1月4日から授業再開です。
2024年もがんばりましょう。
若者が様々なことを上手くやれないのは当然です。十分な経験がないからです。一方で、彼らには新しい発想とエネルギーがあります。失われた30年、このままではまだまだ続くのかもしれません。国会を見ていて思うのは若い人女性が少ないことです。バスでは老人に席を譲り、国会では若者に席を譲る。どうでしょう。
フィリピンでは金を払えばなんとでもなる。最近のニュースでそう言っていました。
ウクライナの国防大臣が賄賂をもらっていたことで解雇されました。
こうしたことは残念ながら世界中で行われています。私が初めて海外旅行をしたとき、ロシア「当時ソビエト」の税関でこれは何だ?といちいち聞かれました。それは、ほしいという意味で、チョコレート一つ渡すと全てスムーズにいきました。
残念ながら日本も同様で、スピード違反で捕まったとき、白バイ隊員にお金を渡して見逃してもらったという話は以前はよく聞きましたし、癌等の手術を大きな病院でするとき、担当医にこっそりと高額のお金を渡していました。私の義母の手術のときもそうしました。医師はそれを黙ってポケットに入れていました。脱税の疑いもあるでしょう。最近では東京オリンピックで組織委員会や電通社員が独禁法違反で捕まりました。おそらく、数年後の大阪万博でも同じことが起こるのでしょう。
悲しいことに世界は賄賂に満ちています。
失われた30年。この間、日本は他の先進国に比し経済成長が鈍化したままです。色々な理由があるのでしょうが、一つ考えられるのは日本人が変化を恐れたからかもしれません、
新たなことをする、今までのスタイルを変える。それにはエネルギーが要ります。極度の高齢化社会になった現在、多くの老人たちは変化を望みません。今までのようにやったほうが楽だからです。若い人たちが変化を望んだとしても、圧倒的に高齢者が多い状態では、なかなか困難です。選挙が近づくと「若者の選挙離れ」が言われますが、理解できないわけでわありません。
最近こんなことを妄想しました。「選挙に行こう!」と言うのを止めて、ある年齢以上の人は「選挙に行かないようにしよう!」というものです。或いは若者には2票〜3票の投票権を与える。平等の原則に反しますが。
日本が明治以降急速に発展したのは、明治維新で様々な変化を成し遂げたからです。廃藩置県、税制改革、学制、殖産興業、等など。凄いですね。今の国会では選挙区ひとつ減らすのも困難です。今回も10増10減でした。政治家が既得権益のためにやっているように見えるのは間違えでしょうか?
車椅子テニスの世界最高プレーヤー・国枝慎吾が引退を表明しました。
もう大分前ですが、当時の世界ランク1位のテニスプレーヤー・ロジャー・フェデラーが日本に来たときのことです。日本人インタビューアーが「どうして、日本にはあなたのような優れたテニスプレーヤーが育たないのでしょう?」と聞きました。
すると、フェデラーが「何を言ってるんだ、日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言ったのです。それは、私にとって強烈な言葉でした。
それまで、車椅子テニスを見たことのなかった私は国枝選手のプレーを見るようになりました。その凄さに目を奪われました。
彼が、世界トップレベルのままで引退する。かっこよすぎます。
宮市亮を知っていますか?ドイツやイングランドで活躍したサッカー選手です。とても足が速く、あっという間に相手選手を置き去りにします。陸上競技をしていても、日本のトップレベルのような気がします。しかし、何度もの怪我で日本に帰ってきました。右足と左足の靭帯を3回も切ってしまったのです。彼のパワーは膝の強さにマッチしていなかったのかもしれません。先日、ラジオで宮市選手のインタビューを聞きました。その中で、怪我の話をしているとき、彼が泣いているのです。私もそれを聞きながら涙が出てきました。どれだけ苦しくて、どれだけ悔しかったのかわかりました。最近、私は腰痛がひどく苦しんでいるのですが、彼の比ではないと思い知りました。