2012年7月28日土曜日

オリンピック開幕

ロンドン・オリンピック開会式が始まりました。

ポール・マッカートニーがヘイ・ジュードを歌っています。ラジオの雑音とともに、初めて聞いたビートルズの歌がヘイ・ジュードでした。あれから、たくさんの時間が流れ、私は大人になり、ジョン・レノンは逝き、冷戦は終わり、世界は大きく変わりました。

ポールの歌はあの時と同じように、喧騒の中で、響き渡って聞こえました。

2012年7月26日木曜日

自習室という幻想

”休みの日は塾の自習室に行ってるんだ”
”そう。えらいねえ”
”そんなことないよ。自習室でお菓子食べながら、音楽聴いて、携帯いじってるだけだもん”
”えっ?先生気づかないの?”
”気づくわけないよ。よくできた自習室だから、分かりにくくなってて”
”そうなんだ”
”うん。家で携帯やってると親がうるさいけど。塾行ってると勉強してると思って親も喜ぶし、こっちも楽だし”

妙に納得。

子供が塾に自習に行っていると安心していると、実は・・・という話です。よく聞く話です。

2012年7月25日水曜日

夏期講習開始

本日より夏期講習です。時間の変更に注意してください。

2012年7月19日木曜日

特色検査その3・希望が丘高校

希望が丘高校の特色検査・問題例を入手しました。

1番:判断推理力  四谷大塚の予習シリーズにあるような問題で、それよりずっと易しい。
2番:情報活用力  グラフと表を見て、設問に答える。ところが問1は別の知識を前提とし、グラフも表も無関係という代物。
3番:表現構成力  「学校長の言葉」という文章を5分割し、それを正しく並べる。
4番:論理的思考力 論理的間違えを100字で記述。

全体に平易です。統一感がなく、いろいろな問題をあちらこちらから引っ張ってきたという感じがします。考えすぎずに解く、というのがポイントかもしれません。それでも間違える可能性はあり、5教科を一生懸命やってきた生徒がこれで間違えると泣くに泣けないことになりそうです。

判断力や情報活用力等等を見るといえば聞こえは良いのですが、具体的問題がこれでは何を見るのか怪しい限りです。この問題で200点です。拙速の感を否めません。

2012年7月15日日曜日

継続は力なり


昨日から3連休です.
しかしこのところ天候が不安定で,晴れていると思うと突然雲行きが怪しくなってくる,
そんな事が多いですね.


その為近頃は本の虫になる事が多いのですが,
本日読んだ,京セラ創業者の稲盛和夫氏の著書「働き方」について思った事を書こうと思います.

所謂自己啓発本の多くは海外に端を発しており,
「成功する為にはこのようにしなさい」と言った,
アメリカンドリームを叶える方法論を述べたものが多いと思います.
例えば,
成功の為には相手に調子を合わせろ,
共通の話題を見つけろ,
とにかく相手を褒めろ...
と色々な事が書かれています.
しかし読んでみて薄っぺらい印象を受ける事も多々あります.


一方この稲盛氏の著書は「純和風」でした.
「方法」ではなく「姿勢」や「心」に重きが置かれ,
自分が日本人であるからなのか,強く共感させられました.


その中でも特に印象に残ったのは,「継続は力なり」という言葉.
小さい時から誰もが言われてきた,基本中の基本だと思います.
しかし原点回帰と言うか,「やっぱりこれだよな」と
安心させてくれる要素がありました.


生徒達にも勉強の方法を教えるだけではなく,
その過程で困難に立ち向かっていく事が
いかに尊い事か,授業の中で伝えていけたらと思います.




