2011年4月9日土曜日

新入生との授業

新入生との授業はとても楽しい。それが数学であれ、英語であれ、中学生であれ、高校生であれ、とても楽しい。

先日、新高校生に因数分解を教えた。相当優秀なメンバーだったが、彼らが簡単にはできないレベルの因数分解までやった。知恵の輪を外すように、複雑な因数分解には理屈があり、扱い方がある。手順を過たないようにしなければならないし、先を見据えていく洞察を必要ともする。唯の因数分解にも思想がある。それが伝えられたかどうか。いづれにしろ、高校数学の面白さの一端を垣間見せることができたのではないかと・・・

”数学は不公平な学問”で、勉強すればするほど簡単な方法が手に入る。ちょっとできる高校生が5行~6行かけてやっとできるような因数分解が暗算でできたりする。初心者はいつももっとも効率の悪い方法を強いられる。だから、数学嫌いの生徒は直ぐに「めんどくさい」と叫ぶことになる。たくさん勉強して、最強のアイテムを身につけると楽なんだけど。

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