2010年11月22日月曜日

会話虚弱国を変革する①

今に始まった事ではありませんが、英語等の言語を習得する際に「フレーズ」で覚えるという方法があります。具体的にみてみましょう。


問:「今日は何曜日ですか?」を英語にしてください。





答:What day is it today?
できましたか?では次です。


問:「今日は何を食べたいですか?」を英語にしてください。





答:What do you want to eat today?
できましたか?
現在の中学教科書に慣れ親しんだ人は初めの問はパッと答えが出てきて、次の問はさっきより少しだけ時間を使って答えが出てきたのではないでしょうか。また後者がパッと出てこなくても、前者と要領が同じですからそれをヒントに辿れたのではないでしょうか。
この様な型に対応する瞬発力がフレーズにはあります。


英語を学ぶにあたって、文法を学ぶこととフレーズを学ぶ事は同時に行われるべきではないかと考えています。この二つは以下の役割と相互関係をもつからです。
フレーズ:文法の習得を容易にする。思い出す為のラベル漬けの役割を果たす。
文法:フレーズに理論的裏付けを与える。正しい英語を扱える。


現在の英語教育では文法は押えていますが、フレーズはまだまだです。
これはひとえに「発話」不足によるものと考えています。フレーズは音に乗らなければ、自分から口に出さなければ覚えられないのです。特に高校では音に出して読む事はほとんど出来ていないと言ってよいでしょう。



次回に続きます。

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