2012年4月8日日曜日

時熟する

浅田真央ちゃんら日本人スケーターが頑張っているフィギャアスケートですが、こんなニュースがありました。

”初優勝を飾った25歳のカロリナ・コストナーは、このニースで10回目の世界選手権出場だった。2006年トリノ五輪当時から、もっとも才能のある女子の一人と注目されてきた。だがいつもここ一番というときにミスをして、大舞台でのタイトルを逃して何度も泣いてきた選手である。もうこのまま引退するのではないか、と囁かれたこともあった。

「今の気持ちはとても言葉では言い表せません」
 コストナーはそう言って言葉をきり、目を少しうるませた。
「今までスケートの夢を見ると、大会に遅れてしまうなど悪夢ばかりだった。でもこうしてチャンピオンになれて、それも変わるかも」

 あなたほど才能ある選手が世界の頂点に達するのに予想よりも時間がかかったのはなぜだと思うかと聞かれると、彼女は少女のように小首を傾げて少しだけ考えこう答えた。

「才能がある選手は私だけではなく、大勢います。でも私には、きっと今までの時間が必要だったのだと思う」”

 ティーンネイジャーの頃からいつ世界のトップに立つかと注目されてきた彼女だが、こうして10回目の挑戦でようやく頂点に到達。遅咲きながら大輪の花を披露することとなった。(共同)”

成熟には時間がかかります。現代はそれを待つ余裕が無いかのようです。

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