2010年10月6日水曜日

我が意を得たり

病院の待合室で、普段ほとんど読むことが無い週刊誌を時間潰しに見ていました。その時、目に止まったのは”学習塾おすすめの中高一貫校ー首都圏有名400塾、塾長、教室長アンケート”(サンデー毎日)でした。

首都圏の中高一貫校が様々なテーマでランキングしてありました。それ自体はそんなに面白い記事ではなかったのですが、最後の方に『中学校に入ってから伸びる生徒はどんな生徒か?』というアンケートの結果がありました。

1位は『素直な子』 圧倒的一位で、全体の60%程度の人がそれを挙げていました。
2位は『集中力のある子』 これは、当然ですね。1位から随分離されていました。
以下・・・・・・・

結果は極めて普通で当たり前なものばかりでした。ぼくが考えるものとほとんど変わりません。だからこそこのアンケートは意味があると感じました。将に、我が意を得たりです。

乾いた砂に水をかけると、水が隅々まで伝わっていきます。教えたことがそんなふうに生徒に伝わっていくと感じることがたまにあります。そんな時、生徒は見る見る学力を向上させ、驚くほどの勢いで成長していきます。それは素直さや謙虚さと関係しています。他人の考えをどれだけでも受容することができる状態になっているのでしょう。

ただし、ここでの『素直』『謙虚』とは日常の、或いは個人の性格のものとは必ずしも同じではありません。勉強に関しての『素直さ』なのです。それは自分自身の『知』がたいしたものではないこと知ると同時に、自分の外にある巨大な『知の体系』に敬意を払えるかが問題です。

アンケートの下位に『話の聞ける子』というのがあったことを最後に付け加えておきます。

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