都合はどうですか?』と言ったとします。
必ず『来週休みですか?』とか『やった!休みだ』とか誤解する生徒がいます。話はちゃんと聞いているようなので、内容をつかみ損ねたのだと思いますが、少し話が複雑?になると内容をつかめない人が出てきます。

プリントをするとします。『1番はやらないで、2番からやります。最後の7番は時間の余った人だけやってください』と言います。この位でもう誤解してしまいます。話をきちんと聞く、問題文をしっかり読む、そんな習慣が十分でないのかもしれません。

定期テストの過去問をやると、設問の意味がつかめず、『これどういう意味ですか?』『意味が分かりません』という質問が決まって出ます。特に、内容がつかめないような文でない場合『もう一回読め』といって、自分自身で理解させるようにするのですが、簡単でない場合もあります。

こうした、言葉の理解力は『国語』というような教科の力不足というのではなく、もっと日常的な言葉の力が欠けている人が増えているからかもしれません。

生徒がとんでもない質問をしたときに、『なんとおっしゃるウサギさん』というと昔は生徒から反応があったのですが、最近は何の反応もありません。全く受けないのです。やはり、言語能力が落ちているのでしょうか?

もしもし亀よ亀さんよ。世界のうちでお前ほど、歩みののろいものはない。どうしてそんなに遅いのか?  なんとおっしゃるウサギさん。それなら・・・・・・・・・

この歌が背景にあってですね。それを使って・・・、おやじギャグをですね・・・・・。全然受けないわけでして・・・・

えっ? 言語能力とは関係ないって? ただ、つまらないだけ? あっ・・・ごもっともです。

2009年10月29日木曜日

第1回悠々会を終えて

今日は先日塾長に提案した悠々会の記念すべき1回目を行いました。

悠々会、といっても、塾生と講師で食事しながら語ってみようというラフな感じのものです。
今回はjyuku..cho作のおでんと鶏ハムに、僕が持っていった器具で淹れたコーヒーという微妙な組み合わせ。(笑)



塾生と、部活のことや勉強のことなどいろいろと話せました。
近々平塚江南高校の女子の制服が変わるらしいですね。

僕は悠々館の強みは、"卒業生が集まってくること"だと思っていて、今後その点を活かしたことを悠々会でやっていきたいなぁと思っています。

悠々館の卒業生で、今は大学で勉強している先輩が就職活動で悩んでいることを報告してくれたり、仕事をしている人が、今目指していることを報告してくれたりしたら、高校生にも意味のあることなのではないかなぁと思うのです。
学力アップ=モチベーション×勉強法だとすると、個人的にはモチベーション向上につながることをこの会の中で企画していきたいなぁ、と。

昔でいうと、近所の兄ちゃんに勉強を教わるような感覚ですかね。
勉強を教わりながらも、その兄ちゃんの悩みとかも聞けて、そのことで視野が広がったり、視座が上がったりするのは面白いんじゃないかなぁと思うのです。



塾としてさまざまな勉強法を取り入れていくのはもちろんですし、勉強法という点でも日夜jyuku..choを始め、講師一同「あぁしたらいいかな?こうしたらいいかな?」と悩んでいるわけですが。

個人的には生徒同士で学んだことを伝えあるような勉強法を試してみたいと思っています。
マインドマップとか使って。

まだ1回目を終えたばかりで、今後どういった方向に進んでいくか見えていませんが、とりあえず定期的に悠々会を開催したいと思います。
毎月初めに「今月の悠々会はxx日です」みたいな貼り紙を貼ろうかな。

2009年10月27日火曜日

Time flies like an arrow. 時間蝿は矢が好きだ

Time flies like an arrow. を日本語にできますか? 勿論『光陰矢の如し』です。時間は矢のように過ぎて行くというわけです。

随分昔、未だパソコンが無かった頃のことです。MIT(マサチューセッツ工科大)に留学していた若い研究者から聞いた話です。大型コンピュータで英語を日本語にするプログラムを作っていた学者が、『Time flies like an arrow.』 を訳したところいくつもの候補が出てきました。
最も可能性のある順に
     ①時間蝿は矢が好きだ(time:時間、 flies: fly蝿の複数 、like:好き、an arrow:矢)
            ②・・・・・・・・・・・・
     ③・・・・・・・・・・・・
     ④・・・・・・・・・・・・
     ⑤時間は矢のように飛ぶ
     ⑥・・・・・・・・・・・・
のようだったそうです。①の訳は文法的に正しく、コンピュータとしては自信満々の翻訳ったようです。②~④も文法的に正しいが、内容が当てはまらないもので、5番目でやっと正しい訳が出てきます。
この事情は今もあまり変わっていません。中学生がたまに自分の書いた英語の作文を見てくれといって持ってきます。大抵、中学校の宿題で、『修学旅行の思い出』とか『将来の私』といった内容です。一目見て、変な文だと感じます。その一秒後に翻訳ソフトを使ったなと気付きます。理屈(文法)のみで作られた文がどんなに滑稽かを思い知らされます。人間がする翻訳である限り、どんなに初心者の英語でも、どんなに英語が苦手でも、どんなに直訳でも、そこにはある判断が働いており、間違えの数はずっと多くとも、しかし、ずっと血の通った文章になります。

さて、翻訳ソフトを使うときには機械が翻訳しやすいように分かりやすい日本語にすると良いですよ。まだ言葉が上手くしゃべれない子供や、日本語学習中の外国人に話すように、噛み砕いた表現をすると上手く訳せます。彼ら(翻訳ソフト=パソコン)はまだまだ子供なのですから。

2009年10月26日月曜日

数学は自由だ!

数学は最も自由な学問です。国語や英語や社会や理科に比べて圧倒的に自由です。

こう言うと、『えっ?』っという顔をする人がいます。国語や社会の方が解答に多様性があって自由なんじゃないの?数学は解答がただ一つで自由度が少ないんじゃないの?というわけです。
そうなのでしょうか?
では、数学でしてはいけないことは何ですか?殆どありません。正しいことは何でもして良いのです。これは国語やその他ではそうはいきません。正しくても駄目なことが沢山あるのです。その点、数学は正しければ何をしても良い。圧倒的に自由です。正しいか、正しくないかその一点だけが数学のルールなのです。

英語雑感1

英語の話を生徒としていました。そのとき気になったのは英語という体系に一対一で対応する形で日本語という体系があると思っている人が案外多いということです。この誤解(錯覚)は単語のレベルから文法その他のレベルまで様々にあるようです。例えば、”りんご=apple”と言ってしまって良いのかという問題です。私たちがイメージするりんごとアメリカ人がイメージするappleと同じなのでしょうか?以前アメリカ人とイギリス人が”mountain”という言葉について話をしていました。高い山の無いイギリス人に対して、高山に囲まれたアメリカ人が『あなたの言うmountainはアメリカではhill(丘)と言うんです』と言っていました。
こうしたことは文法にも及んでいます。全ての他動詞は全て受動態にすることができるのか?日本語で可能な表現は英語でも同様に可能か? 残念ながらこうしたことはいつも可能とは言えません。そのことを知っておいて良いかなと思います。
『次の英文を日本語にせよ』というあまりにありきたりな設問を正しく理解すると『次の英文の意味するところに最も近くて類似している日本語を書きなさい』ということになるかもしれません。

