2013年11月28日木曜日

高校別進学希望状況

10月20日に調査された公立高校進学希望者の高校別希望状況が発表されました。周辺の高校は以下のようになっています。
(高校名の後の数字は順に希望者数、定員です)

藤沢西 469  278        藤沢清流 449  238        深沢 243  198
茅ヶ崎 566 358         茅ヶ崎北陵 436 278            鶴峰 403 343
茅ヶ崎西浜 414 398       寒川 297 358                     平塚江南  338 318
高浜 307 237              大磯 324 278                  二宮  208 278
平塚湘風  220 228         秦野 501 358                  秦野曽屋 347 278
伊勢原 268 278           伊志田  403 318               小田原  439 318
西湘  449  317              平塚農業  229  195        平塚工科 218  238
小田原城北工業 244  234 平塚商業 152  198

この数字を参考にし、志願者が変化します。本番まで3ヶ月を切りました。この僅かな期間で大きく力を伸ばすことができます。いよいよです。

2013年11月22日金曜日

志願変更期間延長

公立高校の志願変更期間が1日延長されました。2月5日~7日までの3日間です。ただし、7日は12:00までです。

昨年、平塚周辺で、志願変更前に定員割れをしていたのは、茅ヶ崎西浜、西湘・理数科、小田原総合ビジネスでした。そして、西浜と総合ビジネスの2校は志願変更後も定員割れでした。

志願変更は、①中学に行き、志願変更願を提出。校長の確認印を貰う。②変更前の志願高に行き、志願変更願を提出し、入学願書を返還してもらう。③返還された入学願書を書きかえる。④志願変更先の高校に行き、入学願書を提出する。と、なかなか手間がかかります。昨年まではこの期間が2日間でしたから、かなり慌しいことになります。

そのせいか、志願変更は思っているより、少ないというのが私のイメージです。1日伸びたことで、今年は志願変更をする受検者が増えるかもしれません。

さて、志願者数は各高校の事務室の前に張り出してあります。それを在校生に確認させて、志願変更ギリギリのところで願書を出す。そんなことをする塾もあるようです。そこまでするのかと考えるのか、当然と考えるのか。どう思いますか?

2013年11月17日日曜日

失敗体験

教え子と話をしました。小さい頃から失敗の体験が少ないので、今でも、失敗を恐れいろいろなことができないと言っていました。

数日前に高校生と読んだカナダ人の書いた英文は”日本に来て驚いたことは、子供がすべきことを親が全てしていることだ”という書き出しで始まっていました。

失敗の体験を積ませることは重要なことです。失敗によって、何かを学び、それを乗り越え次のステージに立つ。そうした、経験を何段階も踏んで人間は成長することになります。

日本では良い母親と呼ばれる人は子供に手をかけ過ぎる傾向があります。子供たちが失敗する可能性があることを先回りして取り除いてしまいます。子供が失敗して学ぶ貴重なチャンスを摘み取ってしまいます。修学旅行に行く中3の息子に”*月*日の下着”、”*月*日の下着”と記した袋に入れた下着を持たせたお母さんを知っています。良いお母さんですが、どこか変です。

そして、失敗の体験を持たない、未成熟な大人が出来上がります。時として、彼らはたった一つの小さな失敗すら乗り越えらないこともあります。

きちんと失敗をさせる。必要なことです。

2013年11月15日金曜日

今日も良い一日でした

NHKでハートネットTVという番組をやっています。主に障害を持った人たちが出演する番組です。遅い夕食をとりながらチャンネルを回しているとき、面白そうな内容の放送していると見入っています。

少し前にダウン症の若者が出ていました。彼は数年にわたってブログを書いているのですが、その最後に「今日も良い一日でした」という一文を必ず書くことにしています。

ある日、最愛の母親が交通事故でなくなってしまいます。悲嘆にくれるブログの最後にやはり「今日も良い一日でした」という一文を涙ながらに書き込んでいます。

それは他のどのような言葉よりも深い悲哀に満ちた言葉でした。私の中に、僅かにあったダウン症に対する偏見が吹っ飛びました。

涙とともに、「今日も良い一日でした」と綴る彼に深く頭が下がります。

どれほどの悲しみや苦痛に満ちた日であったとしても、その一日の最後に「今日は良い一日でした」と自らに呟く。できることではありません。

2013年11月5日火曜日

徹夜勉強会

10月30日から11月1日にかけて徹夜の勉強会をしました。
7時から始まった中3の授業は通常の終了時間9時半を過ぎてもそのまま進められます。

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上の写真は午前零時の教室の様子です。

疲れた生徒は隣室で仮眠を取り、元気な生徒は朝まで黙々と学習を続けます。
翌朝7時。12時間の勉強を無事終了しました。

徹夜でやるような学習に意味があると思っているわけではありません。自分が考えている限界がもっと大きいことを知ること、そして、多少の無理をしてでも、何かを成し遂げること。そうしたことを感じる一助になればと思っています。

そして、なにより、こうしたイベントは生徒も私も心が躍る、ささやかな非日常なのです。


2013年11月3日日曜日

脳科学者

脳科学者の茂木健一郎が東大生と議論するという番組を見て気になったこと。東大は偏差値で合格者を決めるがハーバード大学は面接で決めるという話。

ネットでハーバードに入学する要件を調べてみると。ちゃんとしたものは見つからなかったのですが、以下のようなことを前提に面接をするようです。

①SAT(センターのような試験)はほぼ満点。
②高校の成績は上位1%以内
③生徒会や部活の活動
④100時間程度のボランティア
⑤年間500万円程度の費用
⑥その他、諸々

まるで、一昨年までの神奈川県公立高校、前期選抜の様相を呈しています。それ以前に、一般サラリーマンが簡単に出せる学費でもありません。

それはともかく、TVを見ていると彼の言説がとてもいい加減なものに思えます。TVというのはそうしたものかもしれませんが。

そういえば、センター試験廃止後、統一テスト実施時には、国公立の2次試験は教科の試験を課さず、面接等で合格を決めるという案が有力視されています。アメリカ的入学方法を実施したいということなのでしょうか。