易しすぎて差がつかないと言われた神奈川県の入試ですが、昨年度からの新制度で急
に難化してきました。今回は理科が極端に難しくなり、平均点が30点前後下がるのではないかと予想されています。
上位校での選抜にこの難化は有効です。易しい問題ばかりで差がつかないテストでは事実上内申点による選抜と同じことになってしまいます。一方、中位校に関しては平均点が大きく下がり、昨年から100点満点に変更したものの、現実には50点満点の様相を呈しています。その結果、内申有利の受験となります。穿った見方をすれば、内申有利にするために問題を極端に難化させているとも考えられます。下位校ではもともと解ける問題が限定的なのであまり難化の影響は受けません。
新制度になって2回目。しばらく迷走は続くのでしょう。
2014年2月19日水曜日
2014年2月16日日曜日
明日は面接試験!頑張れ中3!!
昨年から県立高校の試験科目に面接が追加されました。
おさらいしておくと、1000点満点のうち、内申(成績)、試験、面接を各高校ごとにそれぞれ200点以上ずつで割り振りする、というルールです。
平塚市の高校は概ね、内申:試験:面接が400点:400点:200点となっています。
面接が2割をしめるわけです。
これは結構大きいですよね。
入試の勉強に1日5時間使うなら、2.5時間面接の練習に使っても良いわけですよ。
いや、実際は当然そんなことはなく、面接の練習に使う時間は入試の勉強に使う時間に比べて圧倒的に少なくなるわけですが、採点としてはかなり大きい部分をしめます。
僕は面接が試験科目になった去年から塾で面接について中3に教えています。
今年度は、11月終わり頃から授業をし始めて、今日最後の授業をやってきました。
明日が面接試験本番です。
昨年も思ったことですが、やはり入試に面接があるのは良いですねぇ。
もちろん塾として5教科を中心にテストで良い点を取れるように、勉強ができるようにしてあげたいですが、講師の心の根幹には人間的な成長を促したいという想いがあるわけです。
そして、そのための手段として面接の授業をすることはとても役に立ちます。
面接のためとはいえ、生徒自身も自分の今までを振り返り、今後のことを考え、自分が何に興味があってどうなりたいのか、自分は周りの友達とどう違うのかを考えることになります。
普段の学生生活の中で漠然と感じていることを、言葉にして伝えることになります。
これは結構人間的に成長できるんじゃないかなぁ。
そして、塾として、いち講師として考えると、生徒ととても分かり合えるというか、心の距離が近くなる気がします。
なにせ、3ヶ月近く、それぞれの生徒の、得意科目や中学時代の思い出や長所などを聴き続けるわけです。
これほど生徒との距離が近くなることもなかなか無いんじゃないかな。
面接に関して、生徒に的確なアドバイスをすることも結構難しいことです。
生徒の個性を理解し、その中で面接での評価が高くなりそうな部分を抜き出し、適切な表現を考えて、生徒と一緒に練っていく。
これは自分で言うのもなんですけど、結構大変な作業なんですよ。
言うまでもなく、生徒一人ひとりに個性がありますし、思ってもいないことを面接で言わせても良い結果にはならないでしょう。
生徒の個性にあった指導をしないと意味がないわけです。
かれこれ10回以上面接の授業をやってきましたが、なかなかここまで丁寧に指導する塾も少ないんじゃないかな。
去年もそうでしたけど、面接の授業をやっていくと生徒がメキメキ上達していきます。
考えてみれば、5科目は3年間やってきたことの集大成でもあるので、いきなり上達したりしづらいのですが(もちろんそういうケースもありますが)、面接はほとんどやった事が無い科目なので、本当に1週間で見違えることがよく起こります。
これが本当に楽しいんですよねぇ。
今年もあるタイミングからメキメキ成長していきました。
もちろん全員志望校に合格してほしいですが、今回の面接の授業をきっかけに自分がどんな個性があって、それを大人相手にどう伝えていくべきかを学んでくれたら本望です。
その経験はこれから彼らが社会に出て行く上で、きっと小さくない経験になると信じています。
とにかく、明日は全員、かましてくるように!!笑
P.S. 自分宛てに
