2012年6月17日日曜日

特色検査

新高校受験制度で特色検査をする高校があります。特色検査は2種類あり、ひとつが自己表現、もう一つが実技です。
その内容については各校が概要を発表しています。しかし、具体性を欠くため、実技はともかく、自己表現のほうは必ずしも内容が明確ではありません。

この周辺で自己表現をする高校は、平塚江南、湘南、小田原、厚木といった旧学区トップ校です。合否に関する内訳は 内申:学力検査:面接:特色検査 の比率で

江南  4:4:2:2
湘南  3:5:2:1
小田原 3:5:2:2
厚木  3:5:2:2

となっています。

特に地元の平塚江南は学力検査の比率が上記各校より低く(つまり、内申の比率が高い)特色検査の得点は学力検査の半分(つまり、2.5教科分)となります。特色検査は英語、数学、それに国語の半分の得点と同じ重みを持つことになります。

数学一教科にかかる勉強はかなりなものです。それが二教科半です。その二教科半と同じ得点のテストが内容もはっきりしないままに実施される。頑張っている受験生にとって、「英語と数学と国語半分の得点と等しいテスト、他にするからね。内容は未だ ひ・み・つ!」といっているわけです。以前にも書きましたが、”受験は博打(ばくち)ではない”のです。合格に向けて、周到な準備と努力をした者に門戸が開かれるべきです。その意味でも今回の改変は拙速の感を免れません。

一刻も早い具体例の発表が待たれます。

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