2009年10月21日水曜日

読書のすすめ

僕は高校生の頃はほとんど読書をしていませんでした。
社会人になって、ある人の講演を聞いて読書をするようになり、今では月に2,3冊読んでいます。

今では大好きな読書を高校のころになぜしなかったのかと考えると、一つにはいい本に出合えなかったからだと思います。
とかく、小学生のころに読まされた読書感想文の課題図書がつまらなかった。
僕が当時書いた読書感想文は本当にひどい内容で、確かに僕は文章能力は無かったですが、言い訳をさせてもらうと、読まされた本自体に興味が無かったのです。
興味が無い本について感想を書けといわれても、いい文章がかけるわけがない。
でも、いい本と出合ったことが無いから比べることもできず、我慢してあとがきを写していたわけです。

でも今はたくさんのいい本と出合うことができました。
たった一冊との出会いで本好きになることがあるのです。

僕は今悠々会で何をしようか考えているのですが、まだ高校生の生徒たちに本の魅力について話すこともしていきたいなぁと思っています。
僕はビジネス書、自己啓発書が好きで、jyuku..choは文学が好きで、お互い興味が異なるので、結構面白い書評を展開できるんじゃないかなぁとわくわくしています。

一人でも読書の魅力に早く気づいてくれる人がいたらいいなぁ。

2009年10月16日金曜日

入力と出力

植物の蒸散が盛んだと根からの水の吸収量が増えます。長距離走では息を吸うことより吐くことを意識すると良いという話を聞いたこともあります。入力と出力の関係です。

勉強も同様です。入力(おぼえること学習すること)に意識が行き過ぎて出力(おぼえたこと学んだことを表現する)が疎かになっている人が随分いるように思います。ちゃんとおぼえてから問題を解きたいという気持ちは理解できますが、学習の初期の段階から、問題を解くことに十分な時間を割くようにしましょう。

2009年10月15日木曜日

悠々会はじめました。

今日の授業の後に塾長に、悠々館の講師、卒業生、生徒で定期的に集まれる場を作ろうと提案しました。

その名も、悠々会!

現塾生にとっては大学生や社会人の先輩の話を聞ける機会になりますし、大学生や社会人にとっては悠々館の思い出を話したり、塾長や僕と雑談をしたりできる場にしようと思います。

基本的には高校生以上を対象にするつもりですが、詳細はこれから考えていこうかなぁと思っております。
まずは現塾生と講師で集まってみようかな。

参加希望の方は塾長か僕に声をかけてください。
ちなみに、しろたさんとフロシャイム怪人さんは既にメンバーになっておりますので。(笑)

2009年10月13日火曜日

10月13日:中学生期末反省会

平塚江南2年のクラスが修学旅行のため休講。空いた時間で中1の面接をしました。

面接の内容は先週の期末テストに関するものです。上手くいった生徒にも、上手く行かなかった生徒にも反省を聞きました。その中で必ずあるのが所謂ケアレスミス。英語では?マークやピリオドのつけ忘れ。数学では-の付け忘れ(それってケアレスミスじゃないだろ)。

沢山英文を書いてきた人はめったなことで?マークやピリオドを付け忘れることはありません。正の数と負の数がしっかり理解でき、ある量の練習をつんでいる人がプラスとマイナスを間違えることはありません。それはうっかりしたミスでは無いのです。もっと厳しい勉強をしましょう。沢山やれと言っているのではありません。きちんとした勉強をしてほしいのです。

きちんとした勉強とは『間違えた問題を次に間違えないようにする』。それだけです。同じ間違いを何度も何度もしてはいけません。

2009年10月11日日曜日

10月10日:傘張り浪人

 教室のカーペットの汚れを取る洗剤を探しにホームセンターに行きました。あれこれ探していると傘修理のセットを売っていました。昔は、傘の修理、包丁研ぎの職人が町内を周っていたものです。懐かしさのあまり、1セット買って帰りました。早速骨の折れた傘を見つけて直してみました。すばらしい! 完璧に治りました。100円で買った傘が200円で復活したのです!
 誰か傘直してほしい人いませんか?

2009年10月9日金曜日

10月8日:台風一過で秋晴れ

 最近朝のテレビ番組で『ひどい医者がいる』という視聴者からの投書を林家こぶ平(今は他の名を襲名しているかも知れませんが)が読んでいました。凡その内容は以下のようです。

 若い母親からの投書で
 「子供を病院に連れて行きました。そこで子供が信じられない扱いをされ大変驚きました。医者が我が家の息子を診察するときに『お前みたいに大声で泣いている子供は初めてだ。そんなに泣いていると屑カゴに捨ててしまうぞ』と言ったのです。子供はそれを聞いてますます大声で泣き出してしまいました。本当にひどい医者がいるものです。家に帰ってから、病院に電話して『もう、あんたの所になんか2度と行かない』と言ってやりました。本当にひどいと思いませんか?」
 するとこぶ平が「ひどい医者がいるものですね」とコメントしていました。

 驚きました。医者ではなく母親の方にです。そして、こぶ平のコメントにです。その医者は普通か或いは普通以上の良い医者だと思えるからです。母親の方がずっと異常に思えるからです。

 数日後、中学受験専門塾をやっている友人と飲んでいるとき、このことを話しました。すると、
「そうなんですよ。最近の母親の子供に対する感情はまさにそうなんですよ。今の話は決して特別じゃありません」と言ったのです。

 そうなのですか?ぼくは無知でした。教えている小学生が宿題をやってこないと「ブラジルまで放り投げるぞ」とか、うるさくしていると「電池を抜いて粗大ごみにして捨てるぞ」とか頻繁に言っているのです。やばい!言葉を慎まなければ・・・

2009年10月8日木曜日

高校生のときの思い出。

しろたさんのコメントで俄然書く気が沸いてきた八木です。

ちょっとまじめな話を思いつかないので、今振り返って高校のころの思い出をつらつらと書き綴ってみようと思います。

僕は高校を卒業して10年が経とうとしているわけですが、今でも覚えている高校の思い出といえば、
・好きだった女の子のこと
・体育祭でめっちゃ頑張ったこと
・高3のときに死ぬほど勉強したこと
の3つですね。