来年の面接の授業はテキストは使わず(使うとしても宿題程度)、面接シートと面接の実践を毎回交互にやっていくのが良いかも。
テキストをベースに中学時代の思い出や将来の夢などを考えさせてもあまり効果が望めない。
生徒と講師、もしくは生徒たちと講師で中学時代の話をする機会を増やし、その中で生徒一人ひとりの個性・経験にあった面接の想定問答を作っていく方が効果が高そう。
対談・対話を授業のベースに置く。
おさらいしておくと、1000点満点のうち、内申(成績)、試験、面接を各高校ごとにそれぞれ200点以上ずつで割り振りする、というルールです。
平塚市の高校は概ね、内申:試験:面接が400点:400点:200点となっています。
面接が2割をしめるわけです。
これは結構大きいですよね。
入試の勉強に1日5時間使うなら、2.5時間面接の練習に使っても良いわけですよ。
いや、実際は当然そんなことはなく、面接の練習に使う時間は入試の勉強に使う時間に比べて圧倒的に少なくなるわけですが、採点としてはかなり大きい部分をしめます。
僕は面接が試験科目になった去年から塾で面接について中3に教えています。
今年度は、11月終わり頃から授業をし始めて、今日最後の授業をやってきました。
明日が面接試験本番です。
昨年も思ったことですが、やはり入試に面接があるのは良いですねぇ。
もちろん塾として5教科を中心にテストで良い点を取れるように、勉強ができるようにしてあげたいですが、講師の心の根幹には人間的な成長を促したいという想いがあるわけです。
そして、そのための手段として面接の授業をすることはとても役に立ちます。
面接のためとはいえ、生徒自身も自分の今までを振り返り、今後のことを考え、自分が何に興味があってどうなりたいのか、自分は周りの友達とどう違うのかを考えることになります。
普段の学生生活の中で漠然と感じていることを、言葉にして伝えることになります。
これは結構人間的に成長できるんじゃないかなぁ。
そして、塾として、いち講師として考えると、生徒ととても分かり合えるというか、心の距離が近くなる気がします。
なにせ、3ヶ月近く、それぞれの生徒の、得意科目や中学時代の思い出や長所などを聴き続けるわけです。
これほど生徒との距離が近くなることもなかなか無いんじゃないかな。
面接に関して、生徒に的確なアドバイスをすることも結構難しいことです。
生徒の個性を理解し、その中で面接での評価が高くなりそうな部分を抜き出し、適切な表現を考えて、生徒と一緒に練っていく。
これは自分で言うのもなんですけど、結構大変な作業なんですよ。
言うまでもなく、生徒一人ひとりに個性がありますし、思ってもいないことを面接で言わせても良い結果にはならないでしょう。
生徒の個性にあった指導をしないと意味がないわけです。
かれこれ10回以上面接の授業をやってきましたが、なかなかここまで丁寧に指導する塾も少ないんじゃないかな。
去年もそうでしたけど、面接の授業をやっていくと生徒がメキメキ上達していきます。
考えてみれば、5科目は3年間やってきたことの集大成でもあるので、いきなり上達したりしづらいのですが(もちろんそういうケースもありますが)、面接はほとんどやった事が無い科目なので、本当に1週間で見違えることがよく起こります。
これが本当に楽しいんですよねぇ。
今年もあるタイミングからメキメキ成長していきました。
もちろん全員志望校に合格してほしいですが、今回の面接の授業をきっかけに自分がどんな個性があって、それを大人相手にどう伝えていくべきかを学んでくれたら本望です。
その経験はこれから彼らが社会に出て行く上で、きっと小さくない経験になると信じています。
とにかく、明日は全員、かましてくるように!!笑
P.S. 自分宛てに
来年の面接の授業はテキストは使わず(使うとしても宿題程度)、面接シートと面接の実践を毎回交互にやっていくのが良いかも。
テキストをベースに中学時代の思い出や将来の夢などを考えさせてもあまり効果が望めない。
生徒と講師、もしくは生徒たちと講師で中学時代の話をする機会を増やし、その中で生徒一人ひとりの個性・経験にあった面接の想定問答を作っていく方が効果が高そう。
対談・対話を授業のベースに置く。
2014年2月15日土曜日
思想が無い
