先日八木先生と物理の話しをしていたときのことです。力学から物理が始まる場合、摩擦力をやるあたりで、分からなくなる人が多いのではないかという話になりました。あるいは、相対速度で既に躓く人も多いかもしれません。
高校の数学、理科についてはある程度生徒が困難を感じるところがあります。
化学では、物質量(モル)を乗り切れず脱落する人が夏休み前に沢山登場します。化学が苦手な人はほとんどここで落伍します。
数学は以前は軌跡が数Ⅰでしたから、そこで大量の脱落者が出ていました。どんどん数学が易しくなり、今の数Ⅰは昔の中学レベルですから、あまり、決定的な場所は見つけられません。強いて言えば絶対値の扱いや、二次関数の最大・最小が山場かもしれません。
そうした山場が時々出てきます。それを一つずつ、上手くやり過ごしていく。そうするとまた平坦な道になる。また、山に出会う。ちょっと頑張る。また、平坦になる。そんな繰り返しです。やがて、山の乗り越え方も上手くなってきます。
壁にぶつかったら、そこで少し頑張ってみます。ひと山越せば、また別の展開もあるのです。
今頃、化学で壁にぶつかっている多くの高校生がほんの些細なことで化学から離れていかないよう願っています。
2010年6月20日日曜日
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