2012年6月20日水曜日

2番

今回の中間テストのことです。

「学校で2番でした」そう言って学内順位の書かれたグラフを得意そうに見せてくれた生徒がいました。「そう。良かったねえ」と褒めて、テストの詳細を見た後、ケアレスミスを見つけ、「でも、もうちょっととれば1番だったよね」と言ってしまいました。おそらく後一題、彼女にとってつまらないミスがなければ1番になっていたでしょう。

「はい、次ぎ頑張ります」と言って、話は終わったのですが、私は帰りの車の中で反省していました。なぜ、あんなこと言ってしまったんだろう、という後悔です。 大規模校での2番ですから、標準的な人数の学校なら1番かもしれません。素直に、単純に喜んでやればよかった。そう思いました。実際、私は心の中で随分喜んでいました。ても、職業柄よけいな一言が出てしまったのです。

「2番じゃだめなんですか?」と言った国会議員がいました。そんなことありません。「1番なんてどうでもいいよ。2番で十分すごいじゃない」

いつものように、その晩、酒量が増えたのでした。嬉しい夜でした。

2 件のコメント:

  1. 僕も最近似た反省をしております.
    教えていると,もっと行ける,と思ってしまうのかもしれません.

    生徒が成長する事が素直にうれしいです.
    その気持ちをもっと正直に伝えていきたいと思います.

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    1. 昨日の台風は大変でしたね。
      無事帰宅できたようで、ほっとしました。

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