突然、御殿場線に乗ろうと思いました。
沼津まで東海道線で行って、沼津から御殿場そして国府津という経路です。
風はまだ冷たくも良く晴れた日だったので、小学生の娘を連れて行きました。
御殿場線に乗るのは数十年ぶりです。当時、沼津から御殿場へ向かうとき列車はスイッチバック(急勾配の坂道を登るので、列車がジグザクに進んでいく。行ったり戻ったりしながら少しずつ登っていく)方式でした。今もそうかと思ったら電車は何事も無く進み続けるので、なんとなく残念な気持ちでした。ただ、列車のドアは自動的に開くのではなく、ボタンを押して開ける昔のスタイルのままでした。
出発が遅かったので、御殿場に着く頃に夕日が富士山の山際に迫ってきました。
『太陽が沈んでしまうよ』と娘に言うと。
『日本の太陽が沈むとアメリカの太陽も沈むの?』と質問してきました。
『えっ?』と聞き返すと。
『一つの国に一つずつ太陽があるんじゃないの?』と言いかけて、自分の間違えに気づいた風でした。
驚いて、『地球が太陽の周りを回っていて・・・日本が太陽の反対側に・・・』と説明し始めたのですが、良く分かっていないようでした。
最近、新聞で小学生の多くが地動説を知らず、天動説を信じているという記事を読みました。ゆとり教育云々という識者のコメントもありました。
うちの娘も天動説支持者の一人だったのです。
ただ、事はそんなに簡単ではないように思えます。子供に地動説を説明するのはかなり難しい。
地球が丸く、自転しながら、太陽の周りを公転している。それを鵜呑みにさせておぼえさせても余り意味がない気がするのです。太陽は宇宙の中で動いているのか、銀河は動いているのか、宇宙が膨張しているのなら、太陽も移動しているのだろう。相対的な関係の中で、地球が太陽の周りを回っていると言って良いのか。そんな、馬鹿げたことを沢山考えました。
中学受験の理科では、太陽、地球、月、星座の動きをかなり詳しく扱います。公立トップ校の高校生も知らないような事柄でいっぱいです。そこでは、太陽は紙の中心に描かれ、全く動きません。それをたいして疑うことなく信じていくことになります。
日が沈み、駅舎の片隅で咲き始めた桜が電灯に浮かび上がる頃、国府津に着きました。
部活の遠征でよく御殿場線使いました。1本逃すとなかなか次が来ない御殿場線。何度重たい荷物を抱えてホームを走ったことか…(笑)
返信削除重たい荷物?野球ですか?剣道?陸部は違うな。
返信削除>ktymyskさん
返信削除お、初コメントだね。
早く大船行ってみたい。
やっぱり野球だった。
返信削除バントして、手にボール当てた・・・君だったのか。