2013年4月1日月曜日

厳しく覚える

戦後教育では、考えることが重用され、暗記することが軽んじられてきたと言えるかもしれません。これらはともに勉強の基本ですが、考えること≒主体的≒自主的≒自由。暗記すること≒無理やり覚える≒強要される≒不自由。そんな図式が暗黙のうちにあったのかもしれません。考えることに比べ、暗記することはいくらかないがしろにされてきたと言えるようです。「勉強は暗記ではない」と声高に叫ぶ教育者が沢山いたのも事実です。

授業後、八木先生と話しているとき、2時間半の授業を単語を覚えることだけに使ってみようという話になりました。メモリの部分をないがしろにしてCPUだけを高性能にしたコンピュータがあり得るかという話も出ました。確かにそうです。CPUの速度を誇るパソコンもメモリーが十分でないとてんで使い物にならないのです。

塾の授業で扱ったことが分かっていれば少なく見ても90%は得点できるはずです。ところが現実はそうではありません。「大体分かりました」「まあまあ大丈夫」「できると思います」 そんなふうに答える生徒の多くは、本人の予想した結果が着いてきません。最後の最後まできちんとできるまで詰めていないからです。

曖昧に覚えた気になっている単語を、確実に、明確に覚えたといえるまでやれたら良いなと思っています。まずは春期講習中に新中3で実行して、その後、中2、中1でもやってみたいと思います。 

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