2016年12月11日日曜日

勉強は美味しい

中3対象の土曜講習が始まっています。5教科の予想問題で5時間。解答・解説と解き直しで5時間。それでも2教科分時間が足りず、近々、補講をします。

さすがにこの時期は皆やる気に満ち、教える方も時間を忘れて、楽しい授業です。これを、何回か続けるうちに、いつしか、”あれ?できるようになってる?”、”合計点が100点近く伸びてる?”といったことも起きてきます。

勉強はどんな仕事よりも割がいい。やってもやっても成果が得られない、努力してもがんばっても上司に認められない。そんな仕事はたくさんあります。でも、勉強は違う。やった成果は多かれ少なかれ必ず出ます。人に媚びる必要もなければ、自分を消耗する必要もありません。考えようによっては人生で最も楽な作業だともいえるし、うまくすれば喜びも得られる。

こんな美味しい話ほかにないよね? えっ?そうでもない?

2016年12月3日土曜日

志望校調査の結果

10月に行われた高校別志望校調査の結果です。これはあくまでも希望であり、志願者数ではありません。実質1クラス減の茅ヶ崎高校ですが、相変わらずの人気です。

      数字は左側が希望者数 右側が定員
県立鶴嶺423(383)
県立茅 ケ 崎 (注)3538(299)
県立茅ケ崎北陵408(278)
県立茅ケ崎西浜326(398)
県立寒川211(358)
県立平塚江南379(318)
県立高浜283(238)
県立平塚湘風229(238)
県立大磯345(278)
県立二宮233(278)
県立秦野471(358)
県立秦野曽屋295(278)
県立伊志田358(308)
県立伊勢原400(268)
県立小田原430(318)
県立小田原東103(118)
県立西湘453(348)
小田原東は現在の小田原ビジネス高です。商業科を減らし、普通科ができました。

2016年11月17日木曜日

マークシート導入

今回の公立高校学力検査からマークシートが一部導入されます。

4年前の制度変更から、記述式の問題が大きく増え、採点が以前より大変になっているはずなので記号選択の問題をマークシートにするのは良いことです。

ただそれにしても、受検から合格発表までの期間が神奈川県は長すぎます。そのためか、受検が2月中旬と早く、4月半ば高校の授業が本格的に開始されるまで、ほぼ2か月、勉強しない期間ができます。これは神奈川県の公立高校の学力に影響があると思います。

2016年11月10日木曜日

漢検を受ける

11月6日。小学生を引き連れて漢検に行ってきました。晴天に恵まれ、楽しい一日でした。広大で快適な日本大学・生物資源学部の会場で、テストを受け、弁当を食べ、勉強をして、ちょっとした遠足気分です。

国語の学力は他の全ての教科の基礎だということは多くの人が納得しています。国語ができなければ、社会も理科も英語も、そして数学さえもできません。社会の苦手な生徒に、歴史の教科書を読ませると、ほとんどつまりつまりで自由に読めません。社会以前の段階で問題があります。これは理科でも同様です。漢字も読めなければ、言葉の意味も理解できていないようです。それで、更に社会や理科を解けるはずがありません

では、国語の勉強を一生懸命すれば何とかなるかというとそうはいきません。言語体験は国語よりももっと大きな世界です。生まれてから現在までの様々な言語体験をもとに成り立っています。国語の授業などその極一部にすぎません。

そうした、言語体験の補足として漢検は意味がありませす。漢字の勉強は勿論、熟語や慣用句等言葉の広がりに大きく貢献します。

資格取ることに大した意味はありません。ある意味で合否はどうでもいいのです。言葉の世界を広げることに意味があるのです。また、受けたい。楽しかった。という小学生の声を聴いて、休みをつぶして出かけたかいがあったと思いました。

中3入試対策のお知らせ

今週の中3後期中間テスト終了より、授業内容の変更があります。

①通常授業は今まで通りの時間ですが、内容は学校の進度を無視し完全に受験内容に変更します。

②12月から土曜講習を開始します。毎回5教科の模試を実施し、解答と解説。演習を実施します。長時間授業です。

③土曜講習の授業者を募集します。Ⅰ期は全五回。費用は教材費込みで20,000円です。

2016年10月21日金曜日

ボブ・ディラン ノーベル賞受賞

ボブ・ディランがノーベル文学賞に選考されました。村上春樹がとるかどうか気にしていたとき、ボブ・ディランの受賞の報に触れ興奮しました。村上春樹が受賞を逃したのは残念ですが、相手がディランならしょうがないかと…

20代。ヨーロッパを彷徨っていたころ、彼の音楽は私のささえでした。

Don't think twice. It's all right. 大好きな曲です。

You are the reason I'm travelling on. Don't think twice. It's all right.

さて、ディランはノーベル財団からの連絡に答えていないようです。ノーベル賞を受賞するのかどうか?気になります。しないような気がします。かつて、哲学者サルトルがそうだったように。

サルトル、ディラン、サリンジャー。私の好きな作家は皆、賞に関心のない人ばかりです。偶然ですが。

2016年10月9日日曜日

下に開く?上に凸?