他にも細かいことはたくさんありますが、この3つが一番印象的。

で、まぁ一応塾なのでね。そこは勉強のことを書きますよ。

当時は体育祭が9月だったので、高3の夏休みはほぼ体育祭に費やしました。
で、体育祭が終わったころに、「勉強しなきゃなぁ」という想いはあったのですが、いかんせんどのくらい勉強したらよいのか、とか、何から始めたらいいのか、とかが分からなかったんです。
で、周りの友達がエンジンかかってきて。
「昨日、2時まで勉強しちゃったよ~」なんて仲のよい友達が言い始めるわけですね。

で、とりあえず思いつくところから勉強を始めるわけです。
僕の場合は数学は得意だったのですが、物理がぜんぜんできなかったので、ひたすら復習をやり始めたんじゃないかなぁ。(このあたりうろ覚え。)
数学は「1対1対応の数学」(今でも僕が使ったテキストとノートが塾に置いてあります。)をやり始めたのかな。
いや、その前にJYUKU..CHOの授業の復習をやった気がする。
当時はJYUKU..CHO作成の問題集を塾の授業で使っていて、それを3回は解いた記憶がありますね。
授業とは別で自分のペースで復習していって、分からないところを次の授業で聞く、という感じ。

自分なりのペースがつかめてエンジンがかかってきたのが11月くらいからだったかなぁ。
かなり遅いほうですね。

で、年末あたりから高校に行かないで家で勉強するようになるわけです。
そのころのスケジュールは↓のような感じ。

7時 起床
7時~7時半 朝食
7時半~8時 物理
8時~ 顔を洗う
8時半~12時 物理
12時~13時 昼食
13時~18時 数学
18時~19時 夕食
19時~25時 英語、その他(センター科目とか化学とか)
25時 就寝

年末か年明けから、3月頭くらいまで毎日これでしたね。
15時間は勉強していたんじゃないかなぁ。

上のスケジュールを見て実は自分でも、とってもよかったなぁと思う時間があるんです。


さて、どこでしょう?






正解は、7時半~8時に勉強を入れたこと。
普通歯磨きしてから、勉強し始めるでしょ。

僕の場合、両親が共働きで、毎朝8時過ぎに家を出て行くんです。
で、7時半に朝食を終えたら、食器を片付けて歯も磨かずにそのまま教材を広げるわけです。
で、30分くらい解いてみる。
解けるときもあれば解けないときもある。

で、30分やったら歯を磨き始めるわけです。
そうすると、歯を磨いている間もさっき解いた、もしくは解けなかった問題のことを考えるわけですね。

今振り返ると、この時間がとっても大事だったように思います。

歯を磨きながら、ぶつぶつ独り言を言いながら、物理の問題のことを考えると、なぜか集中できたんです。
「ゴシゴシゴシゴシ、いや、待てよ、この法則を使えば、ゴシゴシゴシゴシ、あ、でもだめか、ゴシゴシゴシゴシ、じゃぁこれならどうだ、ゴシゴシゴシゴシ、あ、そうか、これでいけるわ」

で歯磨きが終わるころには続きを解きたくてウズウズしてるわけですよ。
で、その集中力のまま12時まで突っ走るわけですね。

僕は高2のときに物理がさっぱり分からなくて、(ほんとにまったく分からなかった。)高3から予備校でゼロから習い始めたので、もうぜんぜんついていけなくて。
で、体育祭が終わったころからちょっとずつ復習していったんですけど、ぜんぜん追いつけなくて。
ほとんどこの歯磨き後の3時間半で追いつきましたね。


で、今日言いたいことをまとめると。

いかに自分の集中力をピークに持っていくか、また、それをいかに維持するか、が大事だということになりますな。

僕の場合は「歯磨きしながら、歩きながら、ぶつぶつ独り言を言いながら考えること」でしたけど、人それぞれ集中力のスイッチがどこかにあるはずなので、探してみてください。

それは例えば「ファミレスで勉強する」という場合もあれば、「家で一人で歩き回る」という場合もあれば、「友達と一緒に図書館に行って、合間に教えあいながら」という場合もあるでしょう。

「あ、私って意外とこうすると集中できるな」とかが早めに見つかればしめたものですよ。

だらだら10時間勉強するより、超集中して1時間勉強するほうが身になりますから。

2009年10月6日火曜日

10月6日:コレクションその2

 数Ⅲの積分を暫くしていないとふと解き方を忘れていることに気づくことがあります。微分は力技なので、どんなに複雑でも忘れることはあまり無いはずです。一方、積分は技巧的なので、覚えていないとできない部分が沢山あります。そこで高3理系の生徒に薦めているのが、積分のコレクションです。
 京大式カードのようなものに、その日勉強してできなかった積分の問題を書きます。裏に解答を書き込んでおきます。沢山勉強しているとそのカードがだんだん増えてきて、コレクターとしての喜び?を満たしますし、積分も身に着くし一石二鳥です。小学校の頃、ポケモンカードや遊戯王カードを集めていた人には最高の勉強方だと思うのですがどうでしょうか。
 なお、京大式カードは高価なので、100均に打っているA5サイズの画用紙を使うとお値打ちです。色も綺麗だし。
 是非やってみてください。

2009年10月4日日曜日

10月4日:Z会の本が無い!

 あるクラスでZ会の速読英単語をやることにして、各自で購入するように指示しました。ところがどこの本屋に行っても無いのです。絶対に置いてあるはずのラスカのさくら書店にもありません。いったいどうしたのでしょう。不思議です。
 Z会に関してはもう一つ謎があります。「・・・大学合格者の半数はZ会の添削をやっています」というような広告があります。逆に「・・・大学不合格者のどれだけがZ会の添削をやっているか?」
 その広告を見るたびに気になっています。

2009年10月2日金曜日

10月2日:単語帳コレクション・・・また、買ってしまった。

 単語帳を集めるのが趣味?です。単語を覚えるためではありません。単語を覚えるという単純な作業に色々な考えと方法があるのが面白いのです。
 ずーと昔は旺文社の通称「豆単」(今のターゲットの祖先?)が圧倒的に支持されていました。その後、今も版を重ねている「試験にでる英単語」(通称:しけ単またはでる単)が流行しました。僕も受験時には使いました。
 それから随分時が経って、今では「ターゲット」、「速読英単語」、「システム英単語」、その他・・・と百花繚乱の様相です。そして、その覚え方も様々です。一方に1英単語を1日本語に対応させたものがあり、反対に文脈の中で単語を覚えるものがあり、その中間のものが様々あり、語呂を使ったものもある。
 今日また一冊買ってしまいました。以前から気になっていた「一分間英単語1600」というものです。この本の考え方には共感するところがあります。かつて自分でやっていた方法に若干似ているのです。ページをペラペラめくって「ふーん」と感心して。といって単語を覚えるわけではありません。あくまでコレクションなので。本箱にある先月買った「ゆめ単」の横に並べて、一人満足するわけです。ちょっと変?
 単語の量は増えませんが、単語帳は着実に増加しています。次の目標は「英単語ピーナツほどおいしいものはない」という単語帳なのですが・・・

10月1日:難系物理を使う?

