2018年9月11日火曜日

力を抜くな

棒高跳びの試合を見ていると、たまに優勝候補が早々に失敗してしまうケースがあります。試技を少なくする(疲労を防ぐ)ため、有力選手は始めの方の試技をパスします。

例えば、6メートル台の記録を持つ選手が4メートル台をパスし、5メートル30から飛び始めたとします。記録的には楽に超えられる高さです。ところが、失敗してしまいます。パスして次で飛ぶ手もありますが、あれよあれよという間に3回失敗してしまうときがあります。

理由は明確ではありませんが、想像するに、本人にとっては楽に飛べる高さのためどこかで力を抜いている(リラックスという意味ではなく、気が抜けている)からではないか。

先週、模試の結果を中3に配り面接をしました。余るほど余裕があっても、力を抜くなと伝えた生徒が数名いました。ゴール直前に力を抜いて、あっと言う間に数名に抜かされるマラソンのようなレースもあります。設問1つが3~4点。その点数の間に何人もの人がいるのです。その設問1つによって合否が分かれることもあります。

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