今、中3と高1で2次関数を教えています。比例定数が正の時のグラフを中学では上に開く、高校では下に凸と教えます。比例定数が負の時は中学では下に開く、高校では上に凸です。理由は不明ですが、凸という漢字が教育漢字に入っていないからだという説もあります

似たようなことは変化の割合が数Ⅲになると、突然、平均変化率になり、数列の和が級数になります。

学校に入る前に丸と呼んでいたのが円になる。真四角(最近聞かなくなりました)が正方形になる。

どうなんでしょうか?英語では子供から数学者まで円はcircleです。

もっと、日常の言葉を使っていいように思いますが

2016年10月2日日曜日

秋風が吹くと

永遠に続くかのように思われた暑い夏も終わり、ふと、涼しい風が吹くようになります。そんな秋風が吹くとあっという間に受験です。

センターまで3か月半。公立高校入試まで4か月半。焦らずにルーティンな勉強をし続けます。

やる気が起こらないときは単純な勉強から始めます。単語を覚える。計算をする。5分も続けると心が落ち着いて集中してきます。それから、次の段階に進みます。

焦って、何をしていいのかわからないときは、最も手前にある本から始めます。或いは最も右にある本から始めます。少しやって冷静になったら、次の段階に進みます。

人によっては、毎回勉強をやり残しておくというのが有効かもしれません。次に勉強を始めるとき、そこから始めることになります。

もう一つ、勉強を終えるときに明日の予定を立てておきます。計画なしで目的地に到達するのは困難です。

さあ、頑張れ!

2016年9月25日日曜日

ジグソーパズルと勉強

ジグソーパズルは前半と後半では後半が圧倒的に早くできます。その理由は図柄が見えているからです。

勉強も似ています。図柄をが見えてくるまでの模索段階、そして、全体像がつかめてからの段階。この後半の段階でみるみる成果が出てきます。

一方、勉強がジグソーと違っているのは模索の段階が長く、永遠に図柄が見えない場合もあることです。やってもやっても、絵ができないのでは誰でも嫌になってしまいます。

それを避けるために ①荒っぽくともスピード感を持って勉強し、早く概略をつかむ。②コンパクトな勉強をする。 ③自分が今学んでいることの意味、位置を意識する。

目先の問題をただ解いているだけでは道に迷います。人生と同じように。


2016年9月22日木曜日

パラリンピック

今年はオリンピックよりパラリンピックのほうを沢山見ました。今までは放送そのものが少なく、見たくともなかなか見れなかったのですが、今回はたくさん放送され楽しめました。

競技のレベルも驚くべきものです。そして、彼らの競技に打ち込む気持ちや努力がいかほど強く、大変なものか思い知らされました。同時に、競技に対する前向きさと明るさは、どこか悲壮感すらあるオリンピックの選手以上にすがすがしさを感じました。

おそらく、彼らの一部は絶望からの第一歩を踏み出した人達のはずです。深く敬意を払いたいと思います。

2016年9月1日木曜日

悠々会

9月10日(土曜) 夜8時40分から悠々会開催します。時間のある人はぜひ顔を出してください。

2016年8月28日日曜日

通常授業再開

8月29日から通常授業再開です。

暗算の是非

生徒の計算手順を見ていると人それぞれやり方があります。

どのようなやり方でも確実で素早ければとりあえず問題無しとしましょう。将来の発展性とかはまた別ですが…

中学レベルで気になるのは暗算にこだわる人が案外多いということです。じっとノート或いは問題を見ている。暗算をしているのは明らかですが、遅い!しかも、よく間違える!遅くて間違える暗算などやらないほうがましです。しかも、計算の手順が確認できず、どこで間違えたのかわからない。だったら、ノートに途中経過をさっさと書いたほうが早く、しかも正確です。ところが、どこかでそういう教育がなされたのか暗算にこだわる生徒が多い。これは簡単には直せません。習慣を変えるのは大変です。

一方、高校レベルでは途中経過が詳細すぎて時間がかかり過ぎるケースが目立ちます。-2x+5=0の解は瞬時に出すべきですし、式の変形ももっと自由に頭の中でできるようにすべきです。化学や物理も同様で、状態方程式の途中経過を延々と書くものではありません。もっともこれも、早く正確であることが前提です。

数学は不平等な学問です。できる人は簡単な方法で解を出している。できない人は複雑にやって失敗している。いつも、いかに楽にするか考えていると、良い方法が身に付きます。それは数学には重要です。人生の多くの局面で楽をすることを選択すべきではないと思いますが、数学の計算はちょっと違います。

何のために暗算をしているか考えてください。

2016年8月22日月曜日

リオオリンピック #2

シンクロナイズドスイミング・デュエット銅メダルの乾選手のインタビューです。

”毎日毎日、地獄のような練習でいやでいやでしようがなかった・・・・・、でも、この場(銅メダル)に立てて、やってきてよかったと思います”

名コーチ、井沼コーチによる練習は想像を絶するもののようです。

もし、4年間、地獄のような勉強をしていたら・・・、日本中のどの大学、どの高校にも受かるかもしれない。そして、勉強はシンクロの練習よりずっと楽だ。誰かやってみる人いますか?付き合いますよ。

リオオリンピック #1

オリンピック女子レスリングの活躍は目をみはるばかりです。

そして、スキンヘッドの栄監督にも注目が集まっています。愛知県にある志學館大学の女子レスリングの監督でもあります。というか、日本の女子選手はほぼ全員栄監督の子弟です。

