2015年2月28日土曜日

県立高校合格発表

八木先生を囲んで
県立高校合格発表です。
学力検査から10日。やっと緊張から開放されます。

少し休んで、また、前に向かって進んでいきます。
生徒もそして私も。

2015年2月22日日曜日

忙中閑あり

高校入試が終わり、私大の入試もほぼ終わり、中学の学年末テストも終わり。後は国立2次と高校の学年末テストのみ。

ふと手の空いた時間に本箱の古い本を整理しました。以前作った高1教材が出てきました。まだ、ウィンドウズになる前、PC98を駆使して作ったものです。扱っている内容は”数列”でした。今は、高2の範囲です。そういえば”三角関数”だって全て数Ⅰでやっていた時期がありました。その時代に比べるとゆとりが終わった今でも、ほぼ1年遅れています。

私立の中堅以上は概ね公立高校より1年程度先を学んでいるのですが、私立が早くなったのではなく、公立が一方的に遅くなったのです。

この地区では今年、平塚中等教育学校の生徒が最初の大学受験となります。教えた生徒の教材やテストを見ると、この地区トップ校の平塚江南より数学に関しては、進度が早いのみならず、扱っている問題のレベルもずっと上だと感じました。

どんな結果が出てくるか気になるところです。

2015年2月15日日曜日

最後の授業

明日、公立高校の入試(学力検査)です。中3の最後の授業をしました。といっても、明日の夜、面接対策の授業を八木先生がするのですが。

授業を終えて、生徒を教室から送り出した瞬間から、彼らは私の手を離れ、自分の力で受検を乗り越えることになります。最早、私にすべきことは何も無く、ただ天命を待つことになります。この数ヶ月の授業の感懐が頭を過ぎります。これは一年に一度必ず味わう奇妙な感覚です。

みんな頑張れ!!

そう願うのみです。

小学校の教科書にドーデの「最後の授業」という作品が載っていました。不思議と今でも覚えています。

ドイツに支配され、最後のフランス語授業となった学校の教師が「ビブ・ラ・フランス(フランス万歳)」と言って授業を終える話です。

数十年ぶりにその作品を思い出しました。

2015年2月13日金曜日

漢検

先週の日曜日、漢検を受ける小学生を引率して藤沢の試験会場まで行ってきました。

公開の会場には塾で実施するのとは違った緊張感があり、いつも見ている子供たちとは違った一面が見え、それが楽しみでもあります。

この体験こそ意味があり、結果などどうでも良いとすら思ってしまうほどです。とは言え、一ヵ月後には合否が出、それをどのように受け入れるかもまた重要な体験です。

降りしきる雨の中、靴を濡らして出かけた半日が彼らを少し変えたはずです。

2015年2月8日日曜日

志願倍率発表

公立高校志願倍率が発表されました。http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p876579.html

周辺の高校は以下の通りです。順に学校名、募集定員、志願者数、倍率。

県立茅ケ崎 357 464 1.30
県立 茅ケ崎北陵 278 356 1.28
県立 鶴嶺 382 436 1.14
県立 茅ケ崎西浜 398 418 1.05
県立 寒川 358 372 1.04
県立 平塚江南 318 395 1.24
県立 高浜 198 219 1.11
県立 大磯 278 324 1.17
県立 二宮 238 283 1.19
県立 秦野 358 431 1.20
県立 秦野曽屋 278 306 1.10
県立 伊勢原 238 287 1.21

感覚的ですが県内の特色検査を実施する上位校の倍率が高くなっているように思います。特色検査も3年目となり、受検の安心感が出たのかもしれません。ライン等の利用の為か、志願変更によって倍率が上手く調整されているようにも感じます。

2015年2月6日金曜日

トマ・ビケティと司馬遼太郎

トマ・ピケティの大著「21世紀の資本」という経済書が日本を含む全世界で人気となっています。

誤解を恐れず内容を換言すると「この200年、資本・資産を持っている人の利益の伸びは、賃金労働をしていう人の利益の伸びよりずっと大きい。その結果、持つ人と持たない人の格差はますます開いている」ということのようです。彼はそれを大量のデータで証明して見せます。

資本主義社会が発達すれば、格差は縮まると言っていた今までの経済学とは別の結論です。ことに日本のように人口減少が予見されている社会では親の富が少数の次の世代へと引き継がれ、格差は急速に開いていくのではないかとも言っています。

働いても働いても豊かにならない多くの人と、あまり働かないで豊かな少数の人がこの国を構成することになるのでしょうか?

作家、司馬遼太郎がどこかで「土地の私有を止めるべきだ。もしそうなれば喜んで私の土地を国に差し出す」と書いていたのを読んだことがあります。多分、30年以上前です。彼の慧眼はここでも深層を穿っています。

2015年2月4日水曜日

雑草のように・・・生きるとは

雑草の研究者・稲垣静岡大教授の新聞コラムはとても面白いものでした。そのうちの幾つか。

1.雑草は森や野原など他の植物と競争して育つほど強い植物ではない。だから、他の植物が生えないところに生える。

2.「雑草は踏まれても踏まれても、起き上がる」と言われるが実は起き上がらない。踏まれたままの形で花を咲かせ、種を作る。

3.雑草の定義は「望まれないところに生える植物である」

4.思想家エマソンによれば「雑草とはいまだ見出されない価値を持つ植物である」

これを読んでから、雑草がずっと好きになりました。

2015年2月1日日曜日

合掌

30年も前、パリにいた頃、ソルボンヌ大学の学生がバスを仕立ててパリからインドのニューデリーまで行くという壮大なツアーを計画しているのを知りました。

問題はトルコから先で、イラク・アフガンの国境を越せなかったら、またパリまで帰ってくるというものでした。

一瞬、気を引かれたのですが、結局参加しませんでした。あまりに危険だと思ったからです。半年後、パリ・・・モスクワ・・・・ニューデリーというルートでインドに入りました。危険なためか、中東上空を飛ぶ飛行機も少なかったように思います、厳冬のロシア(当時ソ連)から熱波のインドという奇妙な旅でした。

その頃から、或る意味で何も変わっていませんでした。

亡くなられた二人の日本人のご冥福を祈りたいと思います。合掌。