県立高校の学力検査が終わりました。新制度になって2年目です。昨年はあっけないほど易しかった理科が極端に難化。やはり易しかった数学も難化。昨年難化した社会、英語はほぼ同程度。合格最低点は相当に下がるのではないかと予測されます。
問題が難化したことそのものは重要ではありません。気になるのはその意図が判然としないことです。試験問題はその目的に即して作成されます。どのような生徒を合格させたいのか。どのようなレベルを高校で要求しているのか。それが分かりません。ただ単に、昨年の問題が易しすぎたから、今年は難しくしてみた、来年は易しくするかといった匙加減の問題でないことを願います。
さらに、一昨年発表された新制度の出題例と実際の問題があまりに異なっています。何のための出題例か、聞いてみたくなります。
27日の発表まで、受験生とその家族の不安な日々が続きます。
問題が難化したことそのものは重要ではありません。気になるのはその意図が判然としないことです。試験問題はその目的に即して作成されます。どのような生徒を合格させたいのか。どのようなレベルを高校で要求しているのか。それが分かりません。ただ単に、昨年の問題が易しすぎたから、今年は難しくしてみた、来年は易しくするかといった匙加減の問題でないことを願います。
さらに、一昨年発表された新制度の出題例と実際の問題があまりに異なっています。何のための出題例か、聞いてみたくなります。
27日の発表まで、受験生とその家族の不安な日々が続きます。
2014年2月13日木曜日
あと1日
明日公立高校の学力検査があります。
今年も、14日金曜日に学力検査、土日をはさんで、月曜日に面接。火曜日に上位校で特色検査となっています。何故こんなに日程が間延びするのか不思議です。更に合格発表まで10日ほど間があります。そして、高校入学まで一ヶ月以上あります。
2月14日の入試以降、中学校ではたいして勉強しません。4月の高校入学まで2ヶ月程度勉強しない人もいることになります。これは神奈川県の公立高校の学力に大いに影響があるはずです。他県ように3月に入試をすれば済むことなのですが・・・・
カウントダウンも最後になりました。あと1日。
今年も、14日金曜日に学力検査、土日をはさんで、月曜日に面接。火曜日に上位校で特色検査となっています。何故こんなに日程が間延びするのか不思議です。更に合格発表まで10日ほど間があります。そして、高校入学まで一ヶ月以上あります。
2月14日の入試以降、中学校ではたいして勉強しません。4月の高校入学まで2ヶ月程度勉強しない人もいることになります。これは神奈川県の公立高校の学力に大いに影響があるはずです。他県ように3月に入試をすれば済むことなのですが・・・・
カウントダウンも最後になりました。あと1日。
2014年2月10日月曜日
志願変更後の公立高校倍率
志願変更後の平塚周辺の公立高校倍率です。順に学校名、定員、志願変更前志願者数、志願変更後志願者数、変更後と変更前の差、倍率、昨年度倍率です。
県立茅ケ崎 358 449 427 -22 1.19 1.29
県立茅ケ崎北陵 278 308 340 32 1.22 1.38
県立鶴嶺 343 365 379 14 1.10 1.28
県立茅ケ崎西浜 398 396 429 33 1.08 0.96
県立寒川 358 406 401 -5 1.12 1.08
県立平塚江南 318 376 359 -17 1.13 1.08
県立高浜 198 244 233 -11 1.18 1.01
県立大磯 278 302 318 16 1.14 1.07
県立二宮 278 300 298 -2 1.07 1.11
県立茅ケ崎 358 449 427 -22 1.19 1.29
県立茅ケ崎北陵 278 308 340 32 1.22 1.38
県立鶴嶺 343 365 379 14 1.10 1.28
県立茅ケ崎西浜 398 396 429 33 1.08 0.96
県立寒川 358 406 401 -5 1.12 1.08
県立平塚江南 318 376 359 -17 1.13 1.08
県立高浜 198 244 233 -11 1.18 1.01
県立大磯 278 302 318 16 1.14 1.07
県立二宮 278 300 298 -2 1.07 1.11