2012年7月14日土曜日

降れば土砂降り

若い友人たちと栃木県の那珂川に行ってきました。キャンプと川下りのためです。那珂川にいくのは5年ぶりです。豪雨が予想される中、朝5時に平塚を出発。

嫌な予感がしていました。5年ほど前に那珂川に行った時、とんでもない暴風雨に見舞われました。深夜、打ちつける雨の中でテントをたたみ、車に非難したのです。そのときのことが鮮明に蘇りました。

現地について、幸い雨は小降り。これはいけるとばかりにカヌーを出して、さっさと川を下ります。雨の中、一波、二波と波を越えるたび、日常の感覚から離れていきます。

さて、河原に上陸し、キャンプサイトを設営します。雨の増水を考え、できるだけ川から離れたところにテントを張り、やれやれというわけです。食事を作って、酒を飲んで、文句なしのホリデーです。

深夜、雨音が激しくなってきました。英語で言う cats and dogs という状態です。話し声が雨音にさえぎられて、聞こえないほどの豪雨です。何でこんなときにキャンプしているのだという自省の念にかられます。天気予報だって激しい雨って言っていたのに・・・

深夜、川が増水する可能性があり、ずぶ濡れになりながら、テントをたたみ、車に撤収します。懲りないおじさんたちのキャンプでした。

It never rains but it pours.(降れば土砂降り)

2012年7月7日土曜日

読書感想文「チーズはどこへ消えた?」

久しぶりに読書感想文を書こうと思います.

最近色々な本を読むのですが,
読んだ傍からどんどんと記憶が薄れていくので,
文字に残して頭を整理したいと思った為です.

今日は以前から気になっていた
「チーズはどこへ消えた?」と言う本を読みました.

非常に薄い本で,1時間ほどで気軽に読む事が出来ます.

この物語では,性格の異なる2匹のネズミと2人の小人が,
チーズ(幸せの象徴)を求めて迷路(人生の象徴)に
入っていきます.そこではチーズにたどり着ける者もいますし,
なかなかチーズにありつけない人もいます.
そんな短い物語を通して,読者に人生について
考えさせる本でした.

その中で特に印象に残ったのが,
「もし恐怖が無かったら,何をするだろう?」
という部分.

ここで書くのは恥ずかしいのですが,
僕は今までいくつかの夢に対して,
勇気を出せずに諦めてしまった事があります.

しかしこの部分を読んで,「あの時挑戦していたら,
どうなっていたんだろう」と思わずにはいられませんでした.

でも,また遅くは無いはずです.
少しずつ挑戦していこう.

そんな勇気をもらえる本でした.







http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%B8%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%9F-%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/459403019X

2012年7月1日日曜日

特色検査その2

特色検査は自己表現検査と実技検査があります。自己表現検査は昨年まで主に独自入試をしていた上位校で実施されます。平塚周辺では平塚江南、湘南、小田原、厚木です。

具体的な内容が少しずつ分かってきました。昨年までの前期選抜の面接時に行われていた自己表現は小論文や討論などでしたが、今回のものはそれとは全く違ったものでした。

厚木高校が配布した問題例は

例題1 環境に関する文章とグラフがあり、
①日本語の設問に答える。
②-1 英文Aを読み、日本語で箇条書きにまとめる。
-2 英作文
-3 英文Bを150字程度にまとめる。
③日本語の設問に答える。

例題2 ギリシャ人エラトステネスの夏至に関する考察の文章があり、
①彼が地球が丸いと考えるようになった理由を50字程度で述べる
②2つの地点から出発した馬車が出会う場所を計算する。
③彼が計算した地球一周の距離を求める。

例題1は想定していた範囲内のものでした。
例題2は予想外でした。戸惑う人がいるのではないかと思います。この問題は中学入試では有名で、②の計算(旅人算で出会いのもの)も中学入試では基本的です。これが実施されたら、中学入試経験者(あるいはその勉強をした人)は圧倒的に有利です。普通に公立中学に進学した人(ほとんどの人はエラトステネスが誰か、出会い算が何かを知りません)にとっては”思考力”を試される問題だとしても、中学受験経験者にとってはお馴染の練習問題ということになります。どこかの中学入試問題から取ってきたようなもので、特色検査とは期待外れでした。

何れにせよ、この問題が入試で200点(英数2教科分に匹敵)ということになります。