私が大学に入ったとき、学校はストに突入していました。井の頭線沿線にある教養学部に毎日通っていましたが、授業はなく、教室で先輩や自治会の委員や一部教授が議論や演説をするのを聞くだけでした。そんな状態が夏休み近くまで続きました。
田舎から出て来た私は東京のど真ん中でただ一人、三食をどのように取るか?(インスタントラーメン以外作れませんでした)、銭湯にどのように入るのか、洗濯をどうするのか(コインランドリーはまだありませんでした)とうことにも精力を注がなければなりませんでした。
その中で、高校時代に持っていた確たる学習習慣を喪失していきます。毎日机に向かうこと、一定量の勉強をすること。その習慣を忘れていきます。
それが私の人生を大きく変えたことは間違いありません。もし、入学時のストが無ければ・・・、最近そう考えることがありました。数年に渡るヨーロッパを中心とした旅や、30歳近くまでの国内流浪。そんなことも無かったような気がします。勿論、今の生活も。
18歳の自分に今なら最上のアドヴァイスができるのですが・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