 授業が終わってからY先生と色々話をしました。その中で、『難問題の系統とその解き方・物理Ⅰ・Ⅱ』(通称:難系物理)を使った授業をしてみようと提案しました。知る人ぞ知る名著です。とても良い本なのですが、普通の高校生に独習はかなりきつい。Y先生も「うーん」と唸っていましたが、元々物理好き、直ぐにその気になりかけているのが分かりました。まずは冬季講習あたりで短期集中講座としてやりたいと思います。
 

2009年10月1日木曜日

合格実績

豊原町に移転してからの3年間の合算です。
一年未満の塾生を含みません。


・・・・・・・・・・・・大学・・・・・・・・・・・・・・・・・
国立
東京大・理Ⅰ 横浜国立大・工 北海道大・経 筑波大・工 静岡大・教育
私立
慶応大・理工 早稲田大・理工・社学 中央大・商 明治大・農 東京理科大・工
東海大・工 大妻女子大・家政 東京工科大・工 東京都市大 昭和女子大


・・・・・・・・・・・・高校・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平塚江南高校 大原高校 伊勢原高校 二の宮高校 平塚工技高 小田原高校

2009年9月18日金曜日

期末テスト振り返りと秋期講習について

以下の内容で、期末テスト振り返りと秋期講習を行います。
悠々館の生徒も、悠々館に興味をお持ちの方もこぞってご参加ください!

対象:高1, 高2
教科:数学を中心に英語、物理
日程:全3回
   1回目の授業:2009年9月19日 19:00~21:50
   2回目以降は参加者と相談の上、決定します。
費用:3,000円
申し込み方法:電話かメールで19日正午までにお申し込みください。

2009年9月15日火曜日

コピーレフト

 詩人の谷川俊太郎氏や俳優の米倉まさかね氏らが、著作権に関して、ある塾用教材出版社を訴えたという新聞記事を目にしました。その出版社は塾関係の会社としては割りに有名です。
 国語の教材として、許可無く使用されたということのようです。出版社側は代理店を通じで許可を取っているといっています。事の真相は部外者にははかりかねるのですが、少し気になることがあります。
 谷川俊太郎の作品はともかく、米倉まさかね氏の作品に触れる機会がそんなにあるとは思われません。氏は私の尊敬する俳優ではありますが、作家としての彼の作品に出会ったことはありません。
 本を読む機会が少ないと言われている今の子供たちが、文章を読む数少ないチャンスは塾の国語教材だったりします。そこで扱われていた作品に感銘を受け、やがて、本屋でその作者のものを手に取るかもしれません。
 かつて、批評家小林秀雄の作品は大学受験に最も出題されており、それを契機に小林の世界に入り込んでいった数知れぬ読者がいたはずです。米倉氏の作品に触れる貴重な機会をこの訴訟によって失ったのではないか?とも思えます。
 最近、入試問題を見ていると、国語の問題が著作権の関係で掲載されていない場合が多くなっています。知的所有権の重要性は十分認識していますが、もう少しやりようがあるのではないかと・・・
 文化の伝播を考えるとき、単にコピーライトを主張するのではなく、堂々とコピーレフト(コピーフリー)を主張する人が増えてきても良いように感じます。そして、米倉氏はそうした部類の文化人だと思うのですが。

2009年9月13日日曜日

やらないからやる気が出ない

先日、授業が始まる前に塾内をうろうろしていて、一枚の張り紙に目が留まりました。
その張り紙には10個くらいの文章が書いてあって、その中の一つが、「やらないからやる気が出ない」というものでした。

「お、これはいい言葉だな~」と思い、この言葉を元に思うことを書いてみようと思います。

この言葉の言いたいことは、やる気が出てからやるのではダメ、いつやる気が出るか分からないということでしょう。

昔から、善は急げ、思い立ったが吉日、今日できることを明日に延ばすな、など、すぐに行動をするよう促す言葉がいくつもあります。
それらの言葉が時代が変わっても人々に言われ続けるのは、やはりすぐに行動することがなかなか難しいからでしょう。

「ダイエットは明日から」というCMがありましたが、やろうと決意してもすぐに始められないことがいかに多いことか。

ダイエットでも勉強でもまず始めること。
その後、やりながら考えて、やり方を変えたほうが良いと思うことがあれば修正していく、という姿勢が大事なのだと思います。

勉強の計画を立てる前に、まず何でもいいので1時間くらい勉強して、それから計画を立てましょう。

手を動かす前に、まず計画を立てて、「よし、明日から始めるぞ」という姿勢では、明日になったら、「今日は"あれこれ"をやらなきゃいけないからな~」と言い訳をしてやらず仕舞いなってしまい、計画倒れになり、そんな自分が嫌になり、という悪循環になってしまいます。

まずやること。
勉強だったら、数学でも英語でも国語でも何でもいいです。
今心に浮かんだものを手に付けましょう。

この記事を読んで、やらなければいけないことを先延ばしにしている人、今すぐに鉛筆を取って始めてみてください。

2009年8月27日木曜日

遅刻をする学生は受験に失敗する?

今日は僕の夏期講習の最後の授業でした。

1ヶ月ちょっとでしたが、高校生に英語を教えてきて、最後に何を教えようかと悩んでいたのですが、英語以外に2つのことを教えようと思いました。

1つ目は遅刻をしないように心がけること、2つ目は復習をすることです。
どちらも当たり前のことですね。でもその当たり前をもう一度教えようと思ったわけです。

試験というのはある時点での学力を計ることです。
もし高校3年間という時間制限を設けずにいつまでも勉強をしていくことが許されるのであれば、たいていの人は一生のうちに行きたい大学に受かるでしょう。(そこまで根性が続けば、ですが。)
現に、何年も時には10年以上かけて司法試験合格を目指す人もいます。

ただし、実際の大学受験ではそういうわけにはいきません。
多くの人は現役や数年の浪人生活で受かった大学に行きます。

ある時点(試験当日)までに自分の学力をどのレベルに持っていけるか、という制限時間付きの努力をみんなしているわけです。

さて、遅刻をする人というのは、いろいろな言い訳をしますが、結局時間管理ができない人です。
理由はたくさんあるでしょう。
例えば部活が長引いたり、寝坊をしてしまったり、友達と話していて時間を忘れてしまったり。

友達との遊ぶ約束に遅刻をしがちな人は友達から「あいつはいつも5分くらい遅れるから5分くらい遅れていくとちょうど良い」と思われていたりします。
仲の良い友達は待ってくれますが、将来的に仕事をするようになったらお客さんは待ってくれません。
それ以上に、試験という時間制限が決まった努力では「ちょっと学力が間に合わなかったから来月再試験をしてくれ」というわけにはいかないのです。

遅刻をしないためには常に準備が必要です。
何時までにどこどこに行くには何時にここを出なきゃいけないな、とか事前に計画を練る必要があります。
遅刻をしない人はこの準備をきちんとできる人で、遅刻をする人は準備ができない人です。
そんなに難しいことではなく、無意識にみんな準備をしているわけですが、それを意識的にやってほしいのです。

