2018年4月14日土曜日

塾ってブラックだ 1

塾業界は相変わらずブラックです。

ある能力を前提としているわけですから、その部分に関する問題も起こります。生徒を教えるに十分な学力が無い先生を雇っている場合。授業の予習を勤務時間に入れるのか?特に、有名私大文系の学生が中学以上の数学を教えるときにこの問題が起こります。残念ながら彼らの多くは十分な数学力がありません。早稲田の学生だから中学の数学ぐらい大丈夫だろうと思ってはいけません。その点、国立の学生はセンターで数学をくぐっていますから安心感があります。

今、問題になっている、財務省、経産省のキャリア官僚の多くが東大の法学部出身です。慶応や早稲田はまずいません。その理由の第一は公務員試験は広範囲にわたり、キャリア事務官も文系とはいえ、数学や理科の試験を受けているということです。私大は文系の場合、数学や理科の能力を問われていないので、公務員試験のような幅の広い試験に対応できる人材が少ないのでしょう。従って、幅の広い試験をすると国立大卒の出身者が多くなるのです。東大の法学部(文Ⅰ)に入るには、国語や英語や社会の能力ではなく、数学が決め手です。理由? 受験者の多くが国語や社会は得意科目で、差がつくのは理系科目だからです。

中学の早い段階から、数学や理科を捨てて、有名私大文系を狙う、中高一貫校の成果主義に関してはちょっと気になりますね。

公立上位高は相変わらず国立志向なので、こうした対応(上位私立文系=成果を出しやすい)ができていません。それが、江南の合格実績の低迷の一因でもあると思います。

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