『算数』と『数学』との違いは何か。いろいろ言う人もいますが、納得できる説明に出会ったことはありません。その理由を数学的に説明するものも目にしますが、実際は、数学上の理由ではなく、歴史的な、事務的な(文部行政上の)違いなのではないかと想像しています。
数学ではいろいろな言葉が途中で変化します。『丸』が『円』になり、『ま四角』が『正方形』になり、『変化の割合』が『平均変化率』になります。中学では『上に開く』グラフが高校では『下に凸』のグラフ。数Bで『数列の和』も数Ⅲになると『級数』になり、まるで出世魚のようです。
英語ではおそらく子供から大人まで circle は circle のはず。
数学を含めた多くの科学用語が明治以降の翻訳によっていることにその原因があるのかもしれません。『磁場』と『磁界』のように同じ内容のものが、異なる翻訳のまま現在に至っているものもあります。
いつの日か 『丸の面積をもとめよ。』とか『 三角形あいうと三角形かきくの合同を示せ。』とか『2あ+3あ=5あ』とかになる日が来るのでしょうか?そんなことはないか。
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