例えば授業が19時から始まるのであれば、10分前には教室について準備をしよう、と思ってほしいのです。
19時から授業というと、たいていの人は19時までに塾に来ればよいと思っていますが、そうではありません。
19時にすぐに先生の話を聞ける状態にしておけるかが大事です。
だから理想的には、「5分前に授業を受ける体制を作るためには10分前に塾についている必要があるな。でも途中でハプニングが起きて遅れるかもしれないから、15分前に塾に着くように家を出よう。」と思ってほしいのです。
大事なことは「19時に着く」という目標ではなく、「19時10分前に着く」という少し高めの目標を置き、さらに遅れる可能性を考えてそれより早めに出るという準備の習慣です。

今は学生なのでそれほど責任を負うことは少ないですが、時間に関する感覚は今身につけるべきだと思います。
準備を十分にできる人は学力も伸びますし、行きたい大学に受かる確率が上がります。


もう一つは復習をすること。
勉強ができる人というのは、必ず復習をしています。
みんなそれぞれ分からない問題にぶつかりますが、そこで分からないままにしておくか、分かるまで考えるかで勉強ができるようになったりならなかったりします。
復習をすれば絶対に勉強ができるようになるわけではないですが、復習をしなければ絶対に勉強ができるようにはなりません。
つまり、復習は勉強ができるようになる必要条件だということです。(お、ちょっと難しいこと言ったぞ。)

会社に入った後に、毎回同じミスをしていれば上司からの評価は下がります。
できる人は一度したミスを繰り返しません。
それは失敗から学習して次は失敗しないようにするというサイクルがあるからです。
分からないことが多すぎて、どれを復習していいか分からない、とか、学校の授業がすぐ次に進んでしまうので復習が追いつけない、とか復習ができない理由はいろいろとあると思いますが、分からないことを常になんでだろう?と頭の片隅においておくと良いと思います。

常に考える癖をつけること。

例えば数学の点が良い人は、ほかの人よりも数学のことを考えている時間が長いです。
一部の天才は一を聞いて十を知るのかもしれませんが、ほとんどの人は考えている時間が長いから良い点が取れるのです。
だから分からなかったことはなるべくその場で分かるまで考える。そのときにどうしても時間がきてしまったら、分からなかった問題を忘れずに頭の片隅においておいて、何でだろう?と考える。
全教科でそうしなくてもいいです。なるべく好きな教科、考えていて苦にならない教科で復習の習慣をつけましょう。


ほかにもたくさん話したいことはあったのですが、夏期講習という限られた時間ではここまででした。

本当はこれからの日本を生きていくうえで考えてほしいことや、今勉強していることの意味、僕の高校生活の思い出話や、社会人になってみて思ったことなどについてもっと話したかったのですが、とりあえず僕の夏期講習は今日で終わりです。
伝え切れなかったことはこのブログや生徒との雑談の中で少しずつ伝えていこうと思います。

夏期講習は今日でおしまいですが、これからも塾にいるので、見かけたときは分からない問題や悩みなど気軽に話しかけてください。

2009年8月9日日曜日

接頭語と接尾語で英単語を想像してみる

昨日の授業で、recall, remind, remember, researcher, review と一つの文章でreから始まる単語が5つも出てきました。
これは、接頭語について教えるべきかなと思い、授業の中で少し触れましたけど、もう少し触れておこうと思います。

英語が話せる友人と話していたところ、英単語はある程度覚えるまでは辛いけど、そこから先は急に楽になるらしいです。
(残念ながら僕はその境地までいたっていませんが。)

日本語で言うと、例えば、"零"という漢字がなんと読むか?をきかれたら、推測で"れい"かなと思いますよね。
それは、"令"がくっついてるからですが、これと同じことが英語でもあって、例えばre がついてたら"再び"という意味が入りそうだな、とかが分かってきます。

先ほどの5つにしても、少なくとも4つは意味を知らなくてもイメージは沸きます。
re(再び) + call(呼ぶ) = recall(再び呼び起こす⇒思い出す) 
re(再び) + mind(気にする) = remind(再び気にさせる⇒思い出させる) ←ビジネスでよく使います。
re(再び) + member(会員) = remember(再び仲間に取り込む⇒思い出す) ← これは無理があるか。。
re(再び) + search(注意深く調べる) + er(人) = researcher(再び注意深く調べる人⇒研究者)
re(再び) + view(見る) = review(再び見る⇒振り返る)

こういったことを意識しながら例文を読むと、意識しないで読むより記憶に残りやすいでしょう。
生徒のみんなはぜひ意識してみてくださいね。

ドラゴン桜・・・その後

 ドラゴン桜がテレビで放送されていたとき、高1だった塾生が今春全員大学生になりました。皆その番組を見ていたし、私もその影響で毎週ビデオに録っていました。
 マニュアル化された、技術優先の学習方法には抵抗がありましたが、学ぶことも多くあり、いろいろ考えさせらたものです。
 その功罪については別の機会に記すとして、彼らの最終進学先について簡単に書いておきます。
 横浜国大工学部、東京大学理Ⅰ、筑波大学、早稲田大学、東京工科大学、中央大学です。
 小さな塾としてはまあまあの結果かと思います。ドラゴン桜の影響を最も強く受けていた生徒が東大合格というわけではありませんでした。彼がドラゴン桜を今どのように考えているのか今度あったときに聞いてみたい気がします。
 

2009年8月7日金曜日

aと書いてアと読む単語はエァと発音する。

最近英語を教えていて、意外と発音やアクセントが苦手な高校生が多いことに気づく。
長文読解の問題の解説時間に、生徒一人一人に、順番に1文ずつ読んでもらっているのですが、みんな読むことが苦手みたいです。
学校の授業であまり英文を読まなくなったのかなぁ。
もしくは引っ込み思案な生徒が多いのでしょうか。

ということで、発音の覚え方を一つ紹介します。

例題:motherと異なる発音の単語を選べ
①couple
②come
③cut
④family


正解は④です。

u, o, ouと書いて"あ"と読む場合は、"ア"と発音しますが、aと書いて"あ"と読む場合は"エァ"と発音します。
つまり、familyはファミリーではなく、フェァミリーなんですね。
他はカップル、カム、カットとすべてアと発音します。

一つ一つの単語の意味、読み方、アクセントの位置を暗記させることは効率的ではないですし、授業の中ではそこまでできないので、こういった共通点を教えてある程度効率よく教えていかないと受験までに間に合わないですね。

