2018年5月3日木曜日

おんぶとだっこ その2

小学校1年の時、BCGの注射の副作用で発熱し下校途中歩けなくなったことがります。校門を出た所でしゃがみ込み、一緒にいた友達に家に連絡に行ってもらいました。学校はすぐそこですから、先生に言えば良かったのですが、下校という意識からか、そのことは思いつかなかったのでしょう。

道の横の土手で、横になっていると、30分もして友達と母親がやってきました。その後の記憶は何も無いのですが、母におんぶされ、その肩越しに揺れ動く世界を見ていた僅かな記憶と母親に対する信頼があったように思います。

それから半世紀過ぎて、母は93歳となり、老人ホームで元気にやっています。彼女に何かがあった時、あの小学校の時のおんぶと、幼稚園の時、夕暮れの街を手を引かれ、金物屋に弁当箱を買いに急いだこと(以前このブログに書いていますが)の2つは決して忘れられない思い出です。

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