2010年6月14日月曜日

丸付けについて

最近こんなことがありました。
ある中学生が「学校のワークを提出するとき、丸付けをしてなかったので内申が下がるかもしれない」と言うのです。「丸付けまでして、提出するようにという指示があるのにしなかった」のです。

実はその子に「丸付けなんか必要ないから、しっかりとバツ付けをするように」と指導していました。そのため、解の確認はしたものの、丸は付けず、間違えの訂正だけ赤でして学校に提出したのでした。

僕は丸付けより、バツ付けが重要だと考えています。小学校低学年はともかく、中学以上は丸付けを止めてバツ付けにすべきだと。その理由は”問題が解けたことの確認が重要なのではなく、できなかった問題の認識こそ重要”だからです。

小学生は丸がつくことに喜びを感じますから、丸を派手につけることに意味があります。しかし、大学受験生が数学の問題にいちいち丸付けをしていたとしたら、余りに幼い感じがします。丸ではなく、しっかりと間違いをチェックする・・・そんなバツ付けこそ重要です。

もし、上記の中学生の内申が下がったらその原因のほとんどは僕にあります。と言うのは、テストの点、ワークの内容、その他はほぼ完璧だからです。学校のワークだけは丸をつけるように指導すべきだったのでしょうか。いろいろ反省があります。

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