「あの先生は昔も頭が良かったから、僕らの悩みがわからないんだよ。」
塾の子供の持ってくる話の中には、たまにこんな内容があったりします。
たしかに自分が中高生だったときを思い出すと、何がわからないのかわからないと言った顔をする先生や、人の考えも聞かない頭の固い先生もいたなぁと思うものです。
しかし今、僕も複数の生徒を持って教える立場にあります。
そしてこの身になってはっと気付いたことがありました。
それは自分がかつてよりも大分押し付けがましくになっている、という事です。
元々主張が強い方ではなく補佐的な立場が落ち着く人間であった僕にとって、これは以前からは考えられない事でした。
もちろん今までも自分の常識と言うか、独自に作った考え方にはかなり頑固な方でしたが、それを他人に強いる事など殆どなかったように思います。
子供の頃と違って、最近は他人から丁寧に教えてもらうといった事が殆どありません。
自分で考えたり調べたり、例え教えてもらっても大枠だけだったりと、行動の大体は主体的な部分が占めています。結果、自分だけの小さな世界が出来上がっていたようです。
自分で言うのもなんですが、小さい頃は素直で受け入れる性格が学業の発展に繋がっていたと思っています。子供の頃は覚えが早いと言いますが、こういった所も要因なのかもしれませんね。
「先生は頭も良いいしわかりやすいし完璧だね!」
そんな事を言ってもらえるようになるべく、もっと子供達を等身大で見ていかねばと決意を新たにする今日この頃なのでした。
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