2012年5月3日木曜日

老いてもいなければ、恐れてもいない

昨年セリーグで優勝した中日ドラゴンズは多くの批判を浴びながら、名将・落合博満との契約を更新することなく、72歳の老人・高木守道を監督に迎えます。そして、横浜ベイスターズでの優勝監督で75歳の権藤博をピッチングコーチにします。45歳の山崎を4番打者に据え、48歳でプロ最年長の山本まさや大リーグで泣かず飛ばずだった38歳の川上を再びドラゴンズに呼び戻します。やはり70代半ばのタレントで、元中日投手坂東英二が応援団長を買って出ます。

開幕前、ある夕刊紙が”中日はゲートボールでもやるつもりか?”という記事を書いていました。この見出しを見て思わず笑ってしまいました。

このドラゴンズの編成は東大出の元中日選手、井出峻(現ドラゴンズ取締役)によって考えられました。

首脳陣が高齢であることをマスコミから指摘されると井出氏は次のように答えました。

”彼らは高齢だが、老いてもいなければ、恐れてもいない”

ますます、高齢化の進む日本ですが、この言葉はある真実を穿っているように思えます。

さて、開幕からひと月、ドラゴンズは首位にいます。

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