似たようなことが他にもいくつかあるので、授業の中で説明していこうと思います。

2009年8月4日火曜日

which の使い方をもっとシンプルに覚えられないだろうか。

先日、高3英語の授業でwhichの使い方を教えました。
その授業の後に、家でいろいろとwhichについて僕なりに考えたことを書いてみようと思います。

"どちら"という意味の使い方は分かりやすいと思いますが、関係代名詞と呼ばれる使い方は少し分かりづらいですよね。
which という単語をYahoo辞書で調べると、代名詞と形容詞に分けられ、その後細かく12通りほどに分けられていますが、すべてを暗記しろと言われたらやる気なくなりますし、実用的ではないですね。

英語のネイティブスピーカーがすべての用法を意識して使っているわけがありません。
例えば、日本語で考えると以下のような感じでしょうか。

日本語で"どちら"という単語を使う例文を考えてみる。
・リンゴとみかん、どちらが好きですか?(目的語的用法)
・どちらの物件がお気に入りですか?(形容詞的用法)
・どちらにお住まいですか?(副詞的用法)
・どちら様ですか?(主語的用法)
これらを文法として、会話のときに意識して使っていないですもんね。

では、どうやって覚えるのがよいか、ということを考えていきたいな、と。

こちらが先日の授業で出てきた文法の問題です。
(著作権を意識して少し変えてあります。)
The house () she was looking for was on the main street.
①whose
②what
③which
④in which
⑤in that

正解は③のwhichなのですが、なぜwhichなのかを考える上で関係代名詞を使わない文章に戻してみると分かりやすいです。

She was looking for the house.
The house was on the main street.
(彼女はある家を探していた。(そして見つけてみると、)その家はメインストリート沿いにあった。)
the house なので、おそらく探していた家は、友人の家のような特定の家だと予想できます。

この2つの文章をつなげたのが例文なのです。
⇒The house which she was looking for (the house は不要になる) was on the main street.
 (彼女が探していた家はメインストリート沿いにあった。)

--- 以下は余談 ---
つなげる順番を逆にすると下の文になりますね。
⇒She was looking for the house which was on the main street.
 (彼女はメインストリート沿いにある、(特定の)家を探していた。)

2つの文章を比べると状況が違いますね。
1つ目の文章はどこにあるか分からない家を探していて、見つけてみたらメインストリート沿いにあった、というときの文章。
2つ目の文章はメインストリート沿いにあると知っていた家を探していたが、この文章からは最終的に、見つかったかどうかは分かりません。


ちなみに、the house を a house にすると、
She was looking for a house which was on the main street.
「(特定の)メインストリート沿いの(特に指定はない)家を探していた」という意味になり、引越すときに国道一号線沿いの物件を探しているときのような文章になりますね。
--- 余談 ここまで---


さぁ、先ほどの例文を覚えたまま次の例文をやってみましょう。

He found a tall tree () beautiful birds were nesting.
①that
②how
③which
④in which
⑤whatever

正解は④です。
この文章も2つに分解してみましょう。
He found a tall tree. (彼は高い木を見つけた。)
Beautiful birds were nesting in the tall tree.(美しい鳥が高い木に巣を作っていた。)
この文章をつなげて、
He found a tall tree in which beautiful birds were nesting.
もしくは、
He found a tall tree which beautiful birds were nesting in.
He found a tall tree where beautiful birds were nesting.
となるわけですね。

例文の選択肢の③which を選んでしまうと、分解した文章が、
Beautiful birds were nesting the tall tree. となってしまい、「美しい鳥が高い木を巣づくっていた」となってしまい、変な文章になってしまいますね。
あくまで、高い木という"空間の中に"巣を作っていたので、inが必要なのです。

whereは、前置詞+場所をまとめて表現できるので便利ですね。
場所に付く前置詞としては、in や at や on などいろいろあるので、where を使うとこれらを意識しなくて済むというメリットがあります。
(ただ、ネイティブスピーカーは同じ動詞でも前置詞を変えることで意味をいろいろと変えて使うことが好きらしいので、in which を使うほうがネイティブっぽいのかもしれません。あくまで推測ね。)

どうやら、whichは修飾したい語句とイコールの関係を作れるようです。
このあたりの感覚を覚える方が、10以上もある用法を暗記するより有効のようです。

では、最後に難しい言い回しをやってみましょう。

She was wearing dark glasses, () made it hard to tell what her expression was.
①of which
②where
③which
④that
⑤what

正解は③です。

訳してみると、
「彼女はサングラスをかけていた、そのことが彼女がどんな表情をしていたか伝えることを難しくさせた。」

whichが直前までの文全体(She was wearing dark glasses)とイコールの関係になっていますね。

うーん、whichの関係代名詞的な使い方というのは、イコールの関係を作れるということに集約できそうです。

"イコールの関係"という表現がまだイマイチかもしれませんね。
他に何か分かりやすい言い方が無いか考えてみようっと。

2009年7月30日木曜日

生徒とのコミュニケーション

今日から夏期講習の高3英語が始まりました。

僕は塾内の知らない生徒にも話しかけるタイプなので、授業以外で何度か話したことがある生徒たちでしたが、授業を受け持つのは今回が初めてでした。

生徒も新しい講師との最初の授業は多少身構えると思いますが、講師も同じです。
講師と生徒とはいえ、人間対人間。講師だって緊張します。
スムーズに授業を進めていくためには、生徒たちとの信頼関係をいかに築くかが大事だと思っているのですが、その点で第一印象というのは大事なんですね。
最初にしっかりと自己紹介をして、生徒にも名前以外に何か話してもらって、そのやり取りの中で、「お、なんだか面白い先生だな」と思ってもらえればしめたものです。

生徒が先生との距離を遠く感じてしまうと、分からない点を聞きづらくなって、そのまま放置してしまうかもしれないですよね。
悠々館のように小さい塾の良さの一つは、講師と生徒が授業以外でも頻繁にコミュニケーションを取れることだと思います。

講師一人が受け持つ生徒が多すぎると、生徒一人一人の個性を覚えることはほぼ不可能ですが、個人塾なら、「この生徒はこういうところを間違える癖があるから、こうやって教えてみよう」というように、一人一人の個性に合わせて授業をすることができます。
そういった教え方をするためにも生徒に気軽に質問や相談をしてもらえるような信頼関係を築かなきゃいけないですね。
一方通行の授業だったら、ビデオを流すのと変わらないですから。

2009年7月3日金曜日

2009年 夏期講習

少人数制です.分かるまでやります.

・・・・・・・・・・小学生 
70分×14日 受講料10,000円+テキスト代(実費1,000円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.

・・・・・・・・・・中1・2 
120分×15日 受講料30,000円+テキスト代(実費1,500円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.  

・・・・・・・・・・中3 
180分×18日 受講料50,000円(模試費用を含む)+テキスト代(実費1,500円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.

・・・・・・・・・・中3 独自入試対策 数学・英語
180分×18日以上 受講料30,000円+テキスト代(実費)+模試費用(実費)
ハードにやります.やる気のある人.数学のみ,英語のみも可.

