2012年1月31日火曜日

表と裏

日本海側では強い寒気の影響で大雪が降っています。

以前は日本海側のことを裏日本と呼んでいました。そして、太平洋側のことを表日本と呼んでいました。表日本に対して、裏日本の裏という言葉が差別的だということで、裏日本を日本海側と呼ぶことになり、そのため、表日本も太平洋側となったのです。

日本海側で育ったものとして、裏日本という表現は言い得て妙な表現だと思っています。表千家に、裏千家もあります。裏には表にない独特の表情があり、それは捨てがたいものです。冬の北陸を知る者として、日本海側より裏日本のほうがずっと良いと思っています。

裏日本では今日も大雪。

2012年1月29日日曜日

最後の前期選抜

最後の前期選抜が終わりました。選抜といっても、内申点とその他の加点で合否は大方決まっています。そのせいもあり、前期を回避する中学生も増えていました。

来年からこの制度がなくなります。全員が学力試験を受けることになります。前期選抜の功罪をきちんとした形で発表してもらいたいものですが、そうはならないのでしょう。ゆとり教育同様、大した反省もなく忘れ去られることになりそうです。ア・テストがそうだったように。

2012年1月24日火曜日

大関バルトが優勝インタビューで感極まって目頭を押さえる様子がニュースで流れていました。

男が泣くのはめめしいという考えは案外最近(といっても100年以内)のことのようです。かつての日本人はどちらかというと涙もろい民族だったそうです。

男が涙を見せないという文化・伝統は大英帝国が植民地を支配するのに、屈強な軍人や役人を必要とし、若い頃から寄宿舎でエリートとして肉体的にも感情的にも厳しく育てたことに由来するという文を読んだことがあります。それが、明治以降、軍人を中心に日本に移入されたのだとも言われています。

さて、卓球の「泣き虫 愛ちゃん」が全日本選手権で優勝しました。23歳の彼女はさわやかに微笑んで、一滴の涙も見せませんでした。ちょっと寂しいような気がするのは僕だけでしょうか。

2012年1月21日土曜日

秋入学

東大が5年後に入学を秋にするというニュースがありました。外国の大学の入学に合わせることで留学がしやすかったり、海外の優秀な学生を集めたりしやすいというのが理由のようです。

東大単独ではなく他の大学とも話し合いをしていくということです。その話し合いをしている大学は12大学だそうです。秋入学よりこちらのほうが気になりました。

その内訳は 旧七帝大: 北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学 その他国立大: 東京工大、一橋大学、筑波大学 私立大: 早稲田、慶応
      
かなりシビアな線引きをしたものですね。推移を見守りたいと思います。

前期選抜倍率発表

前期選抜の倍率が発表になりました。この周辺の高校は以下の通りです。

県立七里ガ浜 1.31 県立大船 1.84 県立深沢 1.41 県立湘南 2.82 県立藤沢西 1.98 県立湘南台 2.38 県立茅ケ崎 1.92 県立茅ケ崎北陵 1.35 県立鶴嶺 2.02 県立茅ケ崎西浜 1.85 県立寒川 1.54 県立平塚江南 1.84 県立高浜 1.64 県立大磯 1.78 県立二宮 1.88 県立秦野 2.05 県立秦野曽屋 2.00 県立伊勢原 1.69 県立伊志田 2.10 県立藤沢清流 2.65 県立平塚湘風 2.59 県立小田原 1.88 県立平塚商業 商業科 2.15  〃 国際経済科 1.58  〃 情報処理科 1.77 県立平塚工科 総合技術科 2.14 県立平塚農業 食品科学科 2.10  〃 園芸科学科 2.08  〃 生産流通科 1.84

平均で2倍程度の倍率です。

2012年1月18日水曜日

飛行機

” 飛 行 機   

見よ、今日も、かの蒼空に
飛行機の高く飛べるを

給仕づとめの少年が
たまに非番の日曜日、
肺病やみの母親とたつた二人の家にゐて、
ひとりせつせとリイダアの獨學をする眼の疲れ……

見よ、今日も、かの蒼空に
飛行機の高く飛べるを     ”  (石川 啄木)

大学の寮の白壁の天井に、この詩の落書きが大きく書いてありました。18歳の私は毎晩それを眺めながら眠りに入りました。何時、誰が書いたものだろうか等と考えながら。

冬の澄み渡った蒼空を、銀色のジュラルミンの機体を陽に輝かせ、遥か上空を飛び行く飛行機。啄木を含め、殆どの日本人が飛行機に乗ったことの無い時代でした。その下の下の下。つつましい生活の中で独学で英語を学ぶ少年。飛行機は希望か神かそれとも・・・・・そして、その少年は一体誰?、私? それともあなた?

2012年1月15日日曜日

take it easy

昨日の朝、家を出るとき霰(あられ)が降っていました。センター試験初日です。

センター試験と雪。正確なデータは分かりませんが、センター当日はたいてい雪が降っているような気がします。身がきゅっと引き締まります。センターを受ける生徒に激励のメールを打って、塾に向かいます。"Take it easy!"

一方、中3は最後の最後の模試です。泣いても笑っても、余すところ一ヶ月。明確になってきた弱点を1つずつ潰す作業です。個々の生徒の過去問や模試の結果を検討しながら、生徒同様こちらも頭を悩ませます。2月末に皆で笑っているために。

2012年1月13日金曜日

今年の高校受検

平塚中等一貫校の第一期生は今中3です。普通の中学に進学していれば高校受験の学年です。

そこには平塚市内の優秀層の一定数が入学しているはずですから、今年の受験者の中で、去年までいた最上位層の人数がかなり減少していると考えなければならないでしょう。

その影響を一番受けるのは、平塚江南です。今までのレベルを維持していけるのか、今後の動向が気になります。

2012年1月12日木曜日

教科書改訂

英語の教科書が変わります。今からそれを見るのが待ち遠しい気持ちでいっぱいです。というのは、今の英語の教科書があまりにもお粗末だからです。あんなに僅かな英文で何を身につけさせようとしているのかさっぱり分かりません。嘗ては英語の教科書を丸暗記するのが最良の勉強方法だと言われたこともありました。その通りだと思います。ところが、今は、あまりに教科書の英文が少ないので、全部暗記したってたいした量になりません。

以前、中1の教科書をタイプしたことがあります。A4用紙数枚分でした。その内容の少なさに驚きました。文部科学省その他、教育行政にかかわる人たちは内容を減らせばだれでもよく分かるようになると本当に思ったのでしょうか。

大抵のことはある一定量の学習をこなさないと身に着かないものです。自転車に乗れるようになる時間と練習量。泳げるようになるための時間と練習量。歩けるようになるまでの時間と練習量。

それを減らして、英語や数学が分かるようになると考えたのでしょうか。はじめから、身につけさせることを放棄していたように思えます。

2012年1月9日月曜日

冬期講習終了

冬期講習が終了しました。火曜日から通常授業を再開します。

2012年1月1日日曜日

2012・1・1

地震と原発事故。それ以外に語るべきことがあるのかとも言える2011年でした。

数えきれない悲しみと別れ、そして失意と喪失。今尚、未来の見えない生活。

そんな中に、小さくとも、煌々と輝く希望の光が灯せる2012年でありますように。