2011年9月22日木曜日

台風

久々に強烈な台風でした。

塾を休みにするかどうか悩みに悩んだのですが、テスト期間中ということで、中2と中3は授業決行。中1と高校は休講としました。

外で強風が吹き荒れ、様々なものがすさまじい音を立てながら、道路を飛散していく中での授業は、子供の頃の台風の一夜を数十年ぶりに思い出させました。

当時、日本の電力事情は悪く、台風になると頻繁に停電になっていました。その日は父が出張で不在。怖がり屋の母と小学低学年の子供たちがちゃぶ台の上のローソクを取り囲んで、吹き荒ぶ(すさぶ)風の音に怯えながら、食事をしていました。いつかこの夜に終わりが来るのだろうかと考えながら、風の雨戸を揺らす音に震えていたような気がします。

ふと気づくと、布団の中で、いつしか風はおさまり、隣で寝ている母親の存在を確認して安堵したものです。

翌日は台風一過の快晴。さわやかに澄み渡った青空の爽快感と、倒れている物置。垂れ下がった電線。不思議な光景でした。そんな中を友達と大声を出し、走って、学校へと向かっていたのでした。

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