2010年12月24日金曜日

全身フル回転

昨日社会人バスケットに混ざって来ました。
基本的に経験者の集まる中で、僕は最近大した運動もしていない上にバスケ部にいた訳でもないのでそれはそれは必死にやりましたが、何とか輪に入れてよかったです。


終わった後は足ももちろんしんどかったのですが、頭が疲れ切っていた事が印象的でした。
これは試合ではとにかく頭を使って行動しなければ話にならなかった為です。具体的に言うと、経験者が反復練習の中で習得してきた内容を、僕は見よう見まねでやっていくので「常に誰が何処にいるのか」という状況を把握し続けて自分の立ち位置を決める事を考え続けなければならない、という事です。
ちなみに少しボケっとするとたちまちパスも出せない・通路も塞ぐ邪魔者と化していました。


今日はクリスマス・イヴ
全国の彼氏さん、親御さん。予定通りに事を進める事と同時に、相手をよくよく観察して立ち回って下さいね。

2010年12月22日水曜日

入学者選抜はどう変わるの?

公立高校入学者選抜の方法が数年後に変わることになります。
県の教育委員会のHPでその議論の様子を知ることができます。

まだ具体的な改革案が出ているわけではありませんが、もっとも気になる点は
①前期、後期という二つの選抜を残すのか、それとも一本化するのか。
②内申点の扱いをどのようにするのか。
の2点でしょう。現在のところ、未だ白紙のようです。

個人的には受験から発表までの時間をもう少し早くして欲しいと思います。私立中学受験の素早い合否の発表に比べ、あまりにも遅すぎます。受験生の不安な期間を長くすべきではありません。
そして、受験日程をもう少し後にして、受験から入学までの期間を短くして欲しいとも思います。前期で合格すると入学まで2ヶ月も休みの状態になってしまいます。その間に学力が向上するとは思えません。

もう一点。県全体での模擬試験の必要性を訴える声もありました。以前はどの県でも普通にやっていたのですが、鳩山邦夫氏が文部大臣のとき、『業者テストを公立の学校でやって、偏差値による教育をするのは如何な・・・・』ということで一斉に廃止になった記憶があります。その結果、偏差値が無くなったかというとそうではなく、大手塾と民間業者の模試による偏差値が進路の基本になり、進路指導が中学校から塾へと事実上移行したのです。

2010年12月15日水曜日

悠々会のお知らせ。

明日(木)9時半より、今年最後の悠々会やります。都合のつく人は是非顔を出してください。

2010年12月14日火曜日

冠詞

先日行われた中間テストの間違いとして、「ピリオドやクエスチョン、冠詞ををつけなかった」部分で失点する子が見受けられました。


特に冠詞はこれからも付いて回る問題です。
「日本人は冠詞に弱いからねぇ~」とは僕の授業でよく口にするのですが、冠詞が付いていない、使い方が間違っているという事は英語の授業では日常茶飯事で、これは日本語に「a」「the」といった使い方がほとんど現れない事にあります。
具体的に例を見てみましょう。


問.次の英文の違いを述べなさい
1 : I met a friend at the station.
2 : I met my friend at the station.


どちらも駅で友達に会ったという文章です。
ここで文法的に何が違うのかというと、1は正しい文章で「友人の中の一人に会った」という意味になりますが、2は「私のたった一人の友人に会った」という意味になってしまう事です。
これは日本語という事もそうですが、兄や父といった単語を「my brother , my father」と端的に覚えていることもまた良くないのでしょうね。


この例等は学習が深まってから再度学べば良いのですが、初学の段階でそれに歯止めをかける事が出来ないのは講師として悔しい事ですね。

2010年12月13日月曜日

好進料としての高橋メソッド

時にして3週間個人的には大分ご無沙汰の更新になりました。
ストックを作らないものですから手が止まると駄目ですね。
何事ももそうですが、継続には


・勢いを作ること
・それを持続させること
・徐々に減速させて安定させること


です。要はモチベーション操作ですね。
今日は久々で頭も回っていませんのでここからは高橋メソッドでお送りしたいと思います。






高橋メソッドとは?













がでかい














が少ない














そんなプレゼン方法













一度授業で
使ってみたい














黒板消すの
大変だけど














使


みたい!














実際の資料を見たい人は

http://www.rubycolor.org/takahashi/xmldevday8/img0.html














でも卒論では
使っちゃだめだよ!














以上!
また次回!!