彼のインタビューで面白かったのは”信頼を得ようとか考えていない”という部分です。”結果を出すために精一杯やる。それだけで、信頼を得ることなんか考えていない”と。

ちょっと衝撃でした。信頼を得たが、結果が出ない。それで満足していないか?TVコマーシャルですが”結果にコミットする”勝負の世界はそういう世界です。それは塾も似ています。

2016年8月12日金曜日

水面下こそ重要だ

なせ氷は浮くのか?水より比重が軽いからです。
なぜ氷は水より比重が軽いか? 水素結合によって、体積が同量の水より大きくなるからです。

おっとっと、この話をしたいのではありません。勉強を氷に例えてみたいのです。

次のような2つの小テストがあるとします。
①次の10個の単語を明日までに覚えてきなさい。明日10個テストします。
②次の100個の単語から10個を出題します。明日テストします。

氷山はその約9分の1が水面下に沈んでいます。テストで必要となる知識が10あるとするとそれを支える90の知識があると考えることにします。大切なことは水面下の知識を豊かにしていくことです。②のテストはそういうテストです。

ところが、そこそこできる人に①のような勉強に終始する人がいます。つまり、表面に見えるものしか学ばない。出題されるものしか学ばない。そういうやり方です。このやり方で頑張っている人にはあるレベルで限界が来ます。英語の文法書を5回以上繰り返したのに点数が上がらないという相談を受けることがあります。その本に限りできるようになっているのです。原因は繰り返すときに知識を広げる作業ができていないからです。水面下を豊かにしていないからです。その点、考えてみてください。

2016年8月10日水曜日

夏期講習後半は

8月15日(月)より、夏期講習が再開されます。
なお一部クラスはその前に授業があります。

やったー!カヌースラローム銅メダル

リオデジャネイロ・オリンピックのカヌー・スラローム男子カナディアンシングルで羽根田卓也選手が銅メダル!

カヌーを趣味(*私は正確にはカヌーではなくカヤックですが)とするものとしては嬉しい限りです。太田選手がメダルを取って少しメジャーになった?フェンシングのように人気が出るといいな。

彼はカヌー界では良く知られており、私も国体で何度がその漕ぎを見ています。たしか、お父さんが元カヌー選手で、息子たちをトップレベルの選手にするため相当なエネルギーを注いでいらっしゃるはずです。

そう言えば、金メダルを取った体操団体の5選手中、内村、加藤、白井、田中の4人の親御さんがやはり体操選手なのを知って驚きました。

英才教育の賜物ということなのでしょうか? これが国会議員の二世議員となると素直に認められないのですが、スポーツは本人の努力が絶対に必要なので彼らの成績を心から賞賛したいと思います。

 *カヌーはブレードが片側だけのシングルパドルで漕ぐ。下半身は膝立ちの状態。
  カヤックは両側にブレードが着いたパドルで漕ぐ。下半身はあぐらのような状態
なお、ボートのように船に固定して漕ぐものをオール、カヌーやカヤックのように固定しないものをパドルと言います。

2016年7月14日木曜日

夏になると思い出す

暑い日々が続いています。教室に入ってエアコンのスイッチをつけるとき、塾を豊原町に移転した最初の夏を思い出すときがあります。

その夏、N君は高校3年生でした。教室の鍵を渡してあったので朝7時から塾に来て勉強していました。黒板には朝から深夜までの予定がびっしり書いてあり、できたものは横線を引いて消してありました。ストイックに自分の目標を追い求めている雰囲気が伝わってきました。

彼らと数Ⅲの授業をするのは私にとっても楽しみでした。夏の初めころは難関大学の入試問題にはなかなか歯が立ちません。それでも、毎日、問題を解き続けていました。夏休みも終わろうとする頃、ある難問の解説をしているとN君が「あっているかもしれない」と呟きました。それは彼にとって、驚きと喜びの混ざった瞬間だったのでしょう。そしてその瞬間から、次々と難問を解けるようになっていきます。一つ上の段階に上ったのでしょう。その時の表情が今でも記憶に残っています。

今年の夏もそのように学んでいく塾生がいてほしいですね。

2016年7月12日火曜日

永六輔氏死去 (生きているということは)再掲

”♪~生きているということは~誰かに借りを作ること~
生きていると~言う~ことは~誰かに~その借りを返すこと~” (永六輔)

 インドを旅しているとき、人から小銭をもらうことが度々あった。最初に体験したのはニューデリー空港を一歩出たときだった。公衆電話を使おうとして、近くにいる同年代の若者にいくらで電話がかけれるか聞いた。彼は黙ってポケットから小銭を出し、使えと言う。
 それを使って電話をかけ終わると、小銭より少し高額の紙幣を返そうとした。彼は首を横に振って受け取りを拒んだ。そして「次は、君がその金を誰かのために使ってくれ」と言った。やせ細った浅黒い肢体と精悍な目、そして、破れた靴から指が出ていた。

”♪~生きているということは~誰かに借りを作ること~ ♪~” ぼくは鍋をぶら下げた大きなリュックを担いで、オールドデリーの街中に安宿を探しに出かけた。

・・・・・・永六輔氏が亡くなりました。”上を向いて歩こう”の作詞でも有名です。以前、書いた文を再度掲載しました。私が若かった頃、長いヨーロッパ放浪から日本への帰途のときのことです・・・・・・

