2010年11月9日火曜日

スパイラル・モデル

先日、学生のビジネスプランコンテストを見てきました。
経営学部が主催だったのですが、現代社会が取り入れられていない部分に目を付け、収支や数年間のプランをかなり具体的に述べていて素晴らしかったと思います。こういったプレゼンテーションを見ていると、大学生もまだまだ捨てたものではないと思うものです。


例えばソフトウェアならば、組み立て式なので設計さえ完璧ならば(それが困難なのですが)各自が然るべきパーツを組み上げて、それをつなげれば思った通りの作品が完成します。
しかしビジネスプランコンテストでは、何の作業をするにしても全員が情報を共有していなければ段々とプランにズレが生じてしまい、作品のクオリティを損なう原因となります。


チームには多角的視点と長所の相乗効果の為にも、様々な人種の人間が必要です。
しかし思考が異なる為に、上記のような同期のズレを生む危険性もまたあります。よってチームには綿密な計画を練る事や、目に見える成果物をこまめに提出する事で意見のズレを修正しながら作業を進めていく必要があります。


今回見たグループの一つに「駅のホームを花と緑で快適通勤に!」というテーマがありました。僕がまっさきに思ったことは「満員電車の中に蜂が入る危険性とその対策」でした。結局この事やこれ以外の非人間的トラブルに対する技術的対策はありませんでした。恐らくこのチームには工学的発想の人物が不足しおり、そこだけがちょっと残念でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