2011年2月17日木曜日

限界を超えて

『もうだめだ』と思ったとき、『それでもまだ頑張ってみる』。そんな体験をいったいどこでするのでしょう。

かなりの距離を走って校庭に入った後、『あと一週』の声。『えーっ』と思いながら、最後の渾身の力を振り絞ってよれよれになってゴールする。そんな昔の部活のことを思い出しました。

中学校の部活については色々な意見があります。必ずしも肯定的なものばかりではありません。確かに批判されるべき多くの点があります。

ただ、今の生活の中で、中、高生が限界まで頑張って、更にその先に挑戦する。そんな機会は運動部の部活を除くとなかなかありません。

勉強でも同じことが言えるのですが、頭の中はあくまで個人のものです。他人が拘束することはできません。そして、多くの人間は自分に甘くなってしまいますから、『もうだめだ』と思うと、さっさと止めてしまいます。結局、限界を超えることができません。それどころか限界のはるか手前で止めてしまうことになります。

あの不合理で理不尽に思えた部活の練習にも、それなりの意味があったのかと思ったりもします。

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