2016年7月7日木曜日

徹夜勉強会

時々やっている徹夜勉強会をやりました。
今回は2週間後に定期テストを控えている高1の希望者対象に金曜夜から土曜朝までです。眠くなった場合は別室に敷かれた畳で仮眠をとります。

このような無理な勉強に意味があるのかと問われると正直「?」です。1時2時までは皆元気ですが、3時4時になるとかなり疲労してきます。当然、学習効率も下がってきます。


それでも、やる理由は多少の無理をする中で自分の限界が自分が思っているよりずっと大きいこと「あっ、俺ってもっとやれる」ということを理解するからです。そして、人生の局面局面で出くわすちょっと無理してでも頑張らなければならない事態への良い準備体操になるのではと思うからです。

もっとやりたいという声も大きいのですが、問題は私の体力のほうです。


2016年6月22日水曜日

鳩山邦夫・元総務大臣逝去

鳩山邦夫元総務大臣が亡くなりました。67歳、まだこれからでした。

さて、彼について2つ思いつくことがあります。

1つは、舛添前東京都知事と同い年で、高校時代、全国模試で文系の2位、3位を鳩山、舛添で争っていたということです。その後、2人は東大法学部で主席を争うことになります。

もう1つは、文部科学大臣の時に、「公立中学が進路指導に、民間の模擬試験を使うのは如何なものか」と言ったことです。今、神奈川県でも学校で模擬試験を受験するということはなくなりました。受験指導が学校から塾に代わる端緒となりました。

ご冥福をお祈りします。


2016年6月21日火曜日

公立高校受験日程

公立高校の受験日程が発表されています。

平成 29 年度入学者選抜日程(予定)
【共通選抜】 平成 29 年2月 15 日(水) 学力検査・特色検査
               2月 16 日(木)、17 日(金) 面接・特色検査
               2月 28 日(火) 合格発表

2016年6月20日月曜日

イチローのことば

イチロー選手が日米通算安打の世界記録を作りました。試合後のインタビューで

”僕は人に笑われることをやってきた。小学生のころ、毎日練習をしていると『あいつ、プロ野球選手にでもなるつもりか』と笑われた。しかし、プロ野球選手になった。大リーグに渡るときも同じで、『首位打者を狙いたい』と言うと同じように笑われた。でも、首位打者になった・・・僕には、人に笑われることをしてきたという自負があります”(注:言葉はこの通りではありません)

そう言う、イチローの目には涙が滲んでいました。

悔しさの中で、努力をする。他人の嘲笑の中で努力をする。彼はその中で、優れた運動能力と並外れた精神力を身に着け、現在の地位を得たのでしょう。

若い時期にそうした体験をすることはとても意味のあることだと思います。

そういえば、塾にも本気でプロ野球選手を目指している高校生がいます。彼はそのために高校を転向し、より野球に専念できるようにしました。転向するかどうか迷っていた時に、何度も話をしました。正直「本当にプロ野球選手になる気なのか?」という思いが、当時も今も私の中にあります。もちろん、笑ってはいませんが・・・。どうか、私の予想を裏切ってプロ野球選手になってくれ!頑張れ!

2016年6月10日金曜日

中間テスト終了

中学中間テストが終わりました。

新入生にとっては初めての定期テストです。そして、中学3年間で最も高得点のとれるテストです。仮に80点だったとして、間違えた20点分が何なのか、しっかり分析しておかなければなりません。その20点分のできなかったことが、期末、後期、2年、3年と大きくなっていくからです。結果が出揃ったところで面接を実施し、具体的に何をしていくか検討することになります。

今日は少しだけゆっくりして、次に向けて勉強を開始しましょう。

2016年6月2日木曜日

久し振りです

父が癌により他界し、諸事に忙しく、ブログの更新を怠っていました。

また、少しずつ再開します。

2016年4月17日日曜日

ボーリング

  
今月初め、高校入学直前の生徒とボーリングに行きました。S・R君がダントツに上手かった。

2016年3月27日日曜日

才能のある人は5万といる

アイススケートの本田真凛選手がジュニアの大会で優勝しました。

彼女のコーチが面白いことを言っていました。「才能のある人は5万といる。才能があるから勝つのではなく、強い人が勝つのだ」

そうなんだよね。やればできる人なんて5万どころか50万といるんだよね。

さらに、「簡単なことを何度も何度も繰り返して、質を上げていかなければならない」とも。これもその通り。体に染み付くレベルで基礎を身に付ける。考えるとかいうレベルでなく、ほぼ自動的に答えがでるレベルまで演習する。公立上位高で使っている数学の問題集「サクシード」。全ての問題を見た瞬間(問題を読み終えるよりもっと前に)解の手順が思いつく人もいるはずです。体験した人は分かるはずですが・・・

2016年3月23日水曜日

とめ、はね、はらい

「文化審議会漢字小委員会は29日、常用漢字で「とめ」「はね」などに細かい違いがあっても誤りではなく、さまざまな字形が認められることを解説した指針案を親部会の国語分科会に報告した。指針案では常用漢字表の考え方をあらためて解説。漢字に線の長短や方向、はらうか、とめるかといった字形の違いがあっても、文字の骨組みに当たる字体の違いにまで及ばなければ、特定の字形だけが正しく、ほかが誤りと判断することはできない」(日本経済新聞より抜粋)

