2009年11月8日日曜日

入力と出力について思ったことから膨らませてみる

今日はjyuku..choの入力と出力という記事を読んで思ったことを書いてみようと思います。

jyuku..choの言いたいことと本筋はずれそうですが、その辺はあまり気にせず。。

僕は悠々館以外にもブログを書いているのですが、ブログを始めた当初は時々いいネタが思いついたときに、それを温存したくなる気持ちがありました。
内容がしっかりしている記事はそうそう書けるものではないので、ネタがなくなったときに書こうかなぁという感じで取っておきたい気持ちが出てくるのです。
でもそういった取っておいたネタがあるときは、次のいいネタが思いつかなかったりするんですよね。
そのネタを書いた後に、意外といいネタが思いついたりするものでして。

植物が葉から水分を蒸散させるように、日々の思ったことも出力していかないといい入力が得られないのかな?という気もします。
もう少し論理的に書くと、いいネタを書いた後に心に生まれる想いや、読者からのコメントで考察が深まることもあるということになるんですかね。

で、受験を控える塾生に応用してみると、覚えたことをテストすることも大事ですし、ノートという出力媒体にどんどん書いていく、ということも大事なんじゃないかなぁと思うのです。
僕は教え子(特に数学)に消しゴムは使わないほうがいいよと教えています。

(特に数学の)問題を解いていく過程というのは迷路に似ていて、答えまでの道筋を立ててから計算を始める場合と、道筋がまったく分からず手当たり次第に進んでいく場合があります。
どちらにしても、自分が通った道が間違っていた場合に、「一度通ってみたけど、だめだった道筋」として、マーキングしておくことが大事だと思っているのです。
どうしても同じ間違いはおかしがちなので、自分の間違い癖を覚えておくことも大事です。
一度間違えたことはもう一度間違える可能性が高いのです。

かの有名なエジソンは記者から、「とある発明をするまでに1万回失敗したらしいですね?」と聞かれて、「失敗なんてしたことがないよ。うまくいかない1万通りの方法を見つけただけだ。」と応えたらしいですが、たくさんの方法を試してみることもさることながら、失敗した方法を残しておくことも大事だと思うのです。

一時期、「東大生のノートは美しい」のような本がはやりましたが、あながち嘘ではなくて、自分が振り返ったときに、ノートが見やすく記録されていることは学力アップにつながると思います。
最近生徒を見ていると僕のころよりノートを取らなくなった印象があります。

自分の記憶力を過信してはいけません。
人間の脳は忘れるようにできていると思います。(そうでないと日々の辛いことから抜けられなくなる)

一度忘れて、忘れたことを思い出すことで身になっていくのです。

「一度忘れて思い出す」というステップを踏むためには、忘れたことを思い出しやすいように残しておく必要があり、そのためにもノートという形でまとめておく必要があるのです。

・ノートという出力媒体に、間違えた方法も含めて、きちんと記録すること
・後で振り返ったときに見やすいようにノートしておくこと

この2つを両立させることは難しいです。
(後で見やすいようにノートするには、下書きをしてから回答を記載することが一番であり、その"美しい"ノートには自分の間違えた方法が排除されがちである。)

この両立は人それぞれいい方法を考えてほしいです。

と・に・か・く、みなさん、面倒くさがらずにノートを取りましょうね。
そして何度も見直しましょうね。


間違いなく、自分の字を読むことが一番記憶に残りますから。

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