確率で辞書式配列という問題があります。 a,b,c,d,e,f の6文字をアルファベット順に並べたとき、cbdefa は何番目にあるかといったものです。
辞書を引く機会が圧倒的に少なくなった高校生では辞書式に文字を配列することをイメージすることすらできない人もかなりいます。
高校生のほとんどは電子辞書を使っています。紙の辞書を使っている人は希少になりました。スマートフォンの辞書機能を使っている人も多いようなので、電子辞書すら引かれなくなっていくように感じます。
電子辞書は紙の辞書より圧倒的に早く簡単に目的の単語を探し当てます。これなら、紙の辞書よりずっと電子辞書を利用するようになると以前は考えていました。
最近はそう思いません。簡単になればなるほど、人間は怠け者になる。紙の辞書よりずっと簡単な電子辞書になれた人間は、もっと怠け者になり、辞書など引かなくなるのです。
辞書を読む楽しみ・・・理解できるかなあ?
2014年1月25日土曜日
2014年1月16日木曜日
本田圭佑(ACミラン)から学んだこと(Ⅱ)
現在、世界の約5人に1人が中国人で、やがて、世界の約3人に1人は中国人かインド人になります。その頃、英語を母国語とするアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ等の人は20人に1人かもっと少ないことも予想されます。
私たちが外国人と出会うとき、その人が非英語圏の人々である可能性は、そうでない可能性よりかなり大きいと言えるかもしれません。
ここ数十年で、英語は英語圏の人々と話すため以上に、非英語圏の人々とコミュニケートする手段となってきました。
そのときに、必要な英語は流暢な、ネイティブを模した英語ではなく、本田がミラノでの記者会見で話したような英語だろうと思います。
上手くも、滑らかでもないが、ゆっくりと、堂々と自分を伝える。本田という人間が良く分かる英語でした。すばらしい!
はるばると来つるものかなあ、日本人も!(江藤 淳)
私たちが外国人と出会うとき、その人が非英語圏の人々である可能性は、そうでない可能性よりかなり大きいと言えるかもしれません。
ここ数十年で、英語は英語圏の人々と話すため以上に、非英語圏の人々とコミュニケートする手段となってきました。
そのときに、必要な英語は流暢な、ネイティブを模した英語ではなく、本田がミラノでの記者会見で話したような英語だろうと思います。
上手くも、滑らかでもないが、ゆっくりと、堂々と自分を伝える。本田という人間が良く分かる英語でした。すばらしい!
はるばると来つるものかなあ、日本人も!(江藤 淳)
2014年1月14日火曜日
本田圭佑(ACミラン)から学んだこと(Ⅰ)
ミランに移籍する前、モスクワの選手だったときのことです。成田空港に姿を見せた本田は両腕に腕時計をしていました。
「本田らしい奇抜なファッションだ」とか、「左右のバランスを整えるためだろう」とか、いろいろな意見がありました。ミランに移籍したときの会見で「なぜいつもサングラスをしているのだ」と聞かれ、「その質問は1000回もされた。これはただのファッションだ」と答えていますから、両腕の腕時計もただのファッションだと考えたとしても不思議ではありません。
しかし、それは違うのです。
さて、今、中3は入試対策の真っ只中です。一昨日の模擬テスト社会。1番には当然のように時差に関する出題がありました。
「日本時間(東経135度)1月12日午後6時に成田を離陸した飛行機が、ブラジル(西経45度)に現地時間の1月13日の午前9時に到着した。飛行機に乗っていた時間はどれだけか」
というものです。
時差は15度で1時間ですから(135+45)÷15=12時間です。ここで、”リトル本田”の登場です。リトル本田君は両腕に腕時計をして成田に来ました。左の時計は1月12日午後6時(日本時間)。右の時計はそれより12時間遅らせた1月12日午前6時(ブラジル時間)にあわせてあります。飛行機が離陸して、ブラジルの空港に着いたとき、右の時計は1月13日午前9時になっています。ということは一日と3時間。つまり27時間の空の旅でした。
これが、本田選手が両腕に腕時計をしていた理由なのです・・・
「本田らしい奇抜なファッションだ」とか、「左右のバランスを整えるためだろう」とか、いろいろな意見がありました。ミランに移籍したときの会見で「なぜいつもサングラスをしているのだ」と聞かれ、「その質問は1000回もされた。これはただのファッションだ」と答えていますから、両腕の腕時計もただのファッションだと考えたとしても不思議ではありません。
しかし、それは違うのです。
さて、今、中3は入試対策の真っ只中です。一昨日の模擬テスト社会。1番には当然のように時差に関する出題がありました。
「日本時間(東経135度)1月12日午後6時に成田を離陸した飛行機が、ブラジル(西経45度)に現地時間の1月13日の午前9時に到着した。飛行機に乗っていた時間はどれだけか」
というものです。
時差は15度で1時間ですから(135+45)÷15=12時間です。ここで、”リトル本田”の登場です。リトル本田君は両腕に腕時計をして成田に来ました。左の時計は1月12日午後6時(日本時間)。右の時計はそれより12時間遅らせた1月12日午前6時(ブラジル時間)にあわせてあります。飛行機が離陸して、ブラジルの空港に着いたとき、右の時計は1月13日午前9時になっています。ということは一日と3時間。つまり27時間の空の旅でした。
これが、本田選手が両腕に腕時計をしていた理由なのです・・・
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