2010年7月7日水曜日

体で覚える

中学生と形容詞や形容動詞の活用を覚えるとき皆で声を出して、リズミカルに唱和します。

かろかつ く~う い~い~けれ   だろだつ で~に~ だ~な~なら

A君がこれを だろだつデニーズだ~な~なら と改作しました。ごろが良いので僕も使っています。こうして覚えたものは長く記憶に残ります。

車の運転をしていて、赤信号で止まったとき、突然、頭の中に 
ず~ざら ず~ざり ず~ぬ~ざる・・・・ 
という高校時代に皆で唱和した助動詞の活用が流れたことがあります。高1の時、古典の授業の初めに助動詞の活用をクラス中で叫ぶことが日課になっていました。その頃、反抗期真っ盛りでしたから、ばかばかしくてやってられないとばかりに、あまり熱心ではありませんでした。しかし、他の事はほとんど忘れてしまった今も活用だけは記憶に残っています。

同様なやり方を色々なところで利用しています。三角関数で サイン・コサイン・タンジェントと唱えながら、体を使ってその正負を調べる方法があります。とても便利なので、必ず生徒に教えます。彼ら(彼女ら)が何十年かたって、三角関数のほとんど全てを忘れたとしても、踏み切りで通過する電車を眺めているとき、台所でキャベツを刻んでいるとき、突然『サイン・コサイン・タンジェント』と叫ぶことがあるはずです。

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