2011年2月6日日曜日

時間って?

時間とは何か?
この問いに明確な解答を与えることは今のところ不可能のように思えます。

哲学者ベルグソンは時計のことを『持続して流れている時間を空間の移動距離に置き換えたもの』というように説明していたと記憶しています。つまり、『15分とは時計の長針が空間上で90度移動したということだ』と言うわけです。

これはなかなか良くできた説明で、気に入っていました。

ところが、ベルグソンの時代には無かったデジタルの時計ができて、話はまた振り出しです。

最近メールで塾のあれこれを先生方とやり取りしています。1対1のときは問題ないのですが、数名でやり取りしているうちに『時系列』が込み入ってきて、よくわからなくなるときがあります。この話はもう解決済みなのか。今している話はひょっとして、以前の話ではないのか。えっ、その話ってどこかでしていたっけ。それが判然としないことがあります。

ネット上の質問で、とんでもなく古い質問(数年前の質問)に今答えているものを見ることもあります。それも、同じ事情かもしれません。

ぼくのようにデジタル時計やメールが人生の途上で出てきたアナログ型の人間にとって,ちょっとした超えなければならない課題のようです。

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