やっとなるのか!これが正直な感想です。とめ、はねは毛筆の特性によるもので、鉛筆やシャープペンで書く文字に馴染まない。ずっとそう思ってきましたし、以前もこのブログで同じ内容のことを書いたこともあります。

「字形の違いがあっても、文字の骨組みに当たる字体の違いにまで及ばなければ、・・・が正しく、・・・が誤りと判断することはできない」

小学校の漢字書き取りで、大人にはどこが間違えなのか分からないものが多々あります。殆んどが、とめ、はね、はらいに関したもので、私も理解できず、何度か唸った経験があります。

今後、様々なところで、変化が起こりそうですね。注視したいと思います。

2016年3月17日木曜日

反省

旧学区最難関公立高校に不合格だったA君のことです。

夏休み、真っ黒になった顔の皮がむけるほど部活に熱心でした。勉強もその合間で頑張っていましたが、模試の結果では志望校にはかなり難しいという判定でした。実際の力よりも志望校は2ランク程度上でした。

9月になり、部活が終わり、勉強が本格的になります。A君は勉強に集中していきます。

11月。模試の結果も少しずつ上がってきますが、まだ合格圏には届きません。厳しいかなと思いました。志望校を一つ下げるほうが良いかと父兄の方とも話しました。ただ、本人は第一志望を下げたくないようでした。

12月。併願私立高が決まります。模試は合格権まで後1点というところまで来ています。伸びています。ぎりぎりまで様子を見ようと思いました。

1月。最後の模試でついに2次選考合格圏に入りました。合格可能性80%でした。過去の経験から1度だけの模試で合格圏に達したからと言って安心できないことはよく分かっていたので、昨年度の入試問題(それまでやらないように指示してありました)をやってみると合格ラインに入っていました。沢山やった予想問題でも合格点に達していました。なりよりも、本人の強い意志もあり、第一志望に願書を出すことにしました。

ただ、不安はありました。本番で同じようにやれるかわからないからです。余裕があるわけではないので、少しの失敗は命取りです。普通なら1ランク下げ、安全な受験をするように指導するところです。1ランク下げても夏休み前の力から考えれば、1ランク上がっているのです。志願変更をするかどうか確認するとこのまま行くということでした。本人の強い意志もあり、私もそれに賛成しました。これで一つ落としても彼は満足でない3年間となるのだろうと思えたからです。

結果は残酷でした。恐らく、数点のことでだめだったのでしょう。それ以来、私はどうすべきだったのか悩んでいます。冷徹に「お前にはその学校へ行く力が無い。一つ、いや、二つ下げろ!」と言うべきだったのか。彼の気持ちを尊宅しすぎたのかもしれません。その希望をか叶えてやりたい。そう思いすぎたのかもしれません。

後日、彼に高校数学を教えました。どうか頑張って、3年後、この結果がそんなに悪くはなかったと言ってほしいと心から思いました。

頑張れ!!

2016年3月16日水曜日

煮干の解剖その後

以前小学生と煮干の解剖をしました。大ぶりの煮干を手で解剖します。頭を2つに割り、脳を確認。腹部も同様に心臓、肝臓、腸などに分けていきます。それを見て気持ち悪いという子供も出てきます。それでも10分もあれば2~3匹の解剖が完成です。食べたい子はそれを食べて終了です。私も5~6匹解剖しました。その後のことです。サンマやいわし等の丸ごと焼いたり、干物にした魚を食べると、箸で内臓を分離するようになりました。これは心臓。モグモグ、パクパク。これは肝臓。モグモグ、パクパク。これは・・・?モグモグ、パクパク。生徒はどうなんだろう?

2016年3月14日月曜日

塾の中3への面接授業のフィードバッグ集

八木です。かなり、久しぶりの投稿を。笑

最近は、12月くらいから中学3年生の面接の授業を受け持っているのですが、先月の入試が終わって僕の授業も終わりました。

面接の授業最終回の時と、合格発表の日に行った壮行会の時に集めたフィードバッグ集を記録として残しておこうと思います。


■質問事項はこちら
1. 授業内容は全体的にどうでしたか?
良くなかった  あまり良くなかった 普通 多少良かった かなり良かった

2. 面接の授業で印象に残ったこと、良かったことは何かありますか?

3. 面接の授業で分かりづらかったこと、もっとこうすれば良くなる!ということはありますか?

4. 八木に対して何か伝えたいことがあれば自由に書いてください



ということで、回答です。

1. 授業内容は全体的にどうでしたか?
・かなり良かった:7人
・多少良かった:1人
・良くなかった:1人

2. 面接の授業で印象に残ったこと、良かったことは何かありますか?
・ほんばんのようなきんちょう感がある
・面接の練習で面接を見る側もやったのが良かったと思う
・本番のような雰囲気で良かった
・他の人の面接を見れて良かった
・ヤギちゃんとたくさん喋れておもしろかった
・面接のかなり参考になった
・知恵の輪が面接で使われると思ってなかった。
・八木先生が恋バナと混ぜて授業してた
・先生のおかげで面接が少し上手になったと思う
・小学校の時の漢字テストの話し・・・何その無駄な正義感!
・八木先生の女性への話
・生徒目線で話してくれてとても分かりやすいアドバイスだと思いました
・雑談が面白かったです
・学校とは違う質問をしてくれたり、ちゃんとていねいに修正してくれたので良かったです。

