2017年11月30日木曜日

採点ミス

27年度、28年度の公立高校入学者選抜試験で、学力検査を実施した139校中108校で採点ミスがあったことが教育委員会によって発表されています。あんがいあるものですね。それが合否に影響した受験生もいるようです。昨年から、一部マークシートを導入したのですが、それは、採点ミスを減らす方向に働いたのでしょうか?

さて、明日から12月。いよいよ、受験本番が迫ってきました。センターまで50日を切り、その後、私大入試、高校入試、国立大入試と続きます。期限は迫っていますが、まだまだ力は伸びます。自分の足元をしっかり見て、やるべきことを一つずつやっていきましょう。

2017年11月2日木曜日

漢検10級から始める

小学生全員を対象に、漢検の教材を使って、漢字の復習を始めました。小学校1年程度の漢検10級からやり直しです。合格点に達したら、上の級に上がっていきますから、あっという間に終わる人もいますし、とても時間のかかる人もいます。

漢字は単に漢字の学習でなく、言葉と言語の学習です。この部分に問題があると、すべての教科に悪い影響があります。よく、算数は得意だけれど国語は苦手という子がいます。実際かなりの子供がこのタイプです。しかし、よく見ていると、算数が得意というより、計算が得意であるに過ぎない場合がほとんどです。高学年になった時、躓く可能性が高いと思われます。

今回、小学生の漢字のやり直しをしようとした直接の原因は、高校生に英語を教えていたとき、彼ら高校生が(それも平塚市内ではトップ高の生徒が)あまりに言語感覚が良くない(はっきり言って、悪い)ということに気づいたからです。彼らの英語力は英文法の力が無いとか、単語力が無いとかそういう問題以前に、言語感覚(日本語)が十分で無いからです。といって、これを高めるのは簡単ではありません。国語の勉強をすれば良いというものでもありません。生まれてから、現在に至るまでのトータルな言語体験が関係しているからです。気が遠くなるような話ですが、とりあえず、私にできることから始めます。それが漢検10級からの復習です。我々が言葉を使って思惟する限り、それは思考の最も基礎の部分にかかわっているはずです。ほんの一部分ですが・・・・