2011年4月21日木曜日

中学生に読書の面白さを伝えられたかな

先週の授業中に一人の生徒に一冊の本を勧めました。

5年ほど前、読書を始めて間もない頃に出会って、今でも何度も読み返している大好きな本です。
内容は難しくなく、中学生が読んでも十分理解できる内容なので、読ませてみたいなぁと思ったのです。

その生徒は自分でも「読書をしない」と言っていたのですが、ちょっとだけ内容を紹介したら興味を持ってくれて、読んでみたいと言ってくれました。
で、一週間経って、今日の授業中に「本読んだ?」と聞いたのですが、半分くらい読んだところでお母さんに、「何読んでるの?ちょっと読ませて。」と言われて取られちゃったそうです。(笑)
その生徒曰く、学校の朝の授業で読書の時間があるそうで、その時間に読みたかったそうなのですが。

でも半分くらいは読んだそうなので、内容を話しながら、「道路清掃人の話、面白いよね〜」とか、「あの話は読んだ?」とか話せて盛り上がりました。
ちょうど今日の授業は面接だったので。

その中学生の生徒とも、小学校の時の読書感想文は本当に良くないよねという話をしました。
あれってほんとに「本嫌い」を醸成していると思うんですよ。
僕も嫌で嫌で仕方が無くて、そのトラウマから抜け出すまで長いことかかりましたからねぇ。

そんな話をしながら、じゃぁもう一冊貸してあげるね、と言って「16歳の教科書2」を貸しました。
綾戸智絵さんとか、サイゼリアの創業者の話で、彼らの体験談を語りかけてくれるような本なので読みやすいし、とても心に響く内容が多いので、きっと気に入ってくれると思います。

多分、僕が1、2年かけて勉強を教えること以上に、今回読書の面白さを教えられたことの方が、その生徒の人生にとって、とてもいい経験をさせてあげられたんじゃないかなと思います。
縁あって、今その生徒に勉強を教えているわけですが、学校を卒業してからの長い人生、その生徒は成長し続けて行かなければいけないですし、そうあってほしいと想っています。
そういったことを考えると、今数学を教えることよりも、その生徒が今後の人生の支えとなるような一冊と出会える可能性を与えてあげられたことの方が意味のあることなんじゃないかと思うのです。
早いうちに本嫌いを治してあげられたなら、僕も嬉しいなぁ、と。

しかし、お母さんに本を取られちゃったってのは面白い話だったなぁ。
そのお母さんとも話してみたいわ〜。
今日貸した本もまた取られちゃったりして。(笑)

来週の授業でその本の感想を聞くのが今から楽しみです。

ちなみに、その中学生に貸した本は、下の「新・自分を磨く方法」です。
大人が読んでも楽しめる、僕の中ではとてもおすすめの自己啓発系の本です。

新・自分を磨く方法
新自分を磨く方法

新自分を磨く方法
価格:1,365円(税込、送料込)


16歳の教科書2
16歳の教科書(2)

16歳の教科書(2)
価格:880円(税込、送料込)

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