2011年2月21日月曜日

面接と作文

次の高校入試がどのような形になるのかはっきりしていませんが、選抜の中に面接と作文を入れる話もあるようです。

作文はまだしも、面接については異論があります。

私のささやかの経験の中で、非常に親しくなった友人のほとんどは初対面で良い印象を持たなかった人。悪い印象だった人です。彼らは自分を取り繕っていませんから、初めはよく思えません。ただ、付き合う時間が長くなるにつれその良さが分かってきます。

逆に誰が見てもとてつもなく好印象というタイプの人もいます。人生の中で数人ですがそんな人にあったことがあります。その印象はたいてい裏切られることになります。彼らは自分がどう見られているかをよく知っており、残念ながらそれを利用します。

さて、試験官は余程の慧眼を持った方なのでしょうが、面接には必ず恣意性が付きまといます。それが、作為的でないように注意しなければなりません。面接そのものを否定する気はありませんが、得点化には細心の注意が必要です。稀有の才能が面接によって試験を落とされるというケースは洋の東西を問わず様々あります。

同様なのは、以前も書きました特記事項です。この学区では後期選抜の20%枠に特記事項の15点を加える高校があります。その学校は独自入試ですから、5教科で高々190点程度の争いです。そこに、突然ジョーカーのようにして、内容の明示されない15点が加わってきます。この15点はかなり大きな得点です。TVのクイズ番組でよくあるボーナスポイントです。「今までの問題は何だったの?」というやつです。何か意図があるのかと勘ぐられても仕方が無いものです。

何れにしても、子供たちの努力が正当に評価されるシステムであることを望みます。

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