2010年7月2日金曜日

公立高校と私立中高一貫校の差

ある日、化学のことで他の先生の意見を聴こうと思い、「化学分かる?」と聞いたところ、

「あっ、化学はちょっと・・」。
もう1人の先生も同じでした。
彼らは2人とも平塚江南から早稲田理工というルートなのでこれは意外な反応でした。

そのとき、ふと考えたのはこんなことです。

現在、公立トップ校の場合、高1で化学Ⅰの理論の部分を学びます。残りの無機と有機そして、化学Ⅱは高3になってからやります。高2になると物理が始まりますから、しばらくの間、化学をやる余裕は無いのです。そして、高3になってまた化学をやるころには理論の部分もすっかり忘れて初めからということになる可能性もあります。というか、そうした人を沢山見てきました。数Ⅲや英語をやりながら、物理、化学の2教科をものにするのはなかなか大変なのです。

一方、私立中高一貫校では、数学が公立より約1年分速く進んでいます。これは20年前の公立と同じ速さです。その結果、高1で物理も化学も学習することができます。

その差が、大学合格実績に如実にあらわれています。

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