(・ω・)ノシ

2010年12月12日日曜日

中2模擬テスト

模擬テストの結果を生徒に返しながら、1人ずつ話をしました。

中2時点での合格可能性の判定はとんど当てになるものではありません。特に理社の中1時の復習が済んでいない段階では判定そのものの意味自体が問われそうです。

それでも、やはりその判定は生徒にとって、ある程度重みがあります。1年後または2年後に直面する現実にわずかでも触れたからです。受け取った生徒たちは皆神妙な顔で話を聞き、引き締まった表情でかえっていきました。

そういう意味で中2の模擬は意味があります。やってよかったと思います。一年後に彼らの結果が、現在の判定を大きく上回るといいなあ・・・。

2010年12月9日木曜日

センターまであと・・

”異邦人”を書いた作家アルベール・カミュが貧しかった少年時代振り返って、こんなことを書いていました。

『僕のうちが貧しいと気づいたのは、お金持ちの親戚の家に行ったとき、全てのものに”誰々の・・・”のように名前がついていることを知ったときだ。うちにはそんなものはひとつも無かった。』
(文章はカミュではなく私の創作です)

”誰々の・・・”は特別な人による特別な何かを予感させるものです。一般的な誰でも持っているありきたりのものとは違う何かです。

予備校系の出版物を中心に”誰々の英文法”とか”誰々の古文”といった出版物がたくさんあります。英語のY氏や国語のD氏はその代表格で、カリスマ的人気を誇っています。それは一般的な本とは異なる特別な何かを期待させるのでしょう。本よりもその作者に心酔する受験生すらいます。ちょっとどうかなとも思いますが、信じきって何かを学ぶのも良いのかもしれません。少なくともあれこれ迷って、いろいろな本に手を出すよりはずっとましです。

たとえそれがどのようなものでも

『ぼろぼろになれば それが 聖書 』(藤原新也・全東洋街道) 

まさに、至言。

センターまであとわずか、迷わずに、今やっていることを信じてがんばりましょう。

2010年12月7日火曜日

『分かること』と『できること』の間

三角関数を教えるとき、sin や cos の値を読み取る練習を必ずします。それは、アナログの時計を読む練習と同じで、少し練習すれば自由に読み取れるようになります。この部分の教え方は人によって大きく異なるところです。ぼくのやり方は、体を使ったちょっと変わった方法です。

ところがこうした練習を馬鹿にする人がそこそこ能力のある人にいます。少しやるとマスターしていないのに練習をしなくなります。『なんでしないの?』と聞くと『分かったから』とか『暗記すれば良いんでしょ?』とか言います。がっくりです。『分かっていない』のです。

時計の文字盤を読むのは『暗記しているから』ではありません。『見ているから』です。そこにあるものをそのように見ているだけなのです。勿論、時計を読む練習の初期には『分かる』ことも『暗記する』こともそれなりに必要ですが、あるレベルからは時計の文字盤を見て時間を『読み取っている』のです。ただ『見ている』だけなのです。なぜ、8時かと聞かれたら、それは定規で8cmのものを測りとるのと同様に『8時だから』というのが理由です。『見ている』ものは忘れることもなければ、間違えることもありません。それが『習熟する』ということです。

少し『賢い』人は『分かる』という部分(理屈)で満足する傾向があります。『分かったからもう良い』というわけです。『分かったのになんで更にやるの?』と思っている節があります。『理屈を理解すること』は『できる』ことの入り口でしかないのです。

2010年12月3日金曜日

受験シーズン到来

高校別進学希望者の調査結果が教育委員会のHPにでていました。

昨年は一過的に中3人口の多い年で、県全体で3000人程度公立高校受験者が増加していました。今年はその分減少し、旧平塚学区の受験者数の動向も落ち着いた感があります。

大磯が100人オーバーである以外は飛びぬけて希望者が多い高校はなく、二宮と湘風が定員より少ない希望者です。実際の志願者とは異なりますが、ある種の傾向は読み取れます。

さて、どこの中学でも受験のための仮内申が出て、3者面談が行なわれています。内申点についてはいろいろな批判が聞かれます。『人間が人間を判断する』訳ですから、なかなか簡単ではありません。僅か一点の増加や減少で、受験校に変化が起こることもあるので、思うような点がとれなかった場合、不満が残ります。

ともあれ、仮内申が出るといよいよ、今年の受験シーズンへ突入です。毎年、これを境に気持ちが切り替わります。『よし、やるぞ・・・』と。勿論やるのは私ではないのですが・・・