・・・・・・・・・・高1・2・3
1教科(英または数) 100分×8回  20,000円
2教科(英数)     100分×16回 35,000円
3教科以上 物理・化学等は受講希望者の必要に応じて決定します.

・日程の詳細はメール・電話にてお問い合わせください.
・兄弟で受講の際は低額の方が半額となります.

2009年7月2日木曜日

小学生のうちに身に着けたいこと・・・学習習慣について

①毎日決まった時刻に机に向かう.
学校から帰ってきたら直ぐ机に向かうのが理想です.おやつを食べたら,ゲームを少しだけした
ら,ひと休みしたら,テレビを30分だけ見たら等々しているとなかなか勉強のきっかけがつかめません.ひと勉強してから休憩するようにします.
②毎日一定量の勉強をする. 
学習時間より学習内容で勉強の量を決める方が良いというのはその通りだと思います.「2時間勉強しよう」というより「この問題集の5~7ページまでやろう」という方が効果的です.
ただし,これは自分で学習の管理ができる中学生(?)・高校生または親が学習の管理をしている場合でないと困難です.自分で学習の管理できない殆どの小学生,あるいは多くの中学生はやはり一定時間を学習の量と決め,少しずつ自立した勉強(自分で考えて学習していく勉強)に移行していくこになります.
尚,勉強のひとつの目標は高校や,大学に合格すること以上に,自立した学習態度を身に着けることだと思います.
③その日の気分により学習が左右されない.
今日学校が楽しくなかった.今日友達とけんかした等の感情や気分によって,その日の勉強を止めたりしないようにしましょう.どのような日も,特別の事情が無い限り,いつもと同じように勉強
をする習慣をつけます.安易に例外(今日は~だから,勉強は止めておこう)を作らないようにし
ます.
もうひとつ.先生が嫌いだからその教科が嫌いになって成績が落ちた.この手の話はとても多く
あります.もし,一生涯,好きな,尊敬できる先生に恵まれたのなら,それは望外の喜びです.しかし,そのようなことはめったにないし,相性の悪い先生も尊敬できない先生も存在します.そのことを,不勉強の理由にしないように.勉強しない理由を自分の外に作らないように注意します.
④分からないことをその場で処理する習慣をつける.
分からないこと,できなかった事はできるだけその場でできるようにしましょう.書けない漢字は
その場で練習し,できなかった問題はその場で解き直す.知らない場所は地図を見ておく.いつか,知らないうちにできるようなっているとは考えないほうが良いでしょう.新聞の余白に漢字をを書いている友人がいます.書けない漢字を見ると必ずその場で書いているのです.
⑤文字を読む習慣をつける
新聞,本,その他,様々な文字情報を読むことが苦痛でないようにしておく.いくらか難しい文章
読むようにする(読書に負荷をかける).易しい文章を沢山読むことは余り意味が無いでしょう.テレビを見る,ゲームをする,携帯を使う.こうした時間を制限すると読書をする時間が増えるかもしれません.
文を読むことが楽しくなるには,ある程度の速度で文章が読めることが前提です.1時間かけて,1ページの英語を読むといった読書には多くの喜びはありません.その為には,ある程度の漢字が読め,ある程度の言葉の意味が分かる(英語ならある程度の単語を知っている)ことが前提です.その意味でも,漢字の復習は急がなければなりません.
⑥注意力を養う.
同じ間違いを繰り返す.分かっていることを間違える.設問に正しく答えていない.こうした間違えは多くの小学生(中学生)にあります.その理由のほとんどは分かっていないからなのではなく,
注意が散漫だから起こる間違えです.これは簡単にはなおりません.繰り返し,口すっぱく,忍耐強く指摘して,やっと少しづづ直っていきます.
同じことは解答の詰めの甘さにも現れてきます.ある問題を見て,”これはできるだろう”と考えても,その問題ができるわけではありません.最後の最後までイメージできて”できる”といえるのであって,小学生の”できると思う”や”多分できる” そして,”だいたいできる”はかなり怪しいものです.最後のところが本人にも分かっていないことが多いようです.
⑦忍耐力を養う.・・・苦労して身に着ける
戦前の漢文の授業は白文(返り点などが何もついていない漢文)を繰り返し読んだそうです.やがて,漢文や古文そして,現代文でさえ返り点や振り仮名やその他の注が着くようになりました.最近の大学受験参考書は「面白いほど分かる数学Ⅰ」とか,「ごろで憶える古語・ゴロゴサーティーン」とか「裏技で解くセンター国語」といったものが主流になりつつあります.精神論的学習法から技術的学習法へ大きく様変わりしてきました.
勉強は努力ではなくて,技術なのだという考えです.それが極端になると,“偏差値30から東大合格すには血のにじむような努力ではなく,効果的な秘密の学習法と,高価な書店には売ってない参考書なのだ”という考えになります.
そのせいか,勉強の方法(技術的方法)を気にする父兄が増えてきました.”勉強の仕方を教えてください”.”勉強の楽しさを教えてください”というものです.確かに,勉強の仕方はありますし,勉強の楽しさもあります.しかし,それらははじめから身に着くものでないことは勉強してきた全ての人が知っているはずです.
小学生がスイミングスクールに行くとします.通常,一通り泳げるようになるのに,数年を要します.水泳の仕方も,水泳の楽しさも1年やそこいらで分かるものではありません.そこでは,水泳の仕方を学ぶことが水泳を学ぶことそのものです.ところが,勉強となると勉強の仕方と勉強の内容が別だと考える人が多くなります.
私自身は”勉強の仕方”は,少なくとも”箸の持ち方”よりは難しいと考えています.10年近く箸を使ってたのに正しく箸がもてない小学生を探すのは簡単なことです.勉強の仕方を身に着けるのにはそれなりの時間と努力が必要で,その努力の先に,効果的な学習法や面白いほど分かる数学があるのだと.
たとえ,どんなに楽しくて,簡単で,効率的な数学の学習法があっても,注意力が散漫で,意欲が無く,忍耐力が無い子供がそれを身に着けることはできません.総理大臣でも小学生でも九々を覚えるのに同じだけの努力が必要なのです.中学, 高校と進むにつれ技術的要素が極端に増えてきます.それゆえ,小学校の段階こそ,「学問に王道なし」を教えなければならないと思います.
⑧復習する習慣を持つ
勉強しない理由を聞くと「何を勉強すればいいのか分からない」と答える生徒が多くいます.父兄からも「うちの子は勉強の仕方が分からないので,・・・」という話を良く聞きます.
話が余りに一般的なので,具体的なアドバイスは難しいのですが,宿題や早急にすべきことがないのなら,「今日学校でやったことの復習をすること」です.
「今日学校で何を習った?」という質問に直ぐに答えられる生徒は案外少ないものです.5分でできる最も簡単な復習は今日学校で何をやったかを思い出すことです.数学は何々をやった.英語は何々をやった.国語は・・・と言えるだけでも.言えない人に比べて大きなアドヴァンテージです.数学は文字式をやった.英語はBE動詞の疑問文をやったといえる人は頭の中の白地図に番地をふった人です.その番地を頼りに,さらに詳しい情報を探したり,身に着けたりできます.逆にその番地が無い人は,めちゃくちゃに突っ込まれたたんすの中の一対の靴下を探すのに多大な時間を費やすことになります.
まずは勉強の最初に,復習から始める習慣をつけましょう.具体的には今日何を学んだかを言
葉で言えるようにすることから始めます.

