中間テストが各中学で少しずつずれている為、今月はずっとテスト対策の補習をしています。しかも、英検や漢検がこの時期に重なり、人によってはかなりハードなスケジュールをこなさなければなりません。
さて、新しい指導要領に向けて、移行措置の分野が理科・数学を中心に中学のテストに戻ってきました。最も大きな変更は理科です。今回の中3理科のテストでは力の合成・動滑車や斜面での仕事・イオンの知識を前提とした電気分解・中和反応・遺伝といった部分がほぼ全部移行措置です。
昨年までの古い教材ではそうした問題が載っておらず、殆んど対応できません。といって20年も前のものはもっともっと難しくて使い物になりません。この間の10数年は『失われた10年』とも言うべきものです。
ゆとり教育に関してはその役割もあったはずで、デメリットばかりでなく、メリットもあったと思うのですがその反省と評価をきく機会がありません。当時の文部官僚は今どう考えているのでしょうか。
イオンという知識がなく、レモンで作った電池で電球がつくことを教える。そんな馬鹿げた理科があったことを忘れないようにしたいと思います。
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