3. 面接の授業で分かりづらかったこと、もっとこうすれば良くなる!ということはありますか?
・面接シートを書く前にもうちょっと勉強をしたかった
・もっと、八木先生の女性への話をもっとききたい
・口の中の水分がなくなった

4. 八木に対して何か伝えたいことがあれば自由に書いてください
・細かく指導していただきありがとうございました
・塾に行っても行かなくても今後ともよろしくお願いします
・Thank you for the past three years. Also looking forward to hearing from you.
・ありがとうございました。
・がんばります。



みんな、メッセージありがとう〜。
ってことで、僕からも感想を。

この学年は中学1年の時からちょこちょこと教えていまして、当時からなぜか好かれているというか、仲が良くなった生徒が多い学年でした。
なんというか、ませてる生徒が結構いて、プライベートな話を相談されたりとかもあったからですかね。

で、面接の授業なのですが、最初の数回は面接シートの書き方を教えます。
1. 志望動機、2. 中学時代に意欲的に取り組んだ教科について、3. 教科以外で、中学時代に意欲的に取り組んだことについて、4. 自分の長所、です。

今回は生徒数も多く、最初は生徒と打ち解けるために雑談を入れながら座学をして、面接シートを書かせて個別に見ていくやり方にしたのですが、今思えば、面接シートの書き方というか考え方を最初にちゃんと説明すべきでした。
いきなり文章から書き始める子が意外と多くて、そうすると大抵言いたいことが伝わらないんです。
これって読書感想文や国語の試験の悪影響だと思うんですけど、「枠を9割くらい埋めないといけない」と思ってしまっているんですね。なので、不必要に遠回しな言い方をしたり、言わなくていいことを盛り込んだりしてしまうのです。

文章にする前に、自分は相手に何を伝えたいのか?
自分はどんな人間で、なぜその高校に行きたくて、中学時代は何を頑張ってきて、高校行ったら何をしたいのか、などを、生徒ひとりひとりの個性に応じて引き出してあげないといけないんですよね。

面接の際は、まず最初の1回目は本番さながらで1対1形式で。
いきなり本番に近いことを体験してもらうことで、その後の授業内容に緊張感が生まれ、「自分ごと」として聞いてくれるようになると踏んだのです。

2回目以降の授業では、教室の大きさが限られているため、生徒を3グループに分け、面接を受ける人3, 4人、面接シートを書き直す人3, 4人、僕の両隣で人の面接を見る人2人にしました。
友達が面接を受けている姿を見るのも参考になると考えたからです。

この形を取りながら、面接をしている生徒が何を話していたかを他の生徒に言わせてみたのですが、本人が伝えたいメッセージの半分も伝わらないケースが多かったです。

本人はそのことばかりを考えて文章にして読んでいるので、伝わるはずと思ってしまうのですが、初めて聞く相手には説明が足りなかったり、要点が分からなかったりしてしまうものなんですね。

そんなこんなでいろいろと生徒とコミュニケーションを深めながら、みんなの個性が発揮できるように努めました。

毎年思うんですけど、みんな姿勢とか言い方とか気にしすぎですね。
「僕がこの学校を志望した理由は、、」とか誰かが言うと、「僕って言っていいの?」とか。
振り返りを聞いたら、「ちょっと手が落ち着かなかった」とか。

多分他の面接官の人も同意してくれると思うんですけど、「ちょっと鼻を触る癖があるな、1点減点」とかしないですから。
それよりも内容にフォーカスしなきゃ。

多少言葉遣いが不適切だったり、体が揺れたりしてそれを気にするよりも、自分の魅力をもっと伝えるには!?と考えたほうが絶対良いと思うんですね。

なんというか、失点ばかりに目が言ってしまっているというか。
まぁそういう印象を生徒に分かりやすく伝えるように努力しました。

これから生きていく上で、実は面接って重要ですよね。
アルバイトの面接や大学受験の面接、就職活動や転職活動でも面接は必ずありますからねぇ。
そういった今後も踏まえて、面接に対する臨み方を教えられていたら嬉しいです。


ということで、みんな高校生活頑張って楽しんでくださいね。


ちなみに、、授業の感想で女性の話が面白かったと書いている生徒が多いですが、志望動機を応える時に、なるべくその高校の特徴を捉えたことを言うべし!ということを伝えたくて、女性に告白するならという話をよくした結果です。
例えば「誰でもいいから付き合いたくて〜」と言ったらダメでしょ!?と。
「〇〇ちゃんのこういうところが好きだから!」と言えなきゃね、と。笑

とまぁ、こんな感じでなるべく生徒が退屈しないように、「面白い先生だな、話聞いてみるか。」と思ってもらえるようにしてきたわけです。

と言ったらかっこいいですが、単に僕が恋バナが好きなだけだったりもしますけどね。。笑


ということで、最後に生徒一人ひとりへの返事を。
このブログ、読んでいないと思いますが。笑


ほんばんときんちょうは漢字で書きましょう。笑
ありがとう!!