2009年6月29日月曜日

負の数の足し算と引き算について

中学校に入ると算数が数学に変わり、負の数という現実ではあまり触れる機会が無い数字を扱うようになります。
この負の数は、理解するまで少し時間がかかる場合があるようです。

例えば、5-(+5) と 5+(-5) の違いをどう説明したらよいか。
どちらも5-5で0ですね。

負の数と引き算で使う"マイナス"という記号はどちらも同じため、上の計算はできても、それぞれの違いを分かりやすく伝えることって意外と難しいなぁと教えていて思ったのです。

特に、5-(-5) のように、負の数を引くとなってくると、計算ミスをする生徒が多くなるようです。

僕自身、中学生のころを思い出してみると、マイナスが2つでプラスになるととりあえずルールを覚えて計算をとくようにしていました。
腑に落ちなくてもルールを覚えて、まずは目の前の問題を解けるようになる、ということは、意味のあることだと思いますが、負の数の計算を分かりやすく教える方法はないかなと考え、下のようなゲームを考えてみました。

■準備
ボール紙のような透けない紙を用意し、"+1" ~ "+8"、"-1" ~ "-8" (8以上まで用意してもOK)という数字を1枚に一つずつ書く。

■ルール
ババ抜きに近いゲームです。
参加メンバーにババ抜きのように同じ枚数ずつカードを配ります。
まず、スタートの人が隣の人から1枚カードを取ります。
取った後に、自分の持っている数の総和がいくつかを計算して宣言します。
同じように次の人が隣の人から1枚カードを取ります。

同じ数字の正の数と負の数がそろうと場に捨てることができます。
例)"-8"と"+8"がそろうと捨てられる。

また、持っているカードの数字をすべて足した数が"0"になった場合、すべて捨てられる。
例)"+1"、"+5"、"-2"、"-4"の4枚になった場合、すべて足すと0になるのですべて捨てられる。

カードが全部なくなったら勝ち。


このゲームで生徒に伝えたいことは、正の数、負の数の足し算と引き算です。
正の数と負の数とはこのゲームで言うところのカードの数です。
足し算とは、相手からカードを1枚持ってくる"行為"であり、引き算とは相手にカードを1枚取られる"行為"です。
つまり、-(-5)とは、"-5"のカードが相手に取られたということであり、結果として、自分のカードの総和は5増えることになるわけですね。

生徒に負の数の計算をうまく教える方法は無いかなぁと布団の中で考えていて、このゲームを思いつきすぐにメモして寝ました。
まだ試したことはないので、機会があったら試してみよう。

塾長に紹介したらなかなか面白いといってもらえたので、小学校6年生の後半か中学校1年生の最初に遊び気分で試してみたいと思います。

2009年6月26日金曜日

アクセス

住所
〒254-0051
平塚市豊原町3-18 リバティビル201

電話番号
0463-36-2115
日曜・祝日休み 
受付時間 19:00~21:30

メールアドレス
contact@youyoukan.com
※迷惑メール防止のため、アットマークを大文字にしてあります。
 メール作成の際に、小文字に打ち直してください。

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2009年3月6日金曜日

費用と内容:中学生

●●●費用●●●
・中1 18,000円(週2回 50分×6コマ その他、テスト・補習に来塾する必要があります)
 英語・数学の2教科を中心に、必要に応じて、理社国も扱います(完全5教科ではありません)
・中2 
 5教科:24,000円(週3回 50分×9コマ その他、テスト・補習に来塾する必要があります)
 3教科:18,000円(週2回 50分×6コマ           同上                )
・中3
 5教科:26,000円(週3回 50分×9コマ その他、テスト・補習に来塾する必要があります)
 3教科:18,000円(週2回 50分×6コマ           同上                )

・入会金:10.000円
・教材費:教材を購入する際に実費の負担をお願いしています。
・夏期・冬期・春期講習は原則として塾生全員が受講することになります。費用が別途必要です。
・兄弟割引あります。低額の方が半額になります。

●●●内容●●●
中1は英数を中心に必要に応じ理社国も行う、いわば不完全5教科体制です。完全5教科体制になるのは中学2年からです。

中2・中3から完全5教科体制となります。部活等の事情により週3日の通塾が無理な場合週2日通塾の3教科取得も可能です。

中3は12月中旬(内申点が確定した時点)以降入試体制に入ります。授業時間数と月謝の変更があります。

定期テスト2週間まえから、テスト体制に入り通常授業以外に長時間補習が入ります。また、テスト期間中はテスト前日に翌日のテスト科目の補習をします。

補習は必要に応じ随時行います。

●●●合格実績(過去4年分)●●●
平塚江南高校 大磯高校 大原高校 二宮高校 高浜高校 伊勢原高校
平塚湘風高校 平塚商業高校 平塚工技高校  小田原高校

2009年1月8日木曜日

費用と内容:高校生

●●●高校:費用●●●
・1単位:週100分 11,000円
・2単位:週200分 20,000円
・3単位以上:週300分以上 28,000円

  受講例:数学を2単位で20,000円。英語1単位と数学1単位で20,000円。物理1単位で11,000円
  数学、英語、物理、化学計4単位で28,000円。

・入会金:10,000円
・市販の教材を購入するときは実費の負担をお願いします。
・兄弟割引:低額の方が半額となります。
・夏期・冬期・春期講習は原則として塾生全員受講となります。費用が別途必要です。


●●●内容●●●
少人数制ですので、受講者の希望にあわせ補習から最難関大学受験まで対応します。
受講者とのコミュニケートは万全です。分かるまで、納得するまで質問することもできます。
テスト対策も時間外の補習等充実しています。
経験豊かな古株から、バリバリの中堅、ピカピカの若者まで講師がそろっています。
勉強については勿論、受験について、そして人生について何でも相談してください。

現在 ・数学 ・英語 ・物理 ・化学を開講しています。2名以上の受講者がいれば他の科目も
開講します。バリバリの難しい物理がしたい人。その反対に物理の基礎の基礎をしたい人。
ハードな数学がしたい人。数学の1からやりたい人。単語を10,000語覚えたい人。be動詞って何?という人。どのようなやり方がベストか一緒に考えましょう。

●●●合格実績(ここ2年間)●●●
国公立:東大理Ⅰ 北大経済 横国大工 筑波大工 静岡大教育
私立:早稲田大理工 慶応大理工 東京理科大工 明治大農 中央大経 東海大工 など