県立平塚湘風 普通科 228 272 - - 273 1 1.20 1.27
県立平塚商業 総合ビジネス科 198 185 209 24 1.06 1.03
県立平塚工科 総合技術科 238 254 246 -8 1.03 1.06
県立平塚農業 食品科学科 78 77 83 6 1.06 1.24
〃 園芸科学科 78 93 95 2 1.22 1.22
〃 農業総合科 39 47 43 -4 1.10 1.36
今年は志願変更の日程に余裕があったこと、そして、ライン等で情報が得やすかったことが関係してか、志願変更する人が多くかったようです。そのため、定員割れする高校が大変少なく、高倍率の高校も減っています。全体的に受験者がばらけ、低めの倍率になったと言えます。あと、4日です。
2014年2月4日火曜日
志願変更とライン
公立入試まで10日となりました。明日は志願変更初日です。
定員を割っている高校を志願している者にとって、志願変更で受験者がどれだけ増えるかはとても気になるところです。そのまま定員割れをしていれば、受験は形だけ、合格は確約されます。
志願変更の人数(総受験者数)は各高校の玄関に掲示されています。大手の塾の中には、その高校に在籍している以前の塾生に志願変更の人数を確認させ、定員割れしそうならすぐ願書を出すということをしているところもあるようです。
多くの卒塾生がいる大手にしかできないことでした。ところが、今年は事情が変わってきました。そうした志願数等の情報を得るのがずっと簡単になっているのです。
その理由は、”ライン”です。
教育委員会が発表するよりずっと前に、周辺の高校の受験者数が写真つきで次々にアップされているのです。
ラインについてずっと批判的な立場を取ってきていますが、今回はちょっと考えてしまいました。情報共有の公平性に一定の役割を担っているとも思えるからです。
様々な思惑と共に、明日から志願変更です。
定員を割っている高校を志願している者にとって、志願変更で受験者がどれだけ増えるかはとても気になるところです。そのまま定員割れをしていれば、受験は形だけ、合格は確約されます。
志願変更の人数(総受験者数)は各高校の玄関に掲示されています。大手の塾の中には、その高校に在籍している以前の塾生に志願変更の人数を確認させ、定員割れしそうならすぐ願書を出すということをしているところもあるようです。
多くの卒塾生がいる大手にしかできないことでした。ところが、今年は事情が変わってきました。そうした志願数等の情報を得るのがずっと簡単になっているのです。
その理由は、”ライン”です。
教育委員会が発表するよりずっと前に、周辺の高校の受験者数が写真つきで次々にアップされているのです。
ラインについてずっと批判的な立場を取ってきていますが、今回はちょっと考えてしまいました。情報共有の公平性に一定の役割を担っているとも思えるからです。
様々な思惑と共に、明日から志願変更です。
2014年2月1日土曜日
公立高校志願状況
公立高校志願状況が発表されました。順番に 学校名 定員 志願者数 倍率 昨年度倍率です。
県立茅ケ崎 358 449 1.25 1.25
県立茅ケ崎北陵 278 308 1.11 1.39
県立鶴嶺 343 365 1.06 1.36
県立茅ケ崎西浜 398 396 0.99 0.91
県立寒川 358 406 1.13 1.09
県立平塚江南 318 376 1.18 1.08
県立高浜 198 244 1.23 0.98
県立大磯 278 302 1.09 1.05
県立二宮 278 300 1.08 1.12
2月5日~7日まで志願変更期間です。
県立茅ケ崎 358 449 1.25 1.25
県立茅ケ崎北陵 278 308 1.11 1.39
県立鶴嶺 343 365 1.06 1.36
県立茅ケ崎西浜 398 396 0.99 0.91
県立寒川 358 406 1.13 1.09
県立平塚江南 318 376 1.18 1.08
県立高浜 198 244 1.23 0.98
県立大磯 278 302 1.09 1.05
県立二宮 278 300 1.08 1.12
2月5日~7日まで志願変更期間です。
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