2012年8月24日金曜日

エスペラント語

エスペラント語をしっていますか?最近あまり聞く機会がありませんが、かつては将来の世界共通語になるのと言われ、それを学ぶ人も多かったように記憶しています。L.L.ザメンホフという一人の人間が作り出した人工言語です。

先の大戦以降、平和を望む気運の中で、国家主義的な感情から世界市民的な感情への移行もあったのでしょうか、エスペラント語を使う、コスモポリタン(世界市民)として生きる、そんなことを考える人も多かったのかもしれません。

それから、数十年を経、エスペラント語が広まっているようには思えません。世界はますます小さくなり、1国家だけでは大抵のことが成り行かなくなっているにも拘らず、コスモポリタニズムは衰弱し、グローバル化の下、国家間の紛争は却って増加しているかのようにも見えます。

一個人として生きること。国民として生きること。60億になんなんとする人類の一員として生きること。それが同じではないという背反の中に生きて行かねばならないということ。

エスペラント語の衰退?が意味するもの。気になりますね。

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