こちらこそ。卒業しても塾に顔出してください。


くだらない話もよくしたしな。
英語はなんとなく伝わった!笑


面接では具体性が大事!ってことが伝わったようで何より。


魚の絵は何なんだ!!!笑


確かに、面接シート書く前にもう少し説明が必要だったね。アドバイスサンキュー!
何その無駄な正義感!の話が印象的だったとは・・・。笑


女性と言いましょう。笑


生徒目線とおもってもらえたなら嬉しい限りです。
雑談は生徒を退屈させないための工夫ですね。


口の中の水分がなくなった、には笑った!笑



最後に、僕が教えるときや、生徒の話をメモする時に使っていたマインドマップ。
これを知恵の輪と言っている生徒がいたわけですね。




2016年3月13日日曜日

三角形の合同条件って?

中2になると三角形の合同の証明を学びます。

その際、有名な合同条件を覚えることになります。
 ①3辺相等
 ②2辺とその間の角
 ③1辺とその両端の角

これは、中学生が知っている知識の中で最も上位のものではないかと思います。例えば、国語の形容詞の活用(かろ、かつ、く、う、い、い、けれ)や理科のオームの法則、や社会の憲法前文や、英語の三単現のsと比べても負けない?でしょう。

一体誰がこれを決めたのでしょう。どこかの数学者?文部省の官僚?教科書を作った人?それとも普遍の真理?

例えば、③の1辺とその両端の角は、1辺と2つの角(両端である必要はない)が決まればおのずと両端の角が等しいことに成ります(内角の和は180°ですから、残りの角が決まります)。1辺2角という合同条件でも良いはずです。それを1辺とその両端の角と言うのには何らかの配慮(数学上ではない)が働いているのでしょう。

そう言えば、昔は1辺と両端の角を2角挟辺(2かくきょうへん)と教える先生も多くいました。挟という漢字が教育漢字ではないとかそんな理由で使われなくなったという話を聞いたことがあります。

自然科学(数学をそれに含めるかは微妙ですが)の法則や定理であっても、そこには人間的な、社会的な何らかの配慮が働いています。

2016年3月12日土曜日

勉強には謙虚さが必要だ・・・#2

日本の誇るバイオリニストの江藤俊哉氏がこんな話をしていました。世界的バイオリストで大御所のアイザック・スターンに会ったときです。

スターン「君は変わったバイオリンの持ち方をしているね」
江藤「先生、今はこの持ち方が主流ですよ」
スターン「そうなのか」

それから暫くして、江藤がスターンに会うとスターンはバイオリンの持ち方を変えていた。

スターン「確かにこの方が上手に弾けるね」

確かこのとき、スターンは90歳前後だったと思います。誰も疑うことのない世界最高のバイオリニストです。にもかかわらず、バイオリンの持ち方という最も基本的なことを変える。まだ若かった江藤のアドバイスを素直に受け入れる。これが謙虚という意味です。

勉強には謙虚さが必要だ

三角関数のような分野は教える人によって方法が様々です。cos120°が -1/2 であることを知る方法は少なくとも4つはあります。その中の最も良い方法を教えるようにしています。

ところが、なかなかそれを受け入れない人がいます。このタイプはそこそこ勉強ができる人です。中学校では成績上位で、難関公立校に進み、高校では中位か下位といったの人にその傾向があります。自分がやってきた勉強方法に一方で自信があるが、一方では限界になっている。そして、それを捨てられないといったところでしょうか。

三角関数に戻ります。cos120°を求めるのは瞬間的です。それはそうとしか見えないからです。時計を見て、今何時か瞬間的に言うのと同じです。今3時だと答えるのはそう見えるからです。間違えることも無ければ、忘れることもありません。そして、瞬間的です。これは正しく練習すると直ぐそうなりますし、数学的にも三角形という枠を壊した、思考の拡張上にあります。

ところが、、「暗記すればいいんでしょう?」とか、「三角形を描けば直ぐわかります」とか言って、自分の今までやってきた方法に固執する人がいます。暗記したものは忘れます。図を描けば時間がかかります。「君のやっている方法なんて、俺は紀元前に捨ててきているんだよ」と彼らをからかうこともありますが、通じません。直ぐに受け入れる人とそうでない人の差がはっきり出ます。おそらく、最初から受け入れるだけの気持ちが無いのでしょう。一度苦労して?身に付けた方法を変えることができないのかもしれません。それが、ここで言う謙虚さがないということです。

学力を伸ばそうとすれば君の中にあるそのこだわりを壊す必要がある。それなしには数学も英語もその他もなかなか伸びないよ。そう思える場合があります。君が身に付けたものは大切だけど、新しいものを受け入れる余地が無いんだったら、さっさと捨ててしまいな!勇気は要るけどね。

2ヶ月さぼったら、取り戻すのに2ヶ月必要だ

新高一の授業を開始しています。

神奈川県は2月中旬に公立高校学力検査があります。4月に高校に入学し、様々な行事があり、授業が本格的に始まるのは4月中旬です。そのため、入試から2ヶ月間、厳しい勉強から離れてしまいます。

この間にみるみる学力が落ちでいきます。入試直前にできたことがもうできなくなっている生徒も珍しくありません。合格のために、短時間に詰め込んだことは短時間で忘れていきます。

かつて、プロ野球の落合監督が「2ヶ月練習をサボったら、取り戻すのに2ヶ月いる。当たり前だろ?」というようなことを言っていました。その通りです。

新高一の人にはこの3月、4月の使い方をしっかり考えてほしいと思います。同時に、多くの他県のように入試を3月にするのは無理なのでしょうか?

