2010年9月5日日曜日

”先生!問題の意味が分かりません”

英検のホームページに以下のような注意書きが出ていました。その一部を掲載しますと。

”最近、年少者の受験の増加に伴い、下記のような状況が増え、試験の進行および他の受験者に迷惑がかかるようなケースが出てきております。保護者の皆様には、小さなお子様が受験される場合には、以下の点にご留意いただくとともに、ご了承の上お申し込みください。

<最近の主な事例>
1.解答用紙の記入欄に、生年月日や名前(漢字)、会場名等が書けない。
2.問題の指示文が読めない。
3.試験中に飽きてしまって、鉛筆を転がしたり騒いだりする。
•上記1に関しては、解答用紙の見本で、事前にご家庭で練習していただくか、もしくは当日必要事項を記入したコピーを持たせるなどしてください。
•上記2に関しては、お申し込みをご遠慮いただきたいと存じます。
•上記3に関しては、他の受験者の迷惑となりますので、退室(失格)していただく場合があります。”

小学生で2級に受かる子もいて、すごい!と思っていたのですが、一方でこうしたことも起こっているのですね。なんとなくその様子が想像できます。年少者ゆえ仕様がないとも言えるのですが、最も重要で基本的な事柄が忘れられているという思いもします。それは、子ども自身でなく、その親がです。何かに熱心なあまり、視野が狭くなっている。あるいは、余裕がなくなっているのかもしれません。

さて、1と3はさすがに中学生になると問題になりませんが、2番は違います。最近、塾で英検の練習問題を解いたところ、問題の指示文についての質問がありました。単語を並び替えた後、指示された部分の単語の番号をマークするのもです。あえて、その質問には答えませんでした。読めば分かることだからです。

設問が少し複雑になると、その内容が把握できない子供が増えている気がします。読んで考える前に、誰かが教えてしまっているからかもしれません。

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