2013年3月28日木曜日

春期講習のお知らせ

中学・高校は春期講習開始です。
小学生は春休み中は4月2日(火)がお休みとなりますがそれ以外は通常通り行います。

通常授業は4月8日(月)より再開します。

支倉焼き

知り合いの方から旅行のお土産を頂きました。仙台の支倉焼きというお饅頭のようなものでした。

箱を開けると中に、支倉常長に関する説明が書いてありました。伊達政宗の家臣で、ローマ法王に謁見した使節団の支倉常長です。

呼んでいて驚くことが沢山ありました。30メートル程度の国産の船で太平洋を渡ったこと。出発の地が日本海側、秋田県の男鹿半島であること。日本人150名と南蛮人40名とが乗り合わせていたこと等。

苦難の末、ローマに着き、法王パウロ五世に謁見します。そして、7年後に帰国します。折りしも、ローマではコンクラーベで新法王が選出されていました。

かつて、ソビエト客船、マリアユリアノーバ号で太平洋に出、船酔いで唸っていた若き日を思い出しました。30メートルの船ではさぞ怖かっただろうと思います。150人の日本人は皆、決死の覚悟で海を渡ったはずです。船旅はいつも困難とロマンに満ちています。

2013年3月23日土曜日

球技大会

学年末になるといつも気になること。それは授業が殆ど行われないことです。特に公立高校。

球技大会が3日あったりします。初めてそれを聞いたときは驚きました。冗談かと思ったのですが本当でした。初日に負けた生徒は後の二日間、適当にぶらぶらして過ごすそうです。

新指導要領の実施で授業時間が足りないので、土曜日も授業をする。そんな話もちらほら出ている中、本当にそうなのかという思いもあります。

平学から東大合格が2名出ました。快挙です。朝早くから夜遅くまで勉強づけにして授業をするやり方でどこまでできるのか疑問もありましたが、たいしたものです。公立高校のようなゆるさが無い。きっと3日間の球技大会など想像もできないことでしょう。一方旧学区トップの江南は一人もいないようです。

2013年3月17日日曜日

高校入門講座

新高校1年生を対象に高校入門講座を始めました。

合格発表以降の半月で彼らは大きく変わっていました。学力ではなく人間力が成長しているのです。必要なことを受け入れる能力が一段階向上し、良くも悪くも一歩大人に近づいたのです。

中学生相手の授業と高校生相手の授業はこの一点で大きく異なります。公立中学で平均的な学力の生徒の最大の問題は人間力とでも呼ぶ部分です。それは教科を学ぶ以前のもっと基本的な部分です。例えば、人の話をちゃんと聞く。宿題をやってくる。忘れ物をしない。そんな部分がきちんとできる生徒は間違いなく成績上位です。

残念ながら公立中学の平均的生徒は上記の部分が十分ではありません。数学をやる前に、英語をやる前に、やらなければならないことが多すぎます。

受検をくぐって、彼らは明らかに成長しました。しなければならないことはしなければならないという簡単なことが分かったのです。

それが身に着いたならば、全ての受験生が合格です。

2013年3月8日金曜日

全員合格!

中3(新高1)のお祝いをしました。

受検を潜り抜けた開放感と自信を感じることができました。数名は内申点的に厳しい受検でした。それでも、学力が十分だと判断できる場合は希望校を落としませんでした。開示された得点を見てみると、皆、立派な得点でした。内申は下位でも、学力検査では上位の高得点を取っていました。

昨年の12月から開始した土曜講習の得点が2月頃には平均して50点程度上がっていました。中には100点近く上がった者もいました。それが、最後に生きたようです。

この体験を、次に生かして欲しいと思います。

生徒以上に私の方が開放された感情でいっぱいです。良かった。少し休んだら、また歩き出しましょう。