2016年3月5日土曜日

学習習慣の喪失

私が大学に入ったとき、学校はストに突入していました。井の頭線沿線にある教養学部に毎日通っていましたが、授業はなく、教室で先輩や自治会の委員や一部教授が議論や演説をするのを聞くだけでした。そんな状態が夏休み近くまで続きました。

田舎から出て来た私は東京のど真ん中でただ一人、三食をどのように取るか?(インスタントラーメン以外作れませんでした)、銭湯にどのように入るのか、洗濯をどうするのか(コインランドリーはまだありませんでした)とうことにも精力を注がなければなりませんでした。

その中で、高校時代に持っていた確たる学習習慣を喪失していきます。毎日机に向かうこと、一定量の勉強をすること。その習慣を忘れていきます。

それが私の人生を大きく変えたことは間違いありません。もし、入学時のストが無ければ・・・、最近そう考えることがありました。数年に渡るヨーロッパを中心とした旅や、30歳近くまでの国内流浪。そんなことも無かったような気がします。勿論、今の生活も。

18歳の自分に今なら最上のアドヴァイスができるのですが・・・

2016年3月2日水曜日

合格発表

2月29日公立高校の発表でした。

その晩、塾でお祝い会。遅くまで盛り上がっていました。

隣の教室では中2が授業でした。来年は君たちだよ。

2016年2月21日日曜日

高梨沙羅と錦織圭の英語

スキージャンプ女子の高梨沙羅選手が圧倒的な強さでワールドカップ総合優勝となりました。

彼女が試合後のインタビューに英語で答えている映像を見ることが度々あります。日本的なカタカナの英語で、ときどき間違えもありますが、ゆっくり丁寧に答えています。彼女の誠実な人柄が感じられる英語です。これは私たち日本人が目指す一つの方向のように思います。世界にはフランスの英語、インドの英語、アジアの英語とも言うべき様々な英語のバリエーションがあります。その英語でガンガンと自己主張しています。必ずしもネイティブの発音を真似しないそんな英語もありかと思います。

一方、錦織圭です。勝利後のインタビューに流暢な英語で答えます。長いアメリカ生活の賜物です。高梨沙羅とは全く別物です。勿論、これも一つの方向です。

2016年2月9日火曜日

志願変更

2月4日(木)から2月8日(月)まで、公立高校の志願変更期間でした。 倍率を見て、志願校を変更できる期間です。

今年は土日を挟んでいるので長くなっています。2月5日(金)の段階で全公立高校の志願者数が呟かれていました。ツウィッターです。

平塚市内では平農の農業総合が定員割れをしていました。どう変化するのか、気にしていたのですが、8日に志願者が増加し、定員割れではなくなりました。その一方、定員をオーバーしていた平農の園芸が定員割れをしました。

想像するに、5日の段階で定員を超していた園芸志願者の一部が定員割れしている農業総合に志願変更したのでしょう。その結果、逆に園芸が割れて、農業総合が越したということのようです。

少し前に書いた情報戦をつかめた人とそうでない人の差が出たかもしれません。

公立高校受験・壮行会


志願変更期間が終了し、倍率が確定しました。周辺の高校では、茅ヶ崎高校の1.4倍が最高倍率です。あと8日。やれることはまだまだあります。最後の健闘を祈って、お茶とジュースで乾杯です。
壮行会

2016年1月31日日曜日

ラインと受験

公立高校の出願期間中です。明日までが期限ですが、ライン等で現段階での倍率が概ねわかります。教育委員会の正式発表は火曜日の午後ですが、その前日に殆んどの人が倍率を知っていることになります。

これは必ずいも悪いことではありません。かつて、大手塾は卒業生(高校在学生)からいち早く情報を得ていました。一方、小さな塾はそれができませんでした。それがライン等によって情報の平等化が図れるようになったのです。

さて、そうした情報の一般化の中で受験校の倍率が均されるという傾向があります。実際定員割れする高校が少なくなったようです。同時に志願変更する人の数も増加しています。

今年の志願変更は土日を挟むため長期間です。金曜の夜に対応を考えて、よく月曜に動く。そうした人も多くなることでしょう。

高校受験も情報戦の様相を呈してきました。

2016年1月18日月曜日

週末講習

毎週土曜・日曜で中3週末講習をしています。5教科の予想問題を解き、その解答と解説、解き直しをする長時間授業です。冬期講習も7時間の長時間授業でした。初めはその時間に慣れなかった生徒もいましたが、だんだん慣れてきます。脳の体力ができてきたのです。3kmも走れなかった人がやがてフルマラソンを走るようなものです。

そうしているうち、11月の仮内申が出てから、現在までに500点満点で100点以上伸びている人が何人か出てきます。100点違うと、志望校が2ランク以上上がることになります。こうなると、勉強することが楽しくなり、更に沢山勉強するという正のスパイラルになります。

来週は公立高校願書提出です。点数が上がってきた人の志望校を上げるかどうか、嬉しい悩みです。マラソンで言えば40km過ぎというところでしょうか。

学力検査まであとひと月。

2016年1月3日日曜日

明けましておめでとうございます

中3は1月2日から。他は1月4日から冬期講習再開です。