2011年2月9日水曜日

胃が痛い

幸いにも丈夫な内臓を持って生まれたため、暴飲暴食にもかかわらず、胃が痛いという体験をほとんどすることなく生きてこれました。ところが、ここ数年そうでもないのです。

2月7日夜、ネットで教育委員会の記者発表を見ます。後期選抜の倍率の確認です。中3生徒の受験校の倍率を確認します。ほぼ想定の範囲内でまずは一安心。志願変更することなく、10日後の受験を迎える決断をします。

少し前まで、神奈川県の高校受験は全くの無風でした。平塚を中心とした学区では落ちる受験生は大変少なく、受験前から『難しいかな』という子の中で何人かが『運悪く?』不合格になるといった感じでした。ある意味で『事前の検閲』がしっかりしており、受かると考えられるもののみが受験するシステムでした。

ア・テストが無くなり、中3全員が学校で受ける模試が無くなり、学区が無くなり、20%枠ができ、私立の相対的位置が高まり、パブルがはじけ、不景気になり、こうした様々な要因で、公立の受験は不確定な要素が増えてきました。昨年のように生徒数が増加すると、かなりの倍率になります。今年も相当数の不合格者がでることになります。

17日に後期選抜があり、その発表が25日です。私立の発表に比し、とても時間がかかります。その時に、胃がちくちくと痛むのです。教えている生徒の受験は自分の受験より、ずっと神経を使います。自分の人生は自己責任ですが、生徒の人生に関ることの重みが胃にきます。チャレンジ受験をした生徒がいる年は尚更です。そして、今年はその年です。

生徒たち、そしてある意味で私も、不安から逃れるように、